「えっ、今ごろ咲くの?」
そんな驚きとともに、わが家のシクラメンが6月に入ってから再び花を咲かせ、さらに蕾までつけ始めました。
本来シクラメンは、秋から春にかけて咲き、夏は休眠するのが一般的。
それなのに、今年は葉も元気なまま、初夏のタイミングで再び花を咲かせてくれたのです。
今回は、そんな季節外れの開花がなぜ起こったのか?
私なりの観察と育て方の工夫をご紹介します。
肌寒い春の影響?季節を勘違いしたシクラメン
思い返せば、今年の4月〜5月は肌寒い日が多く、例年に比べて気温の上昇がかなりゆっくりでした。
植物は「気温」や「日照時間」から季節を感じ取ります。
つまり、わが家のシクラメンは「まだ春が続いている」と感じていた可能性があります。

6月中旬 シクラメン開花
本来なら夏に向けて休眠に入る時期ですが、今年はそのタイミングを逃し、休眠スイッチが入らなかったのかもしれません。
水やり方法の変更も好影響?
今回咲いてくれたシクラメンは、昨年12月に購入したごく一般的な鉢植えタイプ。
昨年までは鉢底給水タイプを使っていましたが、今年は鉢の仕様が異なり、上からの水やりに変更しました。
もちろん、株元に水がかからないように注意しながら、丁寧に管理。
すると、水とともに空気も土の中にしっかり入ったのか、根の状態がとても良好になったのだと思われます。

未だに葉っぱも青々 蕾もつけだした
青々とした葉が今も元気に茂っていて、株のエネルギーが十分に残っていることがわかります。
その結果として、初夏の開花につながったのではないかと感じています。
今後の管理と、ちょっとした楽しみ
6月中旬を過ぎて、秋田もようやく夏らしくなってきました。
これから気温が30℃を超えるような日が続けば、シクラメンの株もさすがに疲れてくるはずです。
そのときは、直射日光を避け、風通しの良い涼しい場所へ移動させて、自然と休ませる予定です。

2つのシクラメン どちらも元気!
でも正直なところ……
この「季節外れのご褒美」のような開花は、育てている私にとっても嬉しいサプライズでした。
シクラメンは環境とお世話しだいで応えてくれる
植物はとても正直です。
環境が合えば、たとえ少し季節がずれていても、その生命力を存分に発揮してくれます。
今回の開花の理由として私が感じたのは…
- 春のような涼しい気候が長く続いたこと
- 上からの水やりに切り替えたことで根が元気になったこと
この2つが重なった結果ではないかと思います。
もちろん、あくまで素人の観察ですが…。
「夏にシクラメンが咲くなんて」と思っていた私自身が、一番驚いています。
でもそれ以上に、植物と向き合うことの楽しさを改めて感じる、そんな出来事でした。
🌱 まとめ:ちょっとした変化が、植物に大きな影響を与える
- 春の気候が長引いたことで、シクラメンが夏に咲いた
- 上からの水やりが根に酸素を届け、株が元気を維持
- 季節外れの開花は、ちょっとしたご褒美のような嬉しい現象
シクラメンを育てていて、「葉がまだ元気」「なんだか蕾が…」と感じている方がいたら、それは植物からの小さなサインかもしれません。

蕾も花が咲きそうな気配
季節に縛られず、その子のペースで咲く花――
そんな姿をそっと見守るのも、ガーデニングの楽しみのひとつですね。
植物を育てることって奥が深い!
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