松毛虫物語 見て見ぬふりはできなかったのよ

見てしまったんです。
見なけりゃいいものを、ひとつ見つけてしまうと、目で探してしまうんです。
そして見つけると、ぎゃーっ!っとなる。だから見なけりゃいいものを・・・。

庭にある松の木の枝に同化するように、奴らは身をひそめておりました。
その名も「松毛虫」。
松の木にいる毛虫だから松毛虫。
見過ごすわけにはいきませんでした。

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松毛虫を見た日

マツカレハという蛾の幼虫を松毛虫といいます。
松の木に発生する害虫で、松の他にヒマラヤスギ、モミの葉を食べ、数年に1度は木を枯らすほど大発生すると言われます。

その松毛虫を見つけてしまったのは、休日のある日。
その日は朝から脚立に上がり、松の新芽を摘む予定でした。
はりきって脚立の上に立ち、手を伸ばそうとしたその先に、黒いうごめくものを見た瞬間、体がフリーズしましたもんね。

数秒間息を止めて、それからものすごい早さで脚立からジャンプ。膝も腰も痛いのに、こういう時は俊敏に体が動くものなんですね。
そして少し離れた場所から、松の木をしげしげと観察。

すると、あっちにもこっちにも松毛虫がいるではありませんか。
松の新芽を摘み取って、剪定っぽいことをやってみようという気持は、急速にしぼんでいきました。

*画像には松毛虫は写っていませんからご安心を。

松毛虫がなぜダメなのか

松毛虫の毛には毒があります。刺されると激痛がありその部分が腫れあがります。かゆみは1~2週間も続くそうです。
そして大発生すると、松の木1本を枯らしてしまうほど、松の葉を食べつくします。

しかーし!
毒をもった毛よりも、そのビジュアル!
松毛虫の姿が、なんとも震えるくらいに気持ち悪い。

5~6cmはある大きなボディーの、地肌はシルバー。
そこに黒い毛がフサフサと生えていて、しかもオレンジっぽいラインが体にスーッと1本。
よくもまぁ、こんなに気持ち悪い姿でいられるもんよね。

その気持ち悪い姿を、観察している私も私だけどさ・・・。
松毛虫は鳥も食べないそうだけど、こんな姿は鳥にとっても嫌だろうな。

しかし、数匹の松毛虫ならばまだいいのです。
我が家の松の葉で満足していればいいのですが、大量発生するとご近所にも迷惑がかかりますもんね。

松毛虫の駆除

松毛虫を駆除するには、定期的に有機リン系の殺虫剤を散布するのがいいらしい。

あとは松毛虫の生態を利用して、幹に藁を巻くという方法。
なんでも、松毛虫は夏にかけて成虫となり松の葉や枝に卵を生む。その数200~500個!
間もなく孵化した幼虫は、秋になると幹から降りて、松の木の根元や落ち葉の下で越冬するというではありませんか。

この時、幹に藁を巻いていると、松毛虫がフカフカの藁の中で越冬するため、冬にこの藁を集めて燃やして一網打尽!というわけ。

し、知らなかったー。
時々、木の幹に藁を巻いている姿を見かけるけれど、あれって冬の寒さから幹を守るためではなかったんですね。

しかし、問題は今現在目の前にいる松毛虫なのですよ。
定期的に殺虫剤を散布したり、幹に藁を巻いて冬まで待っているわけにはいかないのですよ。

結局、夕方帰宅した夫が、松毛虫を1匹1匹デレキで捕まえて袋に入れて捨ててくれました。
これにより、松の木に松毛虫を見ることはほぼなくなりました。

松の木を伐採する

それから数日後。
なんと松毛虫が、ようやく芽を出したジャガイモの葉っぱにくっついているのを発見。

ああああああーっ!
もう許せん!
黙って松の葉を食べてりゃいいものを、じゃがいもの葉っぱにいるとは、何様のつもりっ!?

もういやだー。
庭に松の木なんて要らない。
大きな松の木は、昨年から枯れ始めていたけれど、これだって松毛虫に浸食されていたからなんですよね。

週に1度くらいしか庭木の手入れができない私と夫に、マメに手をかけなければならない松の木の世話なんて無理なんだよぉぉぉぉ。

母に松毛虫のこと、松の木が枯れてきていることを説明し、松の木を伐りたいと話すと
「いいよ。切ればいいじゃない。松の木も古くなったしね。いつかは切らなければならないのだから」と、あっけなくOKの返事。

速攻シルバー人材センターに予約の電話をいれました。

居心地の悪い庭造り

そもそも松毛虫は、幼虫のまま越冬するというところがすごい。
そして、その松毛虫が越冬しやすいように、私は昨年最高の環境を整えていたことに気が付きました。

昨年の秋、見よう見まねで松の枝葉を剪定したのですが、その切った枝葉はそのまま松の木の下に放置していたのです。
なんと私、松毛虫にフカフカの寝床を提供していたんですよね。

くぅぅぅぅ~。
もう2度と松毛虫が、フカフカの寝床で越冬できないようにしてやる!

