オカメインコが突然暴れ出すことを「オカメパニック」と言います。
鳥の中でも超ビビりだと言われるオカメインコは、何かの拍子に恐怖に陥り、飛び回って回避しようとします。
それが広い部屋の中であれば、単に騒いで飛び回って終わるのですが、狭いゲージの中でオカメパニックを起こすと大変です。
今回、ハナはゲージの中で2回目となるオカメパニックを起こしました。
オカメパニックを起こした原因
3年前にも、ハナはゲージの中でオカメパニックを起こしました。
その原因を作ったのは私です。(猛反省)
今回、ハナがオカメパニックを起こした原因は、真夜中の激しい雷雨によるもの。
深夜1時過ぎ、ハナは突然ゲージの中で暴れ出しました。
オカメインコは、音や光など予期せぬ突然のアクシデントにパニックとなりやすいのですが、これまでハナは雷などの音でパニックとなったことはありません。
ゲージには就寝時、布を被せているのですが、稲妻の閃光や雷の落ちる音が同時に起こり、さすがのハナも驚いたのでしょう。
リビングからハナの雄叫びと、ゲージにドカンドカンぶつかる音が聞こえてきたので、私はあわてて飛び起き、ハナのゲージの前にかけつけました。
声をかけながらゲージの布をそっと外してみると、ハナは両羽を大きく広げ、壁に向かって鼻息を荒げながら威嚇しておりました。(←なにと闘っているんだか)
ほどなくハナの興奮は収まったので、そのまま就寝させたのですが・・・。
オカメパニックが怖い理由
朝。
ゲージの中には抜けた羽が6本。
さらにゲージの外に1本。
オカメパニックで、ハナは6本の羽を失いました。
この抜けた羽は左側の風切羽。
そうなんです。
ハナは再び飛べないオカメインコとなってしまいました。
しかし怖いのは飛べないことではありません。
オカメパニックを起こして何が怖いかって、狭いゲージの中でぶつかって出血や骨折などのケガ。
それが引き金になって、最悪の事態にもなりかねないし、中にはショック死を起こす子もいると聞きました。
オカメパニックを起こさないような環境を整えてあげることができればいいのですが、なかなか難しいです。
オカメパニック後のハナの様子
幸い、ハナは出血などもなく、歩いたり動いたりもできるので骨折もなさそうです。
だけど、飛べません。
3年前に10本の羽を失った時と比べると、あの時はまったく飛べませんでしたが、今回は50cmくらいなら飛ぶことができます。
まぁ、50cmの距離を飛ぶと表現していいのかどうかわかりませんが。
また、オカメパニックを起こした翌朝は、自分が飛べないということをわかっていないため、飛ぼうとしてバサバサと下に落ちるというのを繰り返しました。
その後、ようやく事態を理解したハナ。
ひたすら歩いて移動しています。
また、110gあった体重は106gに減り、心配しましたが、その後食欲も戻り体重も増えつつあります。
抜けた羽を一生懸命労わるハナ。
ケナゲで泣ける。
ハナの健やかなる成長のためにも、なにがなんでもこの子を守らねば!
という気持ちがふつふつとわいてきましたが、考えてみるとハナ11歳。
人間でいうと50歳前後のアラフィフのオジサンなんですよねぇ。
前回は、2~3週間で新たな羽が生えてきて、1カ月になる頃には飛べるようになりましたから、今回もそう願いたいです。
ガンバレ!オジサン!
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