父が亡くなってから見つけた写真。
幼少期から青年期の父の写真のほか、父の父(私にとっての祖父)の写真まで、驚くほどの大量の写真をどうしてよいかわからず、ずっと納戸に放置してきましたが、このたびようやく処分することができました。
思い出は記憶の中にあればそれでいいと、心から思いました。
重圧を感じた父と祖父の写真
父が亡くなってから、段階的に実家の片づけをしてきましたが、もっとも処分に困ったものが大量の写真でした。
父は、自分の幼少期からの写真だけではなく、自分の父親の写真も大切に保管していました。
そのほとんどは、記念に撮影された集合写真です。
今のように誰でも簡単に写真が撮れる時代ではなかったのですから、台紙に貼られた白黒写真は立派すぎて、果たして捨てていいものかどうか悩みました。
重くてかさばる、しかも埃っぽくてかび臭い写真。
その上、誰だかわからない人たちの写真。
自分の写真ならばいざ知らず、父や祖父の写真を私が捨ててもいいものか。
そんな重圧を自分で勝手に背負いこんで、5年間は見なかったことにして、そのまま納戸に放置していました。
写真を処分できたきっかけ
困って放置していた父と祖父の写真。
それらを、今回帰省した子どもたちに見てもらいました。
子どもたちは、「おじいさん!若い!」「子どもの頃、こんなだったんだ!」と楽しそうに見て、遺したい写真はスマホで撮影して、家族のグループLINEのアルバムに載せました。
しかし、曾祖父の写真には「へぇー」とか「ふーん」とか、そんな感想しかありません。
私ですら会ったことのない人物ですから、当たり前ですよね。
けれども、子どもたちに写真を見てもらったことで、私もようやくひとつの区切りをつけることができました。
子どもたちが「ご先祖様の写真」を見たことで、きっと供養にもなったでしょう。
「残しておいてもしょうがないよ」という子どもたちの言葉の後押しもあり、私はようやく父と祖父の写真を処分することができました。
もちろん若かりし頃のイケメンだった父の写真は、スマホでいつでも見ることができるようになったわけですから、納戸にしまい込まれるよりずっと良いですよね。
自分の写真は自分で整理する
今回、父と祖父の写真を処分して、つくづく思いました。
自分の写真は、自分で整理しなければいけないということ。
子どもに大量の写真を遺しても困るだけだということ。
子どもに見てほしい写真は、自分が元気なうちに一緒にみて、必要なものはデジタル保存するという手段もあること。
私自身、父の写真の大半を処分しても、思い出がなくなったわけではありません。
私の記憶の中に、父はずっと残っています。
思い出は自分の記憶の中に。
それでいいのだと確信しました。
これを機に、私は自分の卒業アルバムを処分いたしました。

コメント
私の社会人の子供たちは、自分たちの卒業アルバムはいらないから、母さんに預けると渡されました。
いらないと言われても、子供の卒業アルバムは成長の証として、保存して置きます。
確か、費用もかかったような気がします。
しかし、自分のは、空き家の実家に置きっぱなしです。
これは、どうしたものかと考えていたのですが、そらはなさんが処分したと知り、しかも自宅に持ち帰る気もないので、手放す事にしました。
かぁこさんへ♪
うちの長男と長女は、卒業アルバムは実家に置いていっています。
「実家は物置場ではない」と伝えましたので、いずれなんとかしてもらいましょう。
対する次男は、大学入学時に卒業アルバムの類は持って行ったのか?それとも処分したのか?実家にはありません。
今度、聞いてみようと思います。
いずれにせよ、なかなか捨てられないのが卒業アルバムですよね~(;・∀・)
返信ありがとうございます。
写真処分について追記です。
私の結婚式の写真、子ども達の七五三の写真等、実家や義理の親に焼き増しして渡しました。
現在、施設に入った親の家じまいで、それらの写真が見つかりました。
役目を終えた写真ですが、取り敢えず持ち帰り、重複して三セットになりました。
結婚式の写真はそんなにいらないけれど、子どもたちの写真は選りすぐりのものです。
今はまだ、保留ですが、おばあちゃんになる頃には断捨離するであろうと思います。
50代、写真の処分は難しいですね。
かぁこさんへ♪
本当に、写真の断捨離は難しいですねぇ。
思い出が絡んできますから、なかなかねー。
結局は自分の気持ち次第なんでしょうけど、いつかは区切りをつけないといけないんでしょうね。
はじめましてm(._.)m6歳と4歳の子を育てている30代の母親です。天馬の衣装ケースのことを検索していたらこちらのブログに辿りつきました。節約のことや子育てのこと、子育て終了したときのこと、大先輩の記録がとてもためになります!今両親はまだ元気ですが、実家の片付けや両親の老後について少しずつ考えるようになりました。様々な記事参考にさせていただきます。これからも更新お願いします(^^)
まっちゃきなこさんへ♪
こんにちは(#^^#)
まだお若いのに、先をきちんと見据えていてすばらしいですね。
お子さんも、かわいい盛りであると同時に、手がかかる時期でしょうに。
私が30代のころは、1日1日の課題をクリアするのに必死で、先のことはあまり考えていませんでした。
備忘録として綴ったブログが、なにかの参考になればうれしいです。