東北ではめずらしい五重塔が青森県弘前市にあるらしい・・・と聞き、ちょっとついでに立ち寄ってみました。
見てびっくり。
五重塔と紅葉が見事にマッチして、本当に美しい。
最勝院は、紅葉の穴場的スポットだと思いました。
五重塔×紅葉
最勝院(さいしょういん)の境内にある五重塔は、日本の最北に位置する重要文化財。
失礼だけど、まさか青森県弘前市にこんな立派な五重塔があるなんて、今まで知りませんでした。
木々の葉っぱも落葉し、紅葉の見ごろとしてはやや終わりかけ。
だけど、石畳に広がる黄色の絨毯がまた、美しいではありませんか。
五重塔は、津軽藩3代藩主・津軽信義、4代藩主・津軽信政の寄進により、10年の年月をかけて1667年に完成しました。
350年も前の建物に、耐震技術があったかどうかわかりませんが、今なおこうして立派にそびえたっているということが、すばらしい。
境内のもみじやカエデの、黄色から橙色、そして赤色のグラデーションが、五重塔を見事に彩り、本当に美しい。
最勝院って、こんなにすばらしい紅葉スポットだったのですね。
京都へ行かずとも、五重塔と紅葉のコラボを見ることができるなんて、感動しました。
しかも境内は、誰もいない。
平日だったせいもありますが、それにしても最勝院は紅葉の穴場的スポットでしょう。
最勝院(さいしょういん)
五重塔がある最勝院は、真言宗智山派の寺院。
弘前市の中心部には、46の寺院が立ち並ぶ地区があり、その中でも最勝院は代表的な寺院です。
そして、狛犬ならぬ狛ウサギ?
神社や寺院の入り口に置かれる狛犬は、獅子であることが多いのですが、うさぎの狛犬だなんてかわいいですね。
境内には「平和の鐘」があり、1人一回のみ心をこめて鐘をつくことができます。
私、生まれて初めて鐘をつきました。
そういえば、七五三なんですね。
土日は、きっとお宮参りの方も多いことでしょう。
手水場は、ドラゴンボール(のようなもの)を持った龍。
しかし、水が出ていません。
近くでは、水道の配管を一生懸命作業している方々がいましたが、どうやら落ち葉などで水が詰まってしまった模様。
自然が作り出す美しさは、決して人の手では作り出すことのできないもの。
今、美しいと思った目の前の景色も、刻々と移り変わっていく儚いもの。
だからこそ、一瞬の自然美を目に焼き付けようと、人は花を愛で、風を肌で感じ、体感するためにいろんなところを訪ねたくなるものなんです。
五感が刺激されるって、本当にステキなことなんだと、心底思った紅葉名所、最勝院でした。
住所:〒036-8196 青森県弘前市大字銅屋町63番地
電話番号:0172-34-1123
拝観時間:午前9:00 ~ 午後4:30
休 み:なし
アクセス:JR弘前駅 弘南バス弘前高校前下車徒歩約三分
弘南バスは新寺町(しんてらまち)方面行き
駐 車 場:乗用車3~4台分あり
ホームページ:http://www15.plala.or.jp/SAISYOU/
御朱印もいただきました。300円也。
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