落ちていた枝葉を撤去。
草も刈って、松毛虫が潜り込めないようにしてやった!

松の木の近くに咲くジャーマンアイリスの周囲の土も、てっかてかのパンパンにしてやった!

日陰にあるシダ植物の周囲も、つっるつるのさらっさらにしてやった!

夫が植えたジャガイモ畑も、トゥルっトゥルのペッカペカにしてやった!

松毛虫たちよ。
もう2度と、ぬっくぬくのふっかふかの寝床で冬を越すことはできないのだよ。
おまえたちにとって、最高に居心地の悪い庭を完成させてやるのだ。

三角ホーの腕が鳴る。
50肩で左手は上げにくいけれど、居心地の悪い庭造りのためならば、どんどんジャンジャン草刈りができるもんね。

枯れ始めている松の木。

今年は、庭の松の木をすべて伐採します。
これも松毛虫のおかげかと思えば、そのナイスなボディーもかわいいもんよね。

松毛虫、ありがとう。
でもやっぱりあなたのビジュアルは無理だわぁ・・・。

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コメント

  1. ゆうゆう より:

    初めてコメント致します。
    うちと同じ状況で、思わず笑ってしまいました(^o^;)父が植えた松の木の下、毛虫の温床となってましたが、数日前キレイさっぱり掃除&草取りしました。今年は奴を目撃しないよう祈るばかりです(>_<)

    • そらはな より:

      ゆうゆうさんへ♪
      はじめまして(#^^#)
      我が家と同じ状況の方がいるなんて、なんだかほっとしてます(^-^;
      ナチュラルガーデンといえば聞こえはいいけれど、やっぱり草や落ち葉はきちんと片付けてきれいにしなければならないのだと、あらためて思いました。
      私も奴らの姿はもう見ないことを祈ります。

  2. えりあママ より:

    お庭がピッカピカのつっるつるのさっらさらのトゥルットゥルになりましたね〜
    普段お仕事されてるのにさすがです!
    松毛虫、怖いもの見たさに検索して後悔しました
    アイツそんな名前やったのか!
    うちの松は見当たらなかったけど硬い松葉を食べるって根性ある毛虫だよね〜

    私も松の手入れは嫌です。痛いし松ヤニ取れないしさ
    いっそのこと枯れたらスッキリするかなーなんて思ったりするよ

    • そらはな より:

      えりあママさんへ♪
      トゥルットゥルにしました。
      しかし、やっぱり草は生えてきます。
      でも奴らのナイスなボディーはみたくないので、今後もトゥルットゥルにしていきたいと思っています。
      今年は松の新芽取りはしないまま、伐採する運びとなりました。
      管理のできないものは、手放すしかないのかなーと思っています。

  3. ちかちか より:

    私も検索してどんな虫か見ちゃいました。。うわわ〜〜です。
    うちの松にはいないようです。寿命で枯れ始めて松ぼっくりをたくさん落としてます。
    こちらには海岸に松林が長く繋がり、松は子供の頃から見慣れていますが、見たことないです。たぶん空からの薬剤散布で松枯れ病の原因になる虫は死ぬのかも。
    うちの松の根本は私がやらないから落ち葉もいっぱい。きっと何かしら虫がいるんだろうなあ〜〜頑張って片付けよう。虫よりもノラ猫がトイレにしていく可能性が高いです(泣)

    • そらはな より:

      ちかちかさんへ♪
      ははははは(^-^;見ちゃいました?ナイスなボディーを。
      松の木の寿命ってどれくらいなんでしょう。自然に枯れてくるものなんですね。
      そういえば先日、近くの松林で松の木が倒れていたとニュースになっていました。
      害虫の被害でなはく、老木で自然に倒れたみたいです。
      木も大きくなりすぎると、いつ倒れるかわからないですから、本当に管理が大変ですよね。
      うちは落ち葉を片付けるようになったら、今年はムカデを見ていない!
      うちの地域はムカデが多くて、春から夏にかけて家の中にムカデが出るのですが、そういえば今年は1匹も見てない!!