我が家にシクラメンがやってきて10日が過ぎました。
今の時期、美しい花を咲かせてくれるシクラメンは、まさに冬の女王の風格。
しかし、水に対してとてもデリケートな一面もありますから、女王様の水やりにはとても気を遣います。
でも、私のような初心者でも、鉢底給水鉢であれば水やりの管理がしやすいです。
シクラメンを3日でダメにした
その昔、シクラメンを買ったら、数日で花茎が全部外側に倒れた経験のある私。
当時は、鉢植えの花というものは、ほったらかしにしていても1カ月くらいは勝手に育つと思い込んでいましたから、その時はなぜに急に花が倒れてしまったのか見当もつかず、倒れた花茎を紐でしばって立たせようとしました。
あわてて水やりをしたりもしました。
でも、花は立たないし、その後あっという間にシクラメンは枯れてしまいました。
20年以上も前のことだったと思います。
素人が、シクラメンを育てようなんぞ100年早い!と思い知ったのです。
シクラメンの水やり
あれから月日は流れ、私も歳だけはとりましたが、シクラメンの育て方に関してはいまだに初心者です。
なぜなら、あれ以来シクラメンには怖くて手を出せないでいたからです。
でも、今ならインターネットというすばらしき情報収集手段があります。
そこで、今回我が家にやってきたシクラメンを、今度こそ立派に育てるべく、シクラメンの水やりについて調べてみたのですが、なんと、シクラメンって水に対して非常にデリケートだということがわかりました。
シクラメンは、球根状の茎や葉に水がかかると、とても傷みやすい性質を持っています。
なので、ふつうの草花のように頭から水をジャージャーかけるなんてとんでもない話なのです。
無知とは恐ろしい。
たぶん私、20年以上前は花の上からジャンジャン水を注いでいました。
だから枯れてしまったんですねぇ。
シクラメンの水やりは、葉っぱをかきわけ、土の部分だけにそっと水をやること。
また、水の与えすぎもダメで、土の表面が完全に乾いてから、たっぷり水を与えるという・・・、まるで腫れ物に触るような…いやいや、女王様のように扱わなければならないのですねー。
底面給水鉢なら管理がしやすい
こんな私のような素人でも、シクラメンの水やりの管理を簡単にしてくれたのが底面給水鉢。
植木鉢の下に、水をためておく部分が一体化になった鉢です。
鉢底に取り付けられたフェルトが、毛細管現象により水を吸いあげ、土の部分に水が供給できる、私にとって夢のような植木鉢です。
便利ですねー。
20年以上前に、こんな鉢、なかったよね?
鉢の下部の水がたまる部分いっぱいに水を供給し、そこが空になったら再び水を足していますが、我が家のシクラメンの場合は3日で水がなくなります。
つまり3日ごとに、水を補給しています。
また、葉っぱはパリッと硬い状態が保てていればよいそうです。
過湿すぎると葉っぱがふにゃっと柔らかくなってくるそうなので、毎日葉っぱに触ってみることも大切です。
10日間のあいだに、終わった花を5本摘み取りました。
葉っぱは3枚黄色くなったので、それも摘み取りました。
しかし、花芽は下からどんどん出てきているので、10日めに薄めた液体肥料を鉢底へ入れました。
シクラメンがやってきて10日経ちましたが、女王様は本日も凛としたお姿です。
オカメインコのハナが、シクラメンのシモベのようになっています。
そして、カゴ風の鉢カバーなんぞつけていますが、コレ、女王様のために新たに買ったわけではありません。
20年以上前にシクラメンを買った時の鉢カバーなんです。
長い間、子ども部屋のゴミ箱として使っていましたが(←オイ)、まさかここにきて、本来の姿を取り戻そうとは、私ですら想像できませんでした。
シクラメンの水やりの管理は、今のところ順調です。
どうかお正月も、きれいな花を咲かせてくれますように。
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