大晦日の夜は何を食べますか?
住んでいる地域や家庭によって、みんな違うと思うのですが、大晦日だろうとなんだろうと、主婦にとっては悩ましいのが晩ごはん。
うちでは、何年も前から大晦日の晩ごはんは同じメニューにしています。
大晦日の定番にしてしまえば、何を作ろうかと悩む必要もありません。
そのうえ、大晦日に食べたものは新年まで使い回しています。
実家の大晦日の晩ごはん
私が子どもの頃も、大晦日の晩ごはんは毎年決まっていました。
それは、お寿司。
親戚がお寿司屋さんをやっていたので、大晦日は注文を受けたお寿司を出前するという一仕事がありました。
その出前の手伝いを父がやっていたので、お礼にいただいたお寿司を父が持ち帰ってくるのを、それはそれは楽しみにしていました。
今のように、回転寿司などで気軽にお寿司が食べられる時代ではありませんでした。
お寿司を食べるのは、特別な日だけ。
それが我が家の場合は、大晦日だったのです。
大きな寿司桶に入ったいろいろな種類のお寿司を前に、どれから食べようかと毎年悩むのもお決まりのパターン。
大晦日の夜に、紅白歌合戦をみながらお寿司を食べるのが、究極の幸せだったと今でも記憶しています。
我が家の大晦日の晩ごはん
数年前から大晦日の晩ごはんは、きりたんぽ鍋にしています。
大きな鍋に、鶏ガラをコトコト煮出してスープを作りますが、このスープできりたんぽ鍋を作り、年越し蕎麦を作り、新年にはお雑煮やうどんを煮込んで食べるのです。
新年まで使い回せるきりたんぽ鍋のスープが便利すぎて、毎年大晦日に作っているうちに、定番メニューとなりました。
なお、きりたんぽ鍋を食べたあとには、毛蟹をむさぼる。
毛蟹も、活毛蟹をお取り寄せして、家で煮るのが絶品。
冷凍ものとはくらべものにならないくらいおいしいのです。
1年に1度の我が家の贅沢です。
昆布は沸騰直前に取り出すのはなぜ?
今年は、大晦日の前の日にきりたんぽ鍋のスープを作りました。
いつもは、鶏ガラだけでスープを作るのですが、今年はちょっとだけ手の込んだ作り方をしました。
干しシイタケと昆布を水から煮出していきます。
昆布は沸騰する直前に取り出すのですが、あれ?なんで沸騰する直前なんだ?と気になりだしました。
漠然と、「昆布を沸騰させてしまうと旨み成分が逃げ出す」程度に思っていましたが、これって本当なのかなぁ?と、調べてみました。
湯出しする場合、沸騰する直前に昆布は取り出してください。というのも、70℃を超えると昆布に含まれる食物繊維のアルギン酸(ぬめり成分)が溶け出します。ぬめりが出ると風味が損なわれるため、沸騰直前に取り出すことが大切です。
こんぶネット https://kombu.or.jp/meister/vol1.html
なるほど。
漠然と思っていた旨味成分が失われるというのも、近からず、遠からずってところでしょうか。
そして、新たにわかったことが、昆布は70℃を超えるとぬめり成分が溶け出すということ。
えーっ!
だって沸騰直前っていうから、お湯の温度は90~99℃だと思うよねぇ?
わざわざ計っていたわけではないけれど、お湯がブクブクと泡立つ直前に昆布を取り出していたのですから、ぬめり成分出まくっていたってことですよね。
というわけで、昆布はお湯の温度が70℃になったら取り出すのが良いという結論に達しました。
そして、計ってみた。
表面に湯気が出始めた頃が、ちょうど70℃に達するということがわかったんですよ。
なので、今後は湯気を目安に昆布を取り出したいと思います。
昆布を取り出した後は、鶏ガラとネギの青い部分と生姜を投入。
一度沸騰させたら、その後はフツフツと煮立つ程度に火加減をします。
灰汁を取りながら煮出すこと2時間。
ギューッと旨味が濃縮した鶏ガラスープが完成しました。
これで、きりたんぽ鍋、年越しそば、お雑煮なんかを作って使いまわししたいと思います。
ダシをとった昆布は、細く切って醤油と砂糖とみりんと酒で炒り煮にしました。
かつおぶしと白ごまをふって、もう一品の出来上がりです。
年末年始は、ゆっくり過ごしたいという気持ちもありますが、帰省する子どもたちが、我が家の大晦日やお正月の味を記憶に残してほしいなぁ・・・という思いもあり、朝からキッチンに立っています。
年末寒波の影響で、家の前にもモッサリ雪が積もりました。
それでも、子どもの頃の積雪量に比べたら、全然少ないのですけどね。
今年もブログにお付き合いくださりありがとうございました。
みなさまもよいお年をお迎えください。
コメント
久しぶりにコメントを致します。
今年も楽しく、為になるブログをありがとうございました。
いつも株主優待の情報や先輩ママに聞けない子育てにかかる費用のリアルな額面が知ることが出来、感謝しております。
うちの子供たちは年長さんと、年少さんです。新年も子育て楽します。
そらはなさんにとって飛躍の一年になりますように。
nimoさんへ♪
あけましておめでとうございます\(^o^)/
今年もよい年になりますように。
お子さんたちの成長、楽しみですね(#^^#)
大晦日、うちの晩ごはんは毎年、年越しそばと天ぷら(冷凍ものをチン)です。食後におせちを詰めたり片付けたりの仕事が残ってるので楽をします。誰も手伝ってくれないから、紅白を遠目に見ながら歌ったり踊ったりしながらやってます。
今年も一年、とてもためになるブログをありがとうございました。
そらはなさんの記事のおかげで、夏に裏庭に板タイルを敷いた事が、今年やった事の一番です。あちこちガタガタしたり隙間から雑草生えてきたりしますが、草ぼうぼうだった頃に比べたら雲泥の差。急ぎの時は勝手口から靴下で降りちゃう事もできます。(雨降ってきて洗濯物を大急ぎで入れるとか)
ブログを毎日更新するのは大変だと思いますが、これからも楽しみにしています。
よいお年をお迎え下さいませ。
ちかちかさんへ♪
あけましておめでとうございます(#^^#)
紅白を遠目に見ながら歌ったり踊ったり・・・いいですねぇ!
