Amazonやアップルなどを語る詐欺メールは時々くるので、それらに動じることはなかったのですが、今回は楽天からのメールに一瞬ドキッとしました。
なぜなら数日前に楽天市場で買い物をしたばかりだったからです。
詐欺メールか否かを見極めるには、そのメールをよく読むことが大切です。
楽天アカウント設定失効
どうやら私の楽天アカウント設定は失効したらしいです。
楽天市場ではよく買い物をするし、楽天カードも持っているので、アカウントが失効したとすれば困ります。
すぐにアカウントを復活させねば!…と、焦って真ん中の目を惹く「楽天ログイン」ボタンを押したくなりますが、今一度よーく思い出してみてください。
子どもの頃から国語の文章題では、「よく読んで問いに答えなさい」と言われてきたではありませんか。
文章をよく読まないから失敗するのです。
なので、詐欺メールかな?と思うものほど、メールをよく読んでみましょう。
楽天を語る詐欺メールのおかしなところ
今回きた楽天を語る詐欺メールです。
本メールはお客様によるお楽天アカウントのご再設定が必要な場合にお知らせする
〇〇様
平素より楽天グループのサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
「情報保護方針」の変更により、お客様のアカウント設定が失効しました。下記にあるタブをクリックしていただき、会員情報を再設定してください。
1.お楽天アカウント
「お客様」はわかるけど、「お楽天」ってなんでしょう。
日本語はなんでも「お」をつけると尊敬語になると勘違いしている模様です。
2.ご再設定
「お」がダメなら「ご」にしてみよう…とばかりにやった感ありの「ご再設定」です。
私だったら「再度ご設定ください」とか言うけどな。
日本語は尊敬語や謙譲語や丁寧語があるから難しいですよね。
3.お知らせする
「お知らせ」という使い方は合っていますが、
「本メールはお客様によるお楽天アカウントのご再設定が必要な場合にお知らせする」
って、急に強気な語尾。
「お知らせいたします」という丁寧語にすれば満点だったのにねぇ。
4.アカウント設定が失効
アカウントが失効するというのはわかるけど、アカウント設定が失効するって、どうイメージすればいいのかなぁ。
これじゃあ再設定すらできませんよね。
5.下記にあるタブ
「楽天ログイン」の赤いところは、タブではなくボタンですよね。
まぁ、これくらいは許すけれど…。
詐欺メールを見極めるには
楽天やAmazon、アップルなどを語る詐欺メールは、表現方法を変えてどんどん送られてきますが、こういったメールが詐欺メールか否かを見極めるには、まずはメールをよく読んでみることです。
おそらく他国の方が作っているのでしょうから、おかしな日本語表記がたくさんあります。
そして、これらを見つけては、まるで日本語教師になったかのように指摘して喜ぶ私。
メールに貼られているリンクは絶対に開かないようにすれば、詐欺メールも時に楽しめます。
また、同じような経験をした方たちがネットにたくさん状況をアップしているので、おかしいなと思ったら検索するに限ります。
いまだにオレオレ詐欺の電話でお金を振り込んでしまう方や、詐欺メールに誘導されて個人情報をすべて抜かれてしまう方もいるようですので、みなさん気を付けましょうね。

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