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育てたように子は育つ モノより思い出という子育ての信条

「親の背中を見て子は育つ」とはよく言いますが、子育て真っ最中の頃は親自身も必死で、なかなか余裕を持って子どもに背中は見せられないものです。

しかし今回、帰省した3人の子どもたちを見て、「育てたように子は育つものだなぁ」としみじみ思ったことがあります。

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子どもたちがお金をかけるもの

コロナ禍であり、その上、大雨で県内のあちこちが冠水したり、列車が運休となったりで、帰省予定だった3人の子どもたちが無事に帰ってこられるかどうかは、本当に直前までわかりませんでした。

しかし、幸運なことに雨の晴れ間をぬって全員帰省。

久しぶりに子どもたちの話が聞けて、暮らしぶりや生き方などがよくわかった今回の家族の再会。

社会人となった3人の子どもたちに共通していたことは、お金を費やす対象が、モノではなく旅行などの体験を重視していたということでした。

3人とも口をそろえて「物欲はない」と言います。
そして、3人とも趣味は「旅行」だと言うではありませんか。

コロナ禍で、以前のように気軽に出かけられない世の中ではありますが、それでも時間とタイミングをみて、旅に出かけていました。

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子どもたちから家族旅行の招待を受けた

そんな中での今回の帰省の目的は、家族旅行でありました。

今年の春先、子どもたちから「子育てお疲れ様でした」と称して家族旅行の提案がありました。

旅行費用は3人の子どもたちが出すというので、私も夫も完全に招待客です。

1泊2日の県内旅行は、10数年ぶりの家族水入らずの旅行となり、移動中の車の中や食事場所では、これまでの家族の思い出やお互いの近況を大いに語り、話が途切れることがありませんでした。

 

上げ膳据え膳の食事は、私にとっては究極の贅沢であり、その上ふだん飲まないくせに日本酒の利き酒なんかもしちゃったりしたものだから、酔っぱらっちゃってのまぁー饒舌。

何度も子どもたちから「お母さん!お酒こぼしてるって!」と言われましたが、楽しくて手も口も止まりません。

こんな機会と時間を作ってくれた子どもたちへは、感謝しかありませんでした。

モノより思い出

そして思い出したことがあります。
3人の子育て真っ最中だった頃、我が家の行事として必ずやっていたのは、夏と冬の家族旅行です。

夏はテントを車に積んでキャンプ旅行をしていましたし、冬はスキーに出かけ、リーズナブルなペンションへ泊まる・・・というのが我が家の定番でした。

決して高級温泉宿ではなかったし、海外旅行へも行ったことがないけれど、家族そろって同じ時間、同じ場所、同じ経験を共有することは、時間が経つとともに楽しい思い出として記憶に定着するものです。

モノより思い出。
そんなフレーズのCMがあったけれど、まさに我が家はソレでした。

育てたように子は育つ

そういえば、私も子どもの頃は家族旅行をしていたなぁという記憶がよみがえってきました。

父は仕事が忙しくてなかなか休みがとれなかったけれど、年に1度は家族のためにまとめて休みを取ってくれ、いろんなところへ連れて行ってくれました。

その記憶と思い出が、私自身の家族の歴史を作り上げていたのですね。

育てたように子は育つと言いますが、モノより思い出という私の信条が、子どもたちにも息づいていて、なんだかとってもうれしくなった今回の家族旅行でした。

今回の家族旅行の費用はすべて、子どもたちの気持ちに甘えましたが、この借りは必ず返します。

 

コメント

  1. ねこあつめ より:

    そらはなさんの子育て、素晴らしいとしか言いようがありません。
    感動してて、それをお伝えしようとコメントしていますが、ボキャブラリーが無さ過ぎて・・・
    私は、そらはなさんより年上ですが、子育て中のお友達になりたかったです(笑)
    今後、お孫ちゃんにはどう接していかれるのかが楽しみです。

    • そらはな より:

      ねこあつめさんへ♪
      いやいや、コメントありがとうございます(#^^#)
      子育て中って、親にとっても初めての経験ですから、未熟であり必死なんですよね。
      なにはともあれ、子どもたちが一人で社会の中で生きていけるようになったので、それだけでよかったと思っています。

  2. さくらゆ より:

    本当に心に残る夏になりましたね。そらはなさんのご家族にはお会いしたこともないけど、勝手にしんみりしています(笑)
    我が家は、大学生の娘だけが帰省して、初めて娘の運転でドライブしました。彼氏とののろけ話をたんまり聞きました。
    今月末には、主人と2人で息子に会いに行きます。初ボーナスでご馳走してくれるそうです←ちょっと憧れていたシチュエーション!
    子どもたちが巣立った直後は、家族旅行で見た風景がよく夢に出てきて、朝っぱらからどうしようもなく寂しい気持ちになっていました。今は(かっこいい言い方をすると)思い出を胸に、前を向いて進んでいけそうな気がしてます。
    そらはなさんのブログに、また元気をもらいました。ありがとうございます♪

    • そらはな より:

      さくらゆさんへ♪
      娘さんとのドライブ、満喫できたのですね~(#^^#)
      そして息子さんの初ボーナス!それはうれしいですね。
      家族の思い出はずーっと心に残りますし、これからもまだまだ家族の思い出を作っていくことができますよね。
      まだまだ元気でいたいものですね!(^^)!

  3. さくらゆ より:

    すみません!手違いで同じ文を送ってしまいました。

    • そらはな より:

      さくらゆさんへ♪
      重複したコメント、削除いたしました!(^^)!

  4. 匿名 より:

    すばらしいですね!
    おめでとうと言いたくなります。
    感染状況 天候の条件が厳しい中、
    お天気にも恵まれて計画が実現するなんて!ご家族皆さんの日頃の行ないのよさでしょう。
    さらにこれからまた思い出を積み重ねていかれるのですね。
    「借りは返す」www
    ブログに投稿される日を楽しみにします。
    Bon voyage!

    • そらはな より:

      匿名さんへ♪
      Bon voyage!って言葉がとっても好きです!(^^)!
      コロナだの経験したことのない気象だの、今後はなにかひとつ行動するにも、実現できるのは奇跡にも近いような気がしてきました。
      時間を大切に生きていきたいものです。
      「借りは返す」のも必ず実行できますように。

      • 匿名 より:

        ひとつ言い忘れました!
        勝手な憶測だったらごめんなさい。
        文面から察するに、お嫁さまはお留守番か或いはご実家ってことでしょうか。
        素晴らしいと思います!!!

        子どもが独立して自分の所帯を持った、その感覚がいいんだと思います。そらはな家のヨメとして扱うのではなく。親戚つきあいの中で何かあったら助け合うのは前提です。
        共有の思い出のない人間に気を遣わせるより、お互いに割り切った方が断然いいと思います。
        たまには息子1人で里帰りして子どもに戻る時もあっていいじゃないですか!

        このところ田舎育ちの舅姑が昭和の感覚に先祖返りしたかのようで、少し辟易してるんです。微妙なことなんですけれども。
        言っても仕方ないから、黙ってスルーしか道はないですwwww。

        • そらはな より:

          匿名さんへ♪
          お察しの通り、お嫁さんはご実家でゆっくりしていたと思います(#^^#)
          私たちの頃とちがって、子ども世代はドライで割り切っているところがあると感じています。
          結婚しても、それぞれの実家で過ごすってのも、私は全然アリだと思っています。
          私たち親世代ともまた、違う感覚なのは致し方ないのでしょうねぇ・・・。
          お互いストレスのない付き合い方が理想的ですよね。