私も、今年は紅白みました。
舞台セットがすごくシャレていて、いつもはマンネリ感がある歌手の人たちの歌も、なぜか今年は見ごたえがありました。
お庭の平板ブロック、私もやってよかったと思っています。
本当に、敷いているのといないのとでは、雲泥の差ですよね。
今年も少しずつ暮らしやすい庭を造っていけたらいいのですけどねぇ。
明けましておめでとうございます㊗️
昨年も色んな情報を提供してくださり、ありがとうございました。
きりたんぽ鍋のスープ。美味しそうですね。
忙しい時の繰り回しは、時間短縮にいいですね。ベースを丁寧に作っておけば、お料理のすべてが美味しく頂けます。理科室で見た温度計がお家にあるのが尊敬です。
そらはなさんとは、お互い母のこと、子供のこと共通する話題も多く、気持ち的に助けられています。これからもどんどん情報を発信してくださいね。今年も楽しみに拝見します。
追伸 私も楽天デビットを使い始めました。
キャッシュカードに付いてることに最近気づきました。笑。イオン以外のお店での支払いに活用しています。こんなに簡単で便利だったのですね。
ともさんへ♪
あけましておめでとうございます(#^^#)
こちらこそ、いつもいろいろな情報をありがとうございます。
私も助けられています、ありがとうございます。
楽天デビットカードデビューしたんですね。
私は、ネットでの買い物は楽天デビットカードにしています。
支払いのズレがなくて、すっきりしますよね。
あけましておめでとうございます
(*´∇`*)
私が接客業で年末年始にまとまった休みが取れないので、込み入ったことをするのが苦痛で、手抜きな感じです。
家族は9連休とか言ってうらやましい〜。主婦は仕事から帰ってもやることがあるので不公平感満載(笑)
なので、「息が切れまーす」と宣言して手抜きしてます。込み入ったことをしたいのは自己満足なとこもあるので、結局家族も文句なし。ややお金はかかるけど、年末くらいはよし!
では元旦から仕事いつ行ってきまーす!
しっぽさんへ♪
あけましておめでとうございます(#^^#)
お仕事、本当にご苦労様です。
今日、買い物に行きました。
こうやって働いてくださる方々のおかげで、買い物ができるのだと、心の底から感謝しました。
しっぽさんのご家族も、理解してくださるので、助かりますね。
今年もよろしくお願いします。
はじめまして(^ν^)毎日の晩ごはん、かなにかを検索して、偶然たどりつき、充実した内容に感激しました!色々、拝見しました!
これからも、楽しみにしています!
お仕事をしながら、こんなに内容のあるブログを書かれ、お料理も手際よくされ、お庭の事も時間を割かれ、、、すごいです!私は、短時間のパートと、食事の支度でいっぱいいっぱいで、、、。・°°・(>_<)・°°・。
主人が仕事人間で、家事を全くしないのも原因なのですが、私の要領が悪いのもありまして、、、
どうしたものかなあ、、、
高校2年の息子が、大学生になるまでの、もうしばらくの頑張りなのですが、、、
私も、子育てに関して、同じ思いです(^ν^)自分の時間が増えることに、ワクワクしていて、寂しさはかんじませんねー⭐︎
娘は、就職が自宅から通える所になったので、ちょっぴりガッガリしました(笑)
ではまた⭐︎
琥珀⭐︎さんへ♪
はじめまして(#^^#)
ブログのあちこちを散策していただき、ありがとうございます。
子どもは子どもの人生を、自分は自分の人生を生きるほうが、お互いよい関係が築けると思います。
娘さん、自宅通勤なのですね。
それでも、社会人となればもうほっといても大丈夫ですもんね。
お互い、いろいろなことに首をつっこんで、残りの人生を大いに楽しみましょう。