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加齢により誰もが起こり得る 歩かないのに足裏にできるタコ

嫌がる母をなだめて、なんとか皮膚科へ連れて行ってきました。
母の両足裏にできた複数のタコを削ってもらうためです。

それにしても、股関節の悪い母は外出することもなく、歩行は家の中のみ。
なのに、なぜ足裏にはタコができるのでしょう?

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タコができる原因

タコは、皮膚が厚く硬くなった状態です。
強い力が繰り返しかかった場合に、皮膚の防御反応としてタコができるといわれます。

ちなみに、角質が皮膚の外側にたまって硬くなったものをタコと呼び、内側にたまって硬い芯となったものを魚の目と呼ぶそうです。

タコは比較的痛みがないのに対し、魚の目は痛みを感じます。

いずれにせよこれらの原因は、サイズの合わない靴や歩き方のクセなどで、長期間にわたって圧迫や摩擦が加わり続けたことによるもの。

しかし、ほとんど外に出ず家の中だけで過ごす母は、締め付けられるような靴を履いているわけでもなく、長時間立ったり歩いたりしているわけでもありません。

なのに、なぜ足裏にタコができるのでしょう。

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老人の皮膚の変化

結論から言いますと、加齢。
この一言に尽きます。

歳をとると、
表皮をつくる細胞の増殖が低下。

表皮が薄くなる。

皮膚の脆弱化。

加えて、
脊椎、股関節、膝関節などの変形による、歩行の変化。

足への加重のかかり方の変化。

これらの要素が加わるので、たいして歩かず、家の中で過ごしているだけでも、脚には相当負担がかかり、タコができちゃうのですねぇ。

高齢者にタコが出来た時の対処法

では、高齢者にタコができたらどうしたらよいのか?

手っ取り早い方法は、肥厚した皮膚を削ること。
これにより、硬くなった皮膚は幾分緩和されますし、痛かった部分も痛みが和らぎます。

しかし、直接的な原因を取り除いていないので、再び同じ場所の皮膚は肥厚してきます。

皮膚科の先生いわく、家の中で履くスリッパも擦れを起こす原因となるので、できれば踵を包み込むような室内履きが良いとおっしゃっていました。

確かに、足をひきずるようにして歩く母にとっては、スリッパは加重の擦れが生じるばかりか、転倒の危険もありますよね。

しかし、無理。無理なんです。
いまさら、踵を包むような履物に変えるのは、認知症の母にとっては困難ですし、歩き方もいまさら変えられませんし。

結局、今の私にできることは、タコが肥厚してきたら母を説得して皮膚科に連れて行くこと。
これしかありません。
そして皮膚科に行くサイクルは、年々短くなってきています。

しかし、母をみていて私は、家の中で履くスリッパを、踵を包むようなものに変えようと決意しました。
あとは、足をよく上げて歩くこと。
足首のストレッチをすること。

母のおかげで、いろいろ学ぶべきところがあります。

でも、踵のある履物って、踵をつぶして履きそうだなぁ・・・。

 

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