漫画家・手塚治虫の名作「ジャングル大帝レオ」のミュージカルを観てきました。
場所は、あきた芸術村にある「わらび劇場」です。
秋田には、常設劇場を持つ劇団わらび座があります。
ミュージカル ジャングル大帝レオ観劇感想
手塚治虫の名作・・・とか言いながら、実は私、ジャングル大帝レオの原作は知りません。
映画もアニメも観たことがありません。
知っていることと言えば、「西武ライオンズのマスコットキャラクター」であることくらいです。
さて!
わらび座ミュージカル「ジャングル大帝レオ」の簡単なあらすじですが
両親を亡くし独りぼっちになったレオが、人間に助けられ、その後ジャングルに戻り、今度は人間のために月光石を探して雪山へ向かう・・・。
・・・と、まぁ、ザックリと言えばこんな内容なのですが、そこに込められたメッセージは、自然破壊やエネルギー問題、人間と動物の共存といった様々な課題を通して、みんなで地球を守ろう!といったところでしょうか。
ストーリーはとてもわかりやすいので、大人も子どもも楽しめると思います。
また、ジャングルの動物たちの躍動するシーンでは、あえて和太鼓を使用しているんですよ。
え?アフリカなのに、なぜ和太鼓?
と、最初思ったのですが、これまで日本の民族伝統をメインとした舞台を作ってきたわらび座なので、ここでわらび座らしさを出したのかぁ~・・・という、ニクイ演出に納得。
もちろんセリフは、秋田弁ではなく標準語です(笑)。
しかも、とっても聞きやすいのですよ。
劇団四季の母音を大切にする独特な発声法ではないのに、セリフをきちんと聞き取れるって、すごい!と、こんなところでも劇団四季と比べている私。
舞台セットや衣装も、劇団四季と比べると豪華さや華やかさはありませんが、役者さんたち全員歌も上手ければ、ダンスも上手い!
地元秋田でも、こんなミュージカルを観ることができるんだ・・・と、別な意味で感動しました。
わらび劇場開場50周年
ミュージカル ジャングル大帝レオは、わらび劇場開場50年を記念して上演されました。(2024年4月21日~11月24日まで公演予定)
わらび座の活動拠点であるわらび劇場は、秋田県仙北市にあります。
こんな田舎に(失礼)、常設劇場があるってすごいことですよね。
ウィキペディアによれば、「日本では劇団四季や宝塚歌劇団に次ぐ規模の劇団」だそうで、あらためて秋田が誇るわらび座なんだと実感した次第。
小学生の頃、学校の体育館でわらび座の舞台を観た記憶がよみがえってきました。
運営と維持は大変だと思いますが、今後も応援していきます。
近くには「みちのく小京都」と呼ばれる角館武家屋敷があります。
コメント