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母の施設入所を考える時

母が介護認定されて8年。

これまでヘルパーさんのお世話になりながら在宅で過ごしてきましたが、最近母の施設入所について考えています。

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母の記憶障害

母は認知症で要介護1です。
自分の身の回りのことは、なんとか一人で行えるので、週3回ヘルパーさんの助けを借りながら、私も仕事を続けてきました。

しかし、記憶障害は徐々に進行しています。

数分前、いや、数秒前の出来事を覚えていないのはもちろんですが、最近は私のこともわからなくなってきた様子。

私を見て、きょとんとしながら「ごくろうさまです」と言うのは、おそらくヘルパーさんだと思っているのでしょう。

そうかと思えば、なにか用事がある時は私の部屋にやってくるので、私のことをいったい誰だと思っているのやら。

先日帰省した次男が
「おばあさんの子どもの名前は?」と聞いたら
「子どもはいない」と答えたそうなので、ついにここまできたかぁ、という感じです。

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食が細くなった

さらに先日、母のかかりつけ医から
「最近食べていますか?」と聞かれました。

先月の検査結果で、アルブミンの値が正常範囲を下回っていたそうです。

たしかに、今年になって母の食べる量が減ってきているなとは思っていました。

歩くのは家の中だけで、1日中テレビの前に座っているのですから、お腹も空かないのはわかりますが、もともと少食だった母は、さらに少食となりました。

施設入所を考える

以前から思っていたことがあります。

母が私のことをわからなくなったら、施設入所を考えようと思っていたこと。
さらに、母の食が細り低栄養状態となるならば、もう在宅では無理なんじゃないだろうか?ということ。

最初は、もしも母が入所するなら、グループホームかな?とも思っていましたが、すんなり事が運ぶとは考えにくいです。

母は、施設に行くのは恥ずかしいことだと思っているので、断固拒否するのは目に見えています。

でも。
低栄養で入院しなきゃならないとしたら?

だったら母も渋々従うかもしれません。

母を騙して連れていくわけではありませんが、グループホームの前段階として、老人介護保健施設(老健)もありかも、と思うようになりました。

 

というわけで、先日老健へ出向いて話を聞いてきました。

老健は、なかなか入所できない(半年~1年待ち)と聞いていたので、冬が来る頃には入所できたらいいな、と思っていましたが、意外にもその前には入れそうな気配です。

月々にかかる費用も、母の年金と遺族年金内で賄えそうです。

老健は、家へ帰るのを目標にリハビリなどに特化した施設ですので、数ヶ月経ったら退所しなくてはなりませんが、その後はグループホームなどを考えればいいかな?と思っています。

老健のスタッフの方にも言われたことですが、入所により認知症が進むことは承知の上です。

とにかく、在宅での冬の火の元の取り扱いが心配なので、その前に入所できるといいなぁと思っています。

 

 

コメント

  1. シナモン より:

    そらはなさん、こんにちは。シナモンです。一人暮らしの私の母(80代要支援1)も今、同じような状態で、姉と次回の介護認定の時は、同席してほしいと言われています。
    ここ最近で一気に記憶力が落ちています。リウマチの持病があり、1年前まで一人で総合病院に通院していましたが、担当医と診察や決められた服薬をしないなど、トラブルを起こし、一人でもう通院は難しいと言われ、姉と話し合って、少し離れた別の総合病院に転院、通院は、3人で行っています。
    決められた薬を飲むようになってリウマチの状態や健康状態は安定していますが、認知症が進んでいます。

    ウチの母もディサービスは嫌だと言うので、週2回のヘルパーのみです。
    もうこの冬は一人暮らしができるのか微妙な感じです。

    お金や貴重品の管理は、実質、姉がやっています。ATMとか自分で行けないので。この冬からマイナンバーでの診察も、ほんと、不安です。紛失が怖いので、姉が預かっています。

    最近、今後のことを考えるとものすごく不安になります。母だけでなく、自分も認知症になったら。。と。

    • そらはな より:

      シナモンさんへ
      私も、母の事をあれこれやりながら、自分も認知症になったらどうしましょう・・・と思っています。
      介護保険制度ができたおかげで、いろいろな支援が受けられるようになりましたが、やはり実際に直面しないとわからないことばかりです。
      シナモンさんのお母さんは、リウマチの持病もあるので薬の管理も大変ですよね。
      でも娘さん2人がついているので、お母さんも心強いと思います。
      私も、母の施設入所という選択が正しいのかどうか、いまだにわかりませんが、自分の気持ちに素直に従おうと思っています。

  2. たむちゃん より:

    ご無沙汰しております
    いつもブログを見せていただいております。
    お母様の様子が、気になっておりました。
    何年か前の私の気持ちや状況を思い出しました。
    娘の事が分からなくなった…等々が、施設入所のきっかけでした。
    老健に入所が決まり その1年後には、特養に入所して6年…
    未だにコロナや感染症で面会が、なかなか思うように叶わない状況ですが、スタッフの皆様のお陰です。
    お母様に合う施設探し、気力も体力もいりますが、ご自愛してくださいね。

