自分のエンディングノートなるものを準備するようになったのは、3~4年前から。
我が家の家計管理は私がやっているのですが、夫は一切知らないので、私が死んだら家族が困るよなぁ・・・と思うようになったから。
どこの口座に貯蓄額がいくらあるかということを、一覧にしてまとめていたのですが、最近になってようやく気が付いたのです。
貯蓄額は重要じゃないってこと。
父が亡くなって相続の手続きをいろいろやったからこそ、わかったことでした。
エンディングノートとは
ending note=終了ノート
直訳するとこうなるわけですが、自分の人生の記録や遺された家族に伝えたい情報なのですよね。
家族が困らないようにするためのものであり、自分の備忘録でもあるわけですが、私が今死んだら夫や家族が一番困るのは、お金の管理なのです。
結婚してから今まで、夫の給料と私の給料はすべて合算して家計管理をしてきたので、夫は我が家にどれくらいのお金があって、それがどこで管理されているのかは、ほとんどわかっていません。
長男が大学生になって教育費にお金が吸い込まれるように飛んでいき、ようやく私の節約魂にも火がついたわけですが、同時にお金の管理も、誰がみてもどこに何があるかわかるようにしておかなければならないと思うようになりました。
今の段階で、私にとってのエンディングノートは、ズバリ財産管理をまとめたもの。
家族に伝えたい自分の想いとか自分史的なものは、もう少し歳をとってからでいいな・・・と思っているので、とにかく今のうちにお金の管理について、きちんとまとめたいと思っていました。
我が家の貯蓄一覧表
どこの口座にお金がどれくらいあるかを一覧表にして、クリアファイルにまとめました。
「何かあったらこのファイルをみてね」と家族には伝えていますが、誰も中身を見ようとしない(笑)。
ところがこの貯蓄一覧表は、定期的に更新しなければならないことに気づいたのです。
だって、貯蓄の増減は当然あります。
コツコツお金を貯めても、車の購入で一気に目減りしたりもします。
本来であれば、年に1度は貯蓄一覧表を更新し、1年間の反省と新年度の目標を立てるべきなのですが、結局エンディングノートという名の貯蓄一覧表は、一度作成したらそれで満足してしまい、3~4年間更新していません。
だって、めんどくさい・・・。←オイ
必要なのは貯蓄額ではなかった
今年の5月に父が亡くなりました。
相続関係の手続きは、私が一人ですべて行ったのですが、実際にやってみると、父名義の口座にお金がいくらあるかなんてことは、実は重要なことではなかったのです。
なぜなら、銀行側では父の通帳や貯蓄額をすべてわかっているので、窓口で言われた通りに手続きを進めると、なんの問題もなくお金は家族へ相続されるからです。
貯蓄額なんて、わざわざエンディングノートに書かなくても良いということに気づいたのですよね。
大切なのは、どこの銀行の通帳を持っているかということ。
幸い父は、田舎の限られた銀行にしか口座は持っていなかったので、特に問題はなかったのですが、もし家族の誰も知らない金融機関に口座を開設していたら・・・?
その金融機関に預けているお金は、長いこと誰も知らないまま眠るってことになるかもしれないのですよね。
ネットバンクこそ知らせなくては
通帳のないネットバンクこそ、私が死んだら葬り去られる口座です。
ネットバンクのHPでしか通帳残高はわかりませんから、家族がネットバンクの存在を知らなければ、口座のお金はずーっとそのまま放置されるってことになります。
そんなわけで、最近作った財産管理表。
地元の金融機関であれば、キャッシュカードの暗証番号と印鑑を押す。
ネットバンクであれば、IDとパスワードを記す。
この情報さえあれば、家族は私に代わって口座のお金の出し入れをすることができます。
闇に葬り去られる口座がないよう、すべて記しておくことが必要なんですよね。
3年日記でエンディングノートを始める
先日、3年日記を買いました。
1ページに3年分の日記が書けるものです。
1ページが3段に区切られていて、3年間の同じ月日に何があったか一目瞭然でわかるもの。
ノートはハガキより一回り大きいくらいなので、日記として書くスペースもそんなに無く、ちょうどいい感じ。
3年という月日は、中学や高校の3年という区切りがちょうどよいと思ったのと、5年日記や10年日記では、日記本体がボロボロになってしまうかな・・・と思われたから。
この3年日記の後ろのフリーページに、先ほどの財産管理表を張り付けておこうと思います。
“デジタルの時代だからこそ残そう 手書き文字”
そうなんです。
あえて手書き日記で一日の出来事を記していこうと思ったのは、自分がボケないように記憶力を鍛えるためであり、毎日手にすることで、エンディングノート的な財産管理も目にすることができるから。
そして、3年かけてこの日記には、自分の友人などの連絡先や家族に伝えたい言葉などを、書き溜めていきたいと思っています。
エンディングノートと題うって、家族に伝えたい言葉なんて言われても、すぐには思い浮かびませんが、日記として日々思ったことを書き記しておけば、その中から伝えたいことが出てくるかもしれません。
3年という周期は、今の私にとっては情報を整理するちょうどいい時間だと思っています。
パソコンやスマホで文字を入力することが多くなった今だからこそ、自分の文字で記したいという気持ちになりました。
でも、一番大きな影響は、父が死ぬ直前まで書いていた3年日記を読んだから・・・なのかもしれないなぁ・・・。
コメント
そらはなさん、こんにちは!
