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【実家の片づけ】大量のお椀とお盆に決別 罪悪感は自分の代で決別

実家の納戸に永い間眠っていた大量のお椀やお盆。
それらをようやく片付けることができました。

これまで見て見ぬふりをしてきたモノですが、今回片付けることができたのは、それらをちゃんと見たからです。

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納戸に眠る大量のお椀とお盆

実家の納戸の棚の上には、布やダンボールに包まれた大量のお椀やお盆があります。


▲実家の納戸

もう何十年も使われずに、ただただそこに保管されていたものです。

おそらく昭和初期のものと思われる汁椀やお盆類。
昔は、自宅での慶弔事は当たり前でしたから、父、またはその父がお客様のために用意したものなのでしょうね。

しかし、今や時代は平成から令和へと移り、自宅に大勢の方たちを招いての慶弔事はやらなくなりました。
だから、大量の汁椀やお盆を持っていても、活用する場がありません。

いつかは片付けなければならないとわかっていても、親がそこに保管しているモノなので、私も見て見ぬふりを続けてきました。

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棚からおろしてみたら

年末年始、子どもたちが帰省しないことになったので、有り余る時間を有効に使おうと、実家の納戸の片づけに着手しました。

【実家の片づけ】自分が捨てられないモノを子どもに託すのは酷である
実家の片づけって、どうしてこうもやる気が起きないものなのでしょう。それは、そこにあるモノが自分のモノではないから。そして...

父が亡くなって7年。
母は認知症で要介護1。

ずっと目を背けてきた実家の納戸ですが、そろそろ動かねば!と思ったわけです。

まずは脚立に上がって、上段のモノをおろしてみました。


▲大量のお盆類

すると、出てくる!出てくる!
よくもまぁ、これだけ大量のモノを棚に上げていたなという、逆にそっちの方に驚きました。

 

ダンボールにいっぱいのお椀!

 

ダンボールにいっぱいのお椀!!

 

ダンボールにいっぱいのお椀!!!

料亭かよ!と思わずつぶやくほどの数。

 

さらにお盆。
しかも脚付き。

お座敷かよ!と、またまたつぶやく。

丁寧に新聞紙や布でくるんで、永い間保管していたお椀やお盆だったので、最初はフリマサイトに出品することも考えました。

 

しかし、木製のそれらは経年劣化により朽ちていたのです。

 

木製で漆塗り(と思われる)モノも、永いこと放置するとこうなるんですね。

汁椀もよく見て見たら、塗りにひび割れや剥がれなどがあり、私自身も使いたいと思えるものではありませんでした。

手入れをしなければ保管とは言えない

大切に使ってきたモノも、時代の流れとともに使う場面がなくなりました。

しかし、全部揃えるのに決して安くなかったであろうモノを処分してしまうのには、当然のことながらためらいもあったでしょう。

「いつかは使うかもしれない」という思いとともに、2階の納戸に保管したと思われるモノですが、今回それらを片付けながら気づいたことがあります。

保管するということは、再び使うことを考えて時々手入れをしなければならないということ。
ダンボールの中から出し、風をあて、ホコリを払って、磨いて、しまう。
それが、保管です。

何年も何十年も、置きっぱなしのモノは、保管ではなく放置なのです。
放置されたモノは、その存在すらも忘れ去られ、あとは朽ちていくだけなのです。

罪悪感は自分で処分する

しかし、お金を出して買いそろえたモノを、手放す、捨てる、処分するという行為は、罪悪感も伴うものです。
だから私たちは、とりあえず「しまっておく」のでしょう。

だけども、しまい込んでいたモノほど、ちゃんと見るべきです。
しっかり自分の目で確認することで、手放すことができるのだと思いました。

とはいえ・・・。
実家には、まだまだたくさんのモノがあります。

めちゃくちゃハードルの高いおひな様とか。

 

引き出し開けてびっくりの大量の掛け軸を見つけた時には、膝から崩れ落ちたけど。

 

それでも、少しスッキリ片付いた納戸を見て、気持ちも軽くなりました。

母の生活圏であるリビング、寝室、仏間にあるモノはそのままにしておきますが、2階の納戸にあるモノは、片付けるタイムリミットを決めて取り組むことにしました。

処分するという罪悪感は、我が子に託してはいけません。
私は、私に残された時間を、私が快適に暮らすために使いたい。

だから実家の納戸のモノは、大きな箪笥も含め、還暦までにすべて撤去します!(←言っちゃったよ)

 

コメント

  1. 水仙 より:

    明けましておめでとうございます。今年も楽しみにこちらにお邪魔いたします。

    家のおかたずけ、、、、、お雛様のハートドルが高いですよね。高価なものでしたし。

    私も最近は、ご夫婦のみ飾っていましたが、段々おっくうになり始めました。

    どうしたものか、、、、。私も還暦までなんとかしようと思います。

    • そらはな より:

      水仙さんへ♪
      おひな様。(T_T)
      めちゃくちゃハードル高いです。
      しかもこのおひな様は、父の姉のものだったようで。
      会ったことのない方のおひな様。
      いずれどうにか決別しなければなりませんが、できれば父がなんとかしてほしかった(T_T)

  2. れいもあ より:

    そらはなさん、こんにちは!
    たまにお邪魔している れいもあ です。

    今回、めちゃくちゃ面白かったです。
    読みながら、吹き出しました。
    初笑いをありがとうございます!

