不動産相続登記を自分でやった 効率よく手続きを行うための必要な書類と予備知識

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法務局を出ると、さっきまで降っていた雪が止んでいて太陽が顔をのぞかせていました。
法務局に足を運ぶこと4回。ようやく不動産相続登記の書類を受理していただきました。

やったー!まるで受験を終えた学生のような清々しい気分。
親が持ち家や土地を持っていると、いつかは必ずやらなければならない相続登記。

いずれまたやらなければならない時がくるので、効率よく手続きができるよう、自分の備忘録としてまとめておきます。

 

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相続登記を自分で行う

不動産の相続は、必要書類を集めて申請書に必要事項を記入して、法務局で申請すればいいのですが、なんせ素人がやるには慣れない言葉がたくさん出てきて、簡単には終わらないものです。

時間に余裕があるならば、何度も法務局へ足を運べばいいのですが、仕事をしながらの相続登記は大変です。
なので、そんなときは司法書士に依頼するという方法もあります。

司法書士に支払う報酬は、今や自由報酬だそうで、事務所によりかなりのバラつきがあるようですが、数万円はかかるようです。
戸籍や登記簿謄本の取り寄せ、遺産分割協議書の作成などすべて司法書士にお願いし、これに登録免許税がプラスされると、10万円は軽く超えるでしょう。

しかし、幸いにして相続登記はいつまでにやらなければならないという期限はないのです。なので、自分でやる気力と労力と時間さえあれば、自分でもできるのです。

相続登記に必要な書類

<役所で取り寄せるもの>

  • 相続人全員の戸籍謄本
  • 相続人全員の印鑑証明書
  • 相続人全員の住民票
  • 亡くなった人の改正原戸籍(出生から死亡するまでのすべて)
  • 亡くなった人の住民票除票
  • 固定資産評価証明書(税務課)

相続人とは、配偶者と子ども。相続放棄する場合でも、上記書類は必ず必要となります。
うちの場合は、母と姉と私と夫の4人。母と私と夫は同じ役所で取り寄せられますが、離れて暮らす姉には、連絡して実家に持ってきてもらいました。

固定資産評価証明書は、前年度のものは使えません。3月に評価証明書を発行してもらって、法務局での手続きが4月以降になると、申請は却下されるので要注意。

 

<法務局で取り寄せるもの>

  • 登記簿謄本(全部事項証明書)

父は、登記簿をきちんとまとめて保管していたのですが、何十年も前のペラペラの用紙に縦書きされたもので、非常に読みづらかったので、登記簿謄本を取り寄せたほうがわかりやすかったです。

以上の書類をすべてそろえると、数千円となります。
なお、役所や法務局で取り寄せる場合は、「相続登記申請に使う」ということを伝えること。不動産登記に必要な情報が省かれた証明書が発行されることもあるので要注意です。

いざ法務局へ行こう

素人がいきなり法務局へ出向いて、1回で申請が完了することはまずないので、とりあえず必要な書類を用意してから、確認の意味も含めて法務局へ行ったほうがいいと思いました。

素人ゆえ、登記申請の相談は、30分~1時間はかかります。耳慣れない用語がたくさん出てくるし、特に私の場合は「これはどういう意味ですか?」「なんのために必要ですか?」としつこく聞くので(笑)。

法務局にもよりますが、私の地元の法務局は、相続登記の相談は予約制となっておりました。
なので、出向く前にまず電話で確認ですね。

1回目の法務局で、市役所などで取り寄せた必要書類がすべてそろっているかチェックしてもらい、申請書や添付書類の書き方を説明してもらいます。
まずはここで退散。

相続登記で提出した書類すべて

結局私は、4度めの法務局でようやく申請書を受理していただきました。

1回目の説明では、私がちんぷんかんぷんでよく理解していなかったこと。
2回目の説明では、対応してくれた職員の説明不足だったこと。これ、人のせいにしていますが、本当に感じの悪い方で、わからないから聞いているのに、返答がとても横柄でものすごく印象が悪かったのですよね。
なので3回目の法務局ではあえてその方でない方に相談をして、ようやく納得できる説明を受けました。

最終的に法務局で提出した書類は

  • 登記申請書(法務局からもらったものに必要事項を記入)
  • 遺産分割協議書(相続する不動産の番号・所在・地番・地目・地積をすべて明記)
  • 委任状(母と夫の直筆。母と夫が相続する不動産を私が申請するため)
  • 相続関係説明図(父と相続する者の関係を表にしたもの。これを提出すると後で改正原戸籍を返してもらえる)
  • 住民票(相続人全員と父の除票)
  • 印鑑証明書(相続人全員)
  • 戸籍謄本(相続人全員)
  • 父の改正原戸籍
  • 固定資産評価証明書

以上でありました。
申請書の細かい書き方は、素人ではわからないことが多いのですが、法務局へ行くまえにある程度自分で情報を集めてから出向くこと。そうでなければ、何を質問していいのかわからないまま帰ってくることになり、結局家で再び悩むことになるからです。