    • そらはな より:

      たむちゃんさんへ
      こんにちは(#^^#)
      お母さん、老健のあとは特養に入所されたのですね。
      私も、母が老健に入所したあと、どのような状況になるかわかりませんが、グループホームの他、特養という選択肢もあるんだなぁと思いました。
      経験談、心強いです。
      ありがとうございます。

  3. 白雪さくら より:

    そらはなさん、お母様のために一所懸命やっておられると思います。
    正直、それなのに、そらはなさんのことを他人だと思われているようだったり、「子どもはいない」と言われたりすると、すごくショックだしお寂しいと思います。
    脳の病気だから仕方がないと頭ではわかっていても、そしてこれが他人事だったら冷静に受け止められても、自分の肉親のことだと心は傷つきますよね・・・
    話ずれて恐縮ですけど、知人が同居介護してて、介護されてる親御さんが遠く離れて住んでる知人のきょうだいのことばかり心配してて、知人が「私は誰?」ときくときょうだいの名前を答えて、すごくショックだったと・・・いいんだけど、いいんだけどさ、でもさ・・・と・・・
    そんなふうに、身近な人のことほど忘れるのは、安心してるせいかもしれないですけどね。。。
    知人の親御さんも、ヘルパーさん等の外部の人に対しては非常に礼儀正しく(知人は「外面がいい」と苦笑してました)、そこで溜まったストレスを一番身近で本音を出せる知人にぶつける感じだったので、入所や入院などしてもトラブルとかは少なかったのかもなあと思っています。

    雪国だと、「冬だけ短期入所」ということもありますね。
    お母様の身の安全、そらはなさんのご負担、等々を考えると、限界をむかえちゃう前に対策を・・・とは思いますよね。
    グループホームは、「『退院』後の通所リハビリ」ということでショートステイから慣らしていくのもありだと思います。
    食が細くなったということは、だんだんパワーも衰えて穏やかになっていくような気もするので、意外と施設に対する抵抗も今までほどではなくなるかもしれないな、と思ったり。
    在宅にしても入所にしても、どっちもメリットもデメリットもあり、どっちを選んでもお母様とそらはさんの最善を求めてのことです。そして白雪がブログ読んでて思うのは、そらはなさんの心身のご負担が少なくなればいいなあということです。
    そのためにも、施設選ぶとしたら、そらはなさんが妥協や後ろめたさを感じず「ここならお母様を安心して託せる」と思える施設を選べるといいなあと思います。空き状況とかもあるからなかなか難しいかもしれないけど、そらはなさんご自身の感覚と選択を、大事になさってくださいね。
    そらはさんの幸福を、お母様も心から望んでおられると思います。今はそれをうまく表現できないかもしれないけど、そらはなさんの幸せは、お母様のご希望だと白雪は心から信じ断言します。だから・・・そらはなさんの選択、状況が理解できるならお母様も尊重してくださるはずと信じます。

    何が最善か、正直難しいですけど、あれもこれもすべて叶えて手に入れるっていうことは、ほぼほぼ不可能なのが人生ですものね・・・
    何を選択しても、あとから「これでよかったのかな」とか「ああすればよかった・・・」と思うものなのかもしれませんが、その時々の最善なんだと思います。

    そらはなさん、どうぞ、ご自愛ください。

    • そらはな より:

      白雪さくらさんへ
      「子どもはいない」と言われた時は、認知症とわかっていてもショックでした( ;∀;)
      でも、いつも姉に「母の言動を真に受けるな」と言われるので、今はしょうがないな・・・くらいにしか思っていません。
      雪国は、冬の問題あるあるですよねー。
      母は郵便受けに新聞を取りに行くので、雪で転倒の危険もありますし、ガステーブルでお湯をわかしているので、火の不始末とかヤケドとか、考えるときりがありません。
      在宅で過ごすことが、母の精神状態は一番安定するのかもしれませんが、事故を未然に防ぐためには、いつかはどこかで施設のお世話にならなくてはと思っています。
      自分なりに、どこかで決断しなければならないのなら、今なのではないかと思いました。

  4. このちな より:

    そらはなさん、こんにちは!

    私は義父の介護が有ります。
    お気持ち、良く分かります。

    良く頑張って来られましたね。
    少しは楽をして下さい。入れる施設があれば、どうぞお使い下さいませ

    そらはなさんの事が分からなくなる時が来たら、と言うのはそらはなさんの優しいお気持ちの表れですね。

    そらはなさんもそらはなさんのご自分の人生を歩んで下さい。
    自由に楽しく、心よりお祈り申し上げます。

    • そらはな より:

      このちなさんへ
      温かいお言葉、ありがとうございます。
      このちなさんも、お義父さんの介護があるんですね。
      ほどほどに息抜きしながら、ほどよい距離感で介護をするのが理想的です。
      自由に楽しみます(*^▽^*)