私はずっと以前に10年だか5年だかの日記を書きました。
何年も書き続けましたが、今は読み返したくありません。愚痴が多かった!
この愚痴は墓場まで持って行こうと思っているので、早く日記を燃やさなくてはと思っています。冗談かも知れませんが、娘が私の死後、葬儀で日記を朗読するなんて事を言うんですよ。こんな風に脅かされると、とても置いてはおけません。
誰にも見られたくないですね。私でさえ読み返したくないです。
でも、この先明るい、内容なら記録的な事だけなら書いてもいいかな?と思っています。
うぐいすさんへ♪
ははははは(^-^;わかりますー。
私も若かりし頃書いていた日記の類は、読み返すと恥ずかしいことだらけで、すべて捨てました(^-^;
これから記そうと思っている3年日記には、単純に今日あった出来事と感想をさらっと書く程度にします。
あくまでも自分の備忘録なので、感情的な言葉は書かないようにします。
いずれ子どもたちが見ることになるかもしれない日記なので、私が管理していた部分を、この日記をみればわかるように記していければいいなぁと思っています。
その前に・・・継続できるかどうか、それが最大の問題だったりしますけど・・・。
私も、前から自分が死んだらネットバンクは困るなあと思っていました。
口座から落ちる各社の変更手続きを旦那はできるだろうか?とか。
そらはなさんを見習って一覧表を作ります。
年末ですね。いろいろあわただしくなりますが、そらはなさん、読者のみなさんご自愛くださいね。
ちなみに私は日記を何十年も書いてきましたが、まとめて捨てました。見られたら困ることだらけですので。
水仙さんへ♪
うちは田舎で、地元の新聞に死亡広告を載せることが多いので、地元の銀行はこの新聞をみて口座を凍結するらしいです。(銀行に勤める友人にきいた)
しかしネットバンクならだれもわかりませんから、凍結されることなく出し入れは可能ですよね・・・きっと。
葬式代とか当面のお金は、ネットバンクに入れておいたほうが、ある意味便利かも・・・なんて思ったりしてます。
ただし、子どもたちが遺産相続でもめないということが前提ですけどね・・・。
いずれにしろ、お金のこと、家の中のことなど、今まで私がやっていたことは、きちんと引き継ぎできるよう、記録として明確にしなくては・・・と思っています。
今年も残りわずかとなりましたね。
まだまだいろんなことを見たり聞いたりしながら、経験豊かな暮らしを目指したいと思います。
私も3年日記 今年2冊目が終了です
次の3年日記も買わなくっちゃ
大切な行事とか 親戚関係とか
やはり日記は役に立ちます。
手書きの方が付け足して色々かけるし
私の様なパソコン音痴には
知りたいことがすぐに探せる便利帳にもなってます^ ^
ただ ブログを始めてから 書くことが減り 今回の3年日記は白紙が多かった(;^_^A
来年からは仕切り直してまた いろいろ書いていきたいと思ってます(*^^*)
しろみさんへ♪
おおお!3年日記の先輩ですねー!
親戚関係の贈答品なども、書き留めておけば便利ですよね。
自分の覚書として、そして家族に残したい情報として、有効活用していければいいなぁ・・・と思っています。