テレビのない生活を2ヶ月続けてわかったこと|時間が戻ってきた60代の暮らし

部屋の中にテレビがないだけで、時間が戻ってきました。
仮住まいとはいえ、暮らし方を大きく変えたわけではありません。

ただ、朝の支度が驚くほど早く終わり、気づけば時間に余裕がある。

以前より、ずっと穏やかな朝を過ごしています。

そこにあったテレビが、なくなっただけなのに。

テレビは「情報源」ではなく、「時間の置き場所」だった

現在2ヶ月ほど、私は「テレビのない生活」を送っています。

テレビを見なくなると、CMも、新商品も、流行も、ほとんど入ってこなくなりました。

けれど、自分の暮らしにおいて困ることは、ひとつもありません。

ニュースは必要な分だけ、ネットで取りにいく。朝はスマートスピーカーで最新ニュースを聞く。

それで十分でした。

振り返ると、テレビは情報を得るための道具というより、ぼんやりと時間を預けておく「居場所」のような存在だったのだと思います。

「世間の文脈」から少し離れても、暮らしは回る

ある日、友人に「リノベーションのために自宅に足場を組んでいる」と話したときのことです。

突然、「その足場、竹で組んでるの?」と聞かれました。

「いや、ふつうに鉄かなにかだと思うけど…」真顔で答えた私に、友人は大爆笑。

海外で起きたタワーマンション火災のニュースを、冗談めかして言ったのだそうです。

もちろん私もそのニュース自体は知っていました。けれど、足場が竹だったことまでは知りませんでした。

テレビを見ていないと、こういう「世間の細かい文脈」は抜け落ちます。

でも、それで困ることはありませんでした。

むしろ、知らないまま静かでいられる時間のほうが、私には心地よかったのかもしれません。

テレビが消えて、夫婦の時間も少し変わった

我が家には、テレビが大好きな昭和世代の夫がいます。

帰宅すると、まずテレビ。
見たい番組があるわけでもないのに、
「音がないと落ち着かないから」と、ぬかしやがります。

テレビは、画面を見るためというより、無音を埋めるための装置。そんな存在なのでしょう。

対する私は、見たい番組が終わるとすぐ消す派。必要のない情報は、雑音に聞こえてしまい、少し苦痛です。

ところがテレビがなくなってから、夫はスマホでサッカーを見るようになりました。

布団の中で見られる分、夜はさっさと眠る。

テレビや電気のつけっぱなしも、テレビの前でのうたた寝も、なくなりました。

小さな変化ですが、暮らしのリズムが少し整った気がしています。

テレビは「なくても生きていける」

もちろん、完全にテレビゼロの生活ではありません。

車の中では、信号待ちの間にちらっとテレビを見ることもあります。

でも、「へぇ、そうなんだ」と思うだけ。それ以上でも、それ以下でもありません。

知ったからといって、自分の生活が変わることは、ほとんどありません。

リノベ後もテレビを置く

リノベーション後の家には、もちろんテレビを置きます。

私は大画面で映画を見たいし、夫もサッカーを楽しみたい。

ただ、ひとつだけはっきりしていることがあります。

なんとなくテレビをつける暮らしには、もう戻りたくない。

とりあえず音を流す。
なんとなく画面を眺める。

そうして失っていた時間を、もう一度、考え直したいのです。

テレビがなくて困らなかったというより、テレビがあると、必要以上に時間を奪われていた。

そんなことに、ようやく気づきました。

この2ヶ月間は、暮らしの輪郭を取り戻す時間になっています。

 

 

テレビ反対派ではありません。リノベ後には、大画面で映画を観るのが楽しみ!⬇️

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