    父が10月に他界し、年末まで手続きやらなんやらで
    母のサポートをして結構大変でしたが、
    家の中のモノ、減らしても減らしても まだまだスッキリしませんね。

    いざという時に必要だから、と、減らない食器たち。
    母の住んでる家なので、あんまり口うるさく言ってもなぁ。。。
    こちらが気分悪くなるだけなので、もう放置状態です(笑)

    そらはなさんのように、少し、時間をおいて、
    様子を見ながら進めるのが良いのですよね。

    とても参考になってます。
    これからも、プッと吹き出しながら、読ませていただきます♪

    • そらはな より:

      れいもあさんへ♪
      え?どの部分がおもしろかったです?
      お椀ですか?脚付きお盆ですか?掛け軸ですか?
      至ってまじめに書いているつもりですが、初笑いしていただきよかったです(^-^;
      ほんとに、実家のモノってたくさんありますよね。
      私も、母の生活スペースのものには触れないようにしています。
      いずれそれらを片付けるのは私なのですが、そのためにも少しずつ外堀から攻めていっています。

  3. シナモン より:

    そらはなさん、こんにちは。シナモンです。物を捨てるってものすごくエネルギーが必要ですよね。買う時よりも。。。なんか結婚と離婚みたいですね。
    私は去年の秋に、数日かけて30年前からの年賀状や手紙、日記、手帳など、8割ほど処分しました。残り2割は迷って捨てきれず残しました。
    義理親の持ち物だと捨てるのも迷いますが、ご実家だと、捨てる決断も早くなりますよね。

    • そらはな より:

      シナモンさんへ♪
      そうそう、エネルギー使いますねー。
      しかし、自分のモノならいざ知らず、実家のモノはなかなかねぇ。
      私も、自分自身のモノを少しずつ処分していきたいと思っています。

  4. aoko より:

    そらはなさん、こんばんは。
    いつも共感しつつ拝見しています。

    実家の片づけ。
    昨年、私も経験しました。実母が手首を骨折し、しばらく入院している間に、夫と二人で
    実家の居間と仏間を片付けたのです。

    そらはなさんのお母様と同じく、モノが捨てられない80代。
    そりゃもう、狭い2部屋に地区の一番大きいゴミ袋6袋分、不用品がありました。

    まだ2階は手づかずのまま。
    今後、少しずつ期日を決めて片付けようと思っています。

    娘は大変ですね。
    お互い自分の体も大事にしつつ、頑張りましょうね^^(同い年です・笑)

    • そらはな より:

      aokoさんへ♪
      実家の片づけは本当に大変です。
      私も、母の目の前では片付けるのは無理なので、見えない場所からすすめていきたいです。
      一度に全部は無理でしょうから、範囲と期日を決めて少しずつですかねぇ。
      身体が言うこときかなくなってくる歳になりましたね。
      還暦までにある程度決着つけたいのですが、どうなりますことやら・・・。

  5. ちかちか より:

    そらはなさん、いつもためになるブログありがとうございます。
    今年もよろしくお願いします。

    以前、55歳すぎると片付けの気力がなくなるとあったので、私、えっ、そうなの、頑張らなきゃ、と思いました。
    でも、そのあと亡くなった義父母の七回忌も過ぎ、最初の半年は頑張ったものの、嫌になって止ったままの隣の義父母宅、二人の部屋に入るのも気が重いです。着物が多くて、どうしたらいいのかでしょう。
    このまま息子に残すわけにいかないので、自分の家も物が多くてなんとかしなくちゃと、何度目になるかわからない、今年こそ片付けると片付け宣言をしました。さて、年末にどうなってることでしょう。私は昨年還暦です。65までにと思ったけれど、そらはなさんのブログ見て今年が肝心と頑張りますね。

    • あっこ より:

      まだ50歳ですが、両親が亡くなり遺品整理中です。
      SNSでは昭和の食器を欲しいと思われている方が意外といらっしゃるので、捨てるのは止めて頂きたいなぁと思います。

      • そらはな より:

        あっこさんへ♪
        私もテレビで、昭和の食器が静かなブームとなっているというのを知りました。
        うちの食器も、保管状態が良ければどなたかにお譲りしたかったです(T_T)

    • そらはな より:

      ちかちかさんへ♪
      そうそう、55歳で一気にヤル気が失せると、うちの姉が申していたのですが、私の場合はそうでもなかったです。
      ただし、気力の持久力はなくなったように思います。
      すぐに飽きて放り出したくなるというか・・・(^-^;
      でも、一度に全部は無理ですから、部分的に攻めていくしかないですよね。

  6. 白雪さくら より:

    そらはなさん、お疲れ様です!
    私が思わず笑ってしまったのは、「段ボールにいっぱいのお椀!」連続コールです。
    って、そらはなさんからしたら笑いごとじゃなかったでしょうし、そのお気持ちも伝わってきたんですけど、もう、笑うしかないというか・・・あるあるだし、他人事じゃないし^^;

    そして、脚立に上ってものを取って・・・のくだり、思わず冷や汗です。
    脚立からの転落、物の落下、そして腰等々、危険がいっぱいの作業。どうぞどうぞ、お気をつけて!

    お雛様、きっと近くに人形供養されてるお寺や神社などあると思うので、そちらのめどが見えれば少しは気が楽になるのかな、と思います。

    • そらはな より:

      白雪さくらさんへ♪
      ははははは(^-^;
      お椀3連続ですかー。
      私も、大量のお椀を前に笑うしかなかったですよー。
      そうそう、脚立に上がってモノを下すのも、危ないなぁと思いつつやってました。
      これが60代になればもっと大変でしょうから、やっぱり片付けはなるべく早く取り組んだほうがいいですよね。
      人形供養のお寺や神社!たしかにそれであれば、少しは気持ちも軽くなりますね。
      探してみます!ありがとうございます。