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未来は思い通りにはやってこない

旅に出るのも大好きですが、旅の行程をあれこれ考えるのも大好きです。

いつもなら、行くことが決まったら、ワクワク感で満ち溢れるのですが、実は最近、ほんの少しの不安も覚えるようになりました。

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思い立ったが吉日

子育ても終了し、これからは自由に遊びに行けるぞー!と思っていたところにコロナ禍がやってきました。

4年間、家で悶々と過ごしてわかったことは、行きたいところへ行ける自由と、会いたい人に会いに行く決断が、どんなに必要であり大切だったかということ。

そこで今年は、ふと思いついた些細なことは、一人でもどんどんやっていますし、友人たちへも声をかけるようにしています。

みんな思いは一緒のようで、ほぼ100%の確率でノッてきます。

明日ランチに行かない?というサラッとしたお誘いから、半年〜1年先の旅行計画まで。

時には一人でも出かけます。

「遠足は家に帰るまでが遠足です」

そんな話を小学校の頃先生から聞かされましたが、今の私にとっては「旅行は思いついた時から始まっています」そんな感じ。

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未来は予定通りにやってこない

ところが最近、計画を立てると、ワクワク感の中に、小さな黒い点が現れるようになりました。

黒い点というのは、不安のことなのですが、自分が計画を立てた通りに、果たして実行できるのか?という漠然とした不安です。

未来の、起こるか起こらないかわからないことに対して、不安に感じる必要はまったくないのですが、この歳になると自分ではどうすることもできないような事が起きてしまうこともあります。

例えば、友人のお話。

1週間先に、2人の友人とバラ園に一緒に行く約束をしていたそうですが、前日、一人の友人は家の中で転んで骨折し、もう一人の友人は、やはり前日にお姑さんが亡くなったので、バラ園には行けなくなったという話です。

家の中にいても怪我をするし、お姑さんが亡くなることは、自分ではどうにもできない不可抗力です。

若い頃は、自分の未来は必ずやってきて、実行できることを信じて疑わなかったものですが、50代ともなればそうもいかない現実を突きつけられます。

親の介護もそうですが、自分自身だって明日はどうなるかわからない。

自分のことをポジティブだと思っている私でも、未来が思い通りにやってくるとは限らない、という現実をヒシヒシと感じています。

今を楽しむ

外に出たら交通事故に遭うかもしれない。

電車や飛行機に乗ったらトラブルが起きるかもしれない。

家族が怪我をしたり、病気になったりするもしれない。

考えだしたらキリがありませんが、未来のことは誰にもわかりません。

シーツを洗濯しようとしたら、剥がしたシーツに絡まって転び、足を不全骨折したことがある私。

大人しく家にいたって、予測不能の出来事が起こるわけです。(私がベッドからジャンプしたのがいけないんだけどさ)

やりたいことをやる。

思いついたことをやってみる。

それはなにも旅行ではなくても、野菜を育てたり花を植えたり、家の中を片付けたり、とにかく自分が心地よいと思うことをどんどんやっていく。

バラが咲いたー!キレイだなー!

いずれ気力や体力が失われていく時がくると思いますが、その時はその時。

今、この瞬間を、ただ楽しむだけ。

人生の最期を迎える時に、幸せで満ち溢れる思い出がたくさんあれば、最高だと思っています。

 

 

 

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