3人の子どもたちは大学進学を機に家を出たので、夫婦2人暮らしになってから6年目を迎えます。
日常生活に子どもがいないという暮らし方にもすっかり慣れ、肉体的にも精神的にもずいぶん楽になりました。
そんな私の休日の過ごし方は、やりたいことがたくさんあって困ります。
50代という年齢
3人の子どもたち全員が家を出ると、私も再び自分だけの時間が持てるようになりました。
これは、結婚して長男が生まれて以来のことなので、20数年ぶりです。
また、子どもたちが独立するとともに、親の状況が大きく変わりました。
父の急逝、母の認知症など、この7年間でいろいろなことがありました。
幸いなことに、母はある程度の手助けがあれば、自分の身の回りのことはまだできる状態なので、今も私は仕事を続けていることができます。
しかし、徐々にいろんなことができなくなっていく母を見ていると、今後はどうなるんだろう?という不安もあります。
私にとって50代という年齢は、子どもの独立で子育てから解放される時期。
そして、親のことで様々な問題が見えてくる・・・そんな年齢です。
子どもが独立したあとの休日の過ごし方
そんな私の休日は、家庭菜園と庭造りに没頭することが大半です。
▲2023年6月 バラの花壇
7年前に父が亡くなってから、ジャングル状態だった庭をなんとかしようと一念発起したのが始まりですが、今では家庭菜園と庭造りが楽しくてしかたがありません。
昔は嫌だった庭が、少しずつ自分好みに変わっていく様子にワクワクします。
人生、何が転機となるかわからないものですね。
▲2023年6月 ポタジェガーデンの様子
あんなに嫌だった庭や畑が、今では究極の癒しの場所となっているのですから。
そして、土いじりや虫が大嫌いだった私が、まるで子どもが砂遊びに没頭するかのように、畑で1日を過ごしているのですから。
3人の子育てで目も回るような忙しさだった時には、こんな未来の自分の姿を想像すらできませんでした。
50代夫婦それぞれの過ごし方
夫とは、休日が合うことはあまりないので、休みの日はお互い好きなことをやって干渉しない。
これが夫婦円満の秘訣です。
そして「一人で生きていける自立した老人をめざそう!」
これが私たち夫婦の合言葉でもあります。
▲2023年6月 スーパーベナ ピーチメルバ
夫婦は、お互い協力し合って一緒に助け合って暮らすことも必要ですが、いつかどちらかが先に逝ったとき、遺されたほうが困らないよう、衣食住に関する最低限のことは自分でやれるようにしておかなければなりません。
そして、夫婦でもお互いの距離感は大切です。
趣味はなんですか?
50代になってから、気づいたことがあります。
趣味というものは、「読書」とか「音楽鑑賞」とか「旅行」とか、そういう枠にはまったものでなくてもいいのだということに。
▲2023年5月 センター花壇の様子
子育て真っ最中だった頃は、私にはこれといった趣味もなければ、特技もない。
老後は何をしたらいいかわからない・・・なんて、思ったこともありました。
しかし、今は休日にやりたいことが溢れていて、困るほど。
▲ルッコラ リーフレタス ラディッシュ
畑で野菜を育て、季節を感じ、それをおいしく食べる方法をあれこれ模索する。
家の中を大好きな快適な場所にするため、掃除したり片付けたり飾ったり。
▲アスターの花束をつくる
毎日自分が過ごす場所が大好きになれば、もう最高ですよね。
50代。
今の私の趣味は「毎日の暮らしを整えること」です。
そして、庭を眺めながらボーっと過ごす時間も大好きです。
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