相続登記を自分でやる理由

相続登記に着手したのが昨年の12月。なので申請書を受理していただくまでにかかった時間は、市役所に1回、法務局に4回足を運び、約2カ月かかりました。
仕事が休みの日には、他にもやることがあるので毎回法務局に行けるとは限らず。それでも3月までには申請を終わらせないと、固定資産評価証明書が無駄になってしまうので、気力があるうちにできてよかったです。

父が亡くなり、父名義の不動産の相続を自分でやった理由は、単純に「やってみたかったから」。
もちろん司法書士に依頼するとお金もかかるので、自分でできることは自分でやろうと思ったからですが、数万円のお金を司法書士に払うよりも、その数万円があれば劇団四季を観にいける!という、相変わらず単純な原動力です。

しかし、自分でやってみて本当によかったと思いました。

父が守ってきた不動産が、何年にどういう経緯で父の名義になったのかもわかりましたし、土地の面積も漠然としかわかっていなかった自分に気付くことができましたし。
なによりも自分でやった経験は、自分の知識としての財産にもなります。

どうせすぐに忘れてしまうことでも、とりあえずやったことがあるという経験は、次に同じことがあったときも、確実に自信につながるからです。

数日後には、登記簿が完成するので、それを受け取るために再び法務局へ行かなければなりませんので、不動産登記相続で法務局へ出向いた回数は全部で5回になるのかな。

 

父の一周忌には、ドヤ顔で父に報告しようと思います。

 

コメント

  1. ぬーぼー より:

    お久しぶりです。
    大阪に住むぬーぼーです。

     私も、先日マンションの一部完済に伴う
    「抵当権抹消」登録の手続きを自力でやってきました。
     そらはなさんほどの書類はいらないのですが、一度法務局に出向いて「登記相談相談」を受けて慣れてしまえば億劫にならずにすむかなあと思っています。
     
     昔と違ってGoogle先生に聞いたら、いろいろ教えてくれるいい時代になったものですよね。

    • そらはな より:

      ぬーぼーさんへ♪
      こんにちは(#^^#)
      マンションの一部完済で抵当権抹消となるんですね。そういうのも登記相談になるんですね。
      知らないことがいっぱいです。
      ネットのおかげで必要な情報が集められる時代になりました。
      それを活かすのも自分次第なんでしょうけど。
      20代のころには、自分がインターネットを使っている姿なんて想像できませんでした(^-^;

  2. しろうさぎ より:

    申請書類受理、おめでとうございます。
    ご疲れさまでした。
    戸籍等の書類を全部自分で揃えて申請手続きだけを司法書士の先生にお願いした時の報酬は上下同一名義で3~5万円ぐらいのようなので、3名登記で10万円ぐらい自分へのご褒美を出してもいいんじゃないでしょうか。
    お父様にドヤ顔していいと思いますよ。

    戸籍申請まで司法書士の先生に依頼すると実費とは別に1部につき1000円報酬が相場のようです。
    戦前生まれの方だと昭和の改正原戸籍・結婚して除籍謄本・結婚後の戸籍(平成原戸籍)電子化された戸籍と最低4部必要な場合が多いので4000円。
    最近は郵送でも取り寄せられる書類が自治体のHPからダウンロードできるので便利な時代になったものです。
    書類を送る前に自治体に電話して原戸籍が何部除籍が何部あるか聞いてから書類と小為替を送ると二度手間にならなくていいです。
    もし今後郵送で戸籍を取り寄せる場合があった場合のために記憶の隅にとどめておいてください。

    長文失礼しました。
    自分へのご褒美で大きな顔をして観劇を楽しんできてください。

    • そらはな より:

      しろうさぎさんへ♪
      本日、総務局から電話があり、登記簿ができたので取りにきてくださいとのことでした。
      よかったー。不備もなくちゃんと完成したんだなーと、またまたうれしくなりました。
      登記ひとつにつき3~5万円ですか!!ああー!自分でやって本当によかったです。
      いつも詳細な情報ありがとうございます。
      これで大手を振って劇団四季に行けるわぁー!

  3. あべま より:

    こんにちは。
    古い記事にコメントしてよいか迷いましたが、一言だけ吐き出させてください。

    5月の初めに父が亡くなりました。
    相続税の申告も必要のないわずかな遺産でしたので
    預貯金、不動産の相続手続きをしようとしましたが
    私では許してもらえませんでした。

    80歳になる母が自分ですると。
    できなければ専門家に頼むと。

    こちらでいろいろと勉強してきただけに残念でなりません。

    父が亡くなったことに加え、
    私を信用してもらえなかったことがとても悲しいです。

    • そらはな より:

      あべまさんへ♪
      お父様のお悔み申し上げます。
      たしか入院されていたんですよね。お父様もがんばられたことでしょうね。
      そして、相続の手続きのこと。
      ものすごく胸がギューッとなりました。
      お母様が自分でなさる、もしくは専門家に頼むって・・・。
      それだけお元気な証拠なのでしょうけど、私もあべまさんの立場だったら、やっぱりものすごく悲しいです。
      または、お母さまは娘さんに苦労をさせたくないという理由は考えられませんか?
      お父様が亡くなって、お母さまも精神的に疲れていると思いますが、お互い話し合えるといいですね。
      と言うのは簡単で、それがなかなかできないから苦労するんですよねぇ・・・(という私の経験談です)