昨年の秋、球根を掘り起こさずそのままにしていたチューリップ。
春になり、土の中から元気に芽を出しました。
よく見ると、一箇所から2〜3つの芽が出ているところもあり、どうやら球根が分球したようです。
「植えっぱなしでもちゃんと育つのかな?」と少し心配していましたが、無事に発芽して一安心です。
近所のお花の師匠に聞いてみた!秋田のチューリップ事情
「チューリップは毎年掘り起こすべき?」
そんな疑問を持つ方もいるかもしれませんが、私の住む秋田では、植えっぱなしでも元気に育つことがわかりました。

2025年3月中旬 芽を出したチューリップ
ガーデニング歴ウン十年の近所のお花の師匠さんによると、
「秋田なら植えっぱなしでも大丈夫。ただし、3〜4年経ったらいったん掘り起こして植え直すと、花付きがよくなるよ。」
とのこと。
実際、師匠さんの花壇には毎年たくさんのチューリップが咲いていて、春になるととても華やかです。
この方法なら、毎年球根を掘り上げる手間を省きつつ、長くチューリップを楽しめそうですね。
植えっぱなしで育てるポイント
植えっぱなしOKとはいえ、長く楽しむためにはちょっとしたコツ があります。
① 花が終わったらすぐに花がらを摘む
花がらをそのままにしておくと球根が痩せてしまうので、花が咲き終わったら花びらごと摘み取ります。
② 葉っぱは自然に枯れるまで残す
葉っぱは光合成をして球根を太らせる大事な役割があるため、黄色く枯れるまでは切らずにそのままに。
③ 肥料をしっかり与える
開花後と秋に追肥すると、球根がしっかり育ちます。
④ 3〜4年ごとに掘り起こして間引く
分球が進みすぎると、球根が小さくなり花が咲きにくくなるので、数年に一度掘り上げて、しっかり育った球根だけを植え直すのが◎。

同じ場所から複数芽を出したので分球したのでしょう
秋田のチューリップは植えっぱなしでもOK!
今回の経験と師匠さんのアドバイスをまとめると…
✔ 秋田の寒冷地ならチューリップは植えっぱなしでも育つ!
✔ ただし、3〜4年に一度は掘り上げて植え直すと花付きがよくなる!
✔ 花後の管理(花がら摘み・葉を残す・追肥)が大切!
▲昨年のチューリップの様子
春の訪れを告げるチューリップが庭に咲くと、やっぱり心がほっこりと癒されます。
50代最後の春、いつもより少しゆっくりと季節の移ろいを感じながら過ごしていきたいものです。

コメント
先月下旬、母が亡くなりました、85歳でした。
実家には畳二畳分ほどの花壇があり、両親は雪解けを心待ちしていました。
母亡き後、父を施設に入所させるため、迎えに来る車を待つ間、花壇に目をやると、わずかに見える土の中からチューリップの芽が出ていました。
今後、通院などの外出は義兄が担ってくれます。その際、父にチューリップを見せに連れて行ってくれるそうです。
北国のチューリップに対する私の思い書いちゃいました。
乙女座の乙女さんへ
お母様、亡くなられたのですね。
遠距離介護は大変だったことでしょう。
そしてお父様は施設に入所されたんですね。
季節を感じさせてくれるチューリップは、きっといろいろな思い出を呼び覚ましてくれることと思います。
春が待ち遠しいですね。
そらはなさん、こんにちは。
実は、私も秋田で暮らしています♪
チューリップの話題、とても嬉しかったです。春にチューリップが咲くのは気持ちがほっこりするので、それを楽しみに球根を掘り起こし植えかえる作業をしていました。肥料をやってるつもりが球根も何だか小さくなるしで大きめの球根を買うしかないのだろうかとか、時には面倒だなと思うこともあったので、教えていただいたコツはとても嬉しいです。来年のチューリップに期待したいと思います 笑
ここさんへ
チューリップは、花期も短いし、花は摘み取らなきゃならないし…それでも春を感じさせるチューリップは良いですよね。
私も、まだまだ試行錯誤ですが、チューリップの球根を太らせて立派に咲かせることが出来るといいなぁ。