思い出は多いほうが良い

夜中に目が覚めました。
どこかを旅をしているような、そんな夢を見ていたような気もするのですが、思い出せません。

再び眠りにつくまで、ぼんやりと考え事をしていたら、なぜか千葉の各地の風景の記憶が溢れ出てきました。

千葉の思い出

千葉市に5年間住んでいました。
今から30年前のことです。

▪房総半島の先端にある一面のポピーの花畑
▪南フランスを思わせるような白い外壁とオレンジ色の屋根のペンション

▪やたらCMで流れるので泊まってみたホテル三日月
▪鴨川シーワールドのシャチのダイナミックなジャンプ
▪行川アイランドのピンク色のフラミンゴの群れ

▪市原ゾウの国で象の背中に乗ったこと
▪白い砂浜が続く九十九里浜
▪水平線が湾曲してみえた犬吠埼

▪銚子で食べたイワシづくしのおいしいランチ
▪幕張メッセのホテルの高層階で食べたおしゃれなディナー
▪稲毛にあった小さなフレンチレストランのパンプキンスープ

▪中山競馬場で初めてみたレース
▪花火をみるためだけに行ったディズニーランド

30年経って思い出すのは、美しい風景やおいしかった食べ物ばかりです。
きっとどれもこれも感動したからこそ、写真のように記憶に残っているのでしょう。

そればかりではありません。

日常のあたりまえの風景も鮮明におぼえています。

▪住んでいたアパートの壁の色はモスグリーンで向かいには八百屋さんがあったこと
▪毎日のように長男をベビーカーに乗せて歩いた散歩道
▪近くの割烹料理屋の前にあった水槽の魚たち
▪よく行くスーパーはヤックスで、日用品はオリンピック
▪遅くおきた日曜日の朝は、近くのサンデーズサンにモーニングを食べに行ったこと

本当に、ついこの間の出来事のよう。
記憶がとめどもなく溢れてきて、どれもこれもキラキラと輝いていたことが鮮明に思い出されました。

死ぬ瞬間って、よく走馬灯のように昔のことが思い出されるって言うけれど、あれ？ワタシ、死ぬのかな？と、ベッドの中ぼんやりと思いながらも、なぜか幸せな気持ちでいっぱい。

もちろん、大変だったことや辛かったことも、たくさんあったと思うけど、思い出すのは楽しかったことばかり。

嫌な事や不要な記憶は消去して、上書きしてしまったんでしょうね。

ならば、これからも楽しい思い出はたくさんあったほうがいい。
頭の中のメモリーに、嫌な記憶が入る隙間がないほどに、いろんな経験や体験を積み重ねていきたい！

・・・と、思ったらいつの間にか眠ってしまったようで、とっても気持ちよい朝を迎えられました。

モノより思い出です！