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劇団四季アナ雪感想  観るたびに印象がガラリと変わる

劇団四季アナと雪の女王を観てきました。

3ヶ月前に初観劇したばかりで、今回は2回目。
なのに、前回観た時とは印象がガラリと変わりました。

舞台は生もの。
だから観るたびに新鮮で、また観に来たくなっちゃうんですよね。

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劇団四季アナと雪の女王 座席位置

またやってきたアトレ竹芝シアター棟。

今回は時間に余裕を持って到着したので、11時にはパッパガッロで早めのランチをいただき、12時前には会場入りできました。

2階席からの眺めを確認し(←毎回必ずやる)、トイレも済ませて、準備万端整いました。

今回の座席は、15列のセンター位置。
前に通路を挟んでの2列目となるのですが、なんと私の前の席が2席空いたまま、舞台が始まりました。

 

この席予約したお2人、いったいどうしたの?
なにがあったの?
などと余計な推測はしますまい。

だって、目の前を遮るものもなく、超観やすい状況となったのですから!
そして、キャストの顔の位置と同じくらいの高さで観られる座席なので、過去最高のVIP席となりました。

ちなみに、前回は13列のセンター。
生オケの指揮者の頭と手が視界に入ってきて気になりましたが、今回はほとんど気になりませんでした。

また、前回よりも音響が良いと感じたのは気のせい?それとも座席位置のせい?

いずれにせよ、14~15列のセンター位置は、大いに気に入りました。

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2回目のアナ雪観劇感想

劇団四季は、もう何十回観たかわかりません。
友人に「どうして同じ舞台を何回も観るの?」と、聞かれたことがありますが、同じ演目でも、キャストが変わると全然印象が変わるんですよ。

同じセリフ、同じ衣装、同じ舞台セットなのに、キャストが変わると毎回新鮮な驚きと楽しさがあります。

またキャスト同士でも、相手が変わればいろんな化学反応が起きるんですよね。
舞台は生ものだと言われていますが、本当にその通りです。

で!

今回のアナ雪。

メインキャストのエルサとハンスとクリストフは、前回と同じ役者さんでしたが、アナは違う役者さんだったんです。

一人が変わっただけで、舞台全体の印象がガラリと変わって、驚きました。

初めて観たアナ雪のアナは、私が持っているイメージとはちょっと違う感じだったので、少しだけそこがモヤッとしていたんです。

劇団四季【アナと雪の女王】初観劇感想 気になるキャラ
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ところが、今回のアナは、イメージとしてはぴったり。
エルサやハンスやクリストフとのバランスも、見事に調和していました。

印象としては、大人しめの愛嬌あるかわいいアナなのですが、歌ったら声量ハンパない。
このギャップがまたたまらんのですよ。

アナ役の町島さんは、とても小柄な方なのに、あの歌声はどこから出るの?というくらい素晴らしかったです。
また、最後のほうでハンスに一発かますシーンがあるのですが、アナがハンスを殴りやすいように、ハンスはちゃんと腰をかがめてアナに近づいていってました。

こういう微妙な違いを見つけるのも、また楽しいんです。

エルサは、前回と同じ森川さんだったのですが、この方の声が大好き。
やさしくて、あたたかくて、それでいて力強い。
前回よりもさらに磨きがかかり、レリゴーは圧巻!

終わったとたん、会場内どよめきが起こりましたもんね。
それを肌身に感じて、私も鳥肌が立ちました。

2幕冒頭に登場するオーケンは、前回とは別の役者さんで、姿も声質もまるで違うので、別の山小屋に来たのかと思ったほど。
そのうえオーケンの発するセリフが前回と全然ちがう!
全部アドリブだというのがよくわかりました。

観客との駆け引きとか、間の取り方とか、会場の雰囲気によって演じているのでしょうけれど、オーケンは役者の本質が試される役だなぁと、しみじみと思いました。

また、小林オラフは顔芸に磨きがかかり(顔芸って言うな)、オラフとの一体感がすばらしい。
小林さんが動かすオラフの人形は(←人形って言うな)、もはや小林さんの身体の一部のようでした。

とにもかくにも、2回目のアナ雪は私にとってはイメージ通りの「神回」となりました。

舞台演出どうなってんの?

ところで。
今回は2回目の観劇なので、少し客観的に舞台を見ようと思っていました。

例えば、エルサの手袋やマントが、シュッと斜め上の方向に飛んでいくのは、テグスのような紐で引っ張っているのかな?とか。

しかし、エルサが一瞬で白いドレスに変わるシーンは、やっぱりなにがどうなっているのかまるでわからず。
あれ、イリュージョンだよねぇー。
美女と野獣で、野獣が一瞬で王子になった時と同じくらい、わけわからん!と思いましたもん。

また、プロジェクションマッピングはやっぱりきれいで美しく、映像だとわかっていても、エルサが触れると本当に氷の結晶ができたように見えて、場内にも冷気が伝わってくるというか。(実際に会場内の室温は低めに設定されているけれど)

エルサが追い詰められるシーンでは、下から、横から、氷柱がジャンジャン出てきて、しかもそれが動くのです。
あれ、どうなってんの?

最後にアナが凍るシーンでは、何人もの人間がアナの残像の形をつくって、写真のコマ送りみたいに凍っていく人間プロジェクションマッピングで、このシーンは何度観ても(まだ2回しか観てないけど)すごーい!となります。

ノートルダムの鐘で、フロローがカジモドに突き落とされるシーンを、真上から観た構図に演出したのもすごーい!と思いましたが(←何言ってるかわからない方、すみません)、舞台の演出って本当にすごいというのを、今回もあらためて思いました。

観る人によっても見方がかわる

今回一緒に行った友人は、最初から号泣しまくりでした。

最初のヤングエルサとヤングアナのシーンでは、自身の孫の姿とだぶって見えたそうで、「孫がこんなに大きくなって~」「孫がこんなに悲しい目にあって~」と、感情移入しまくりで涙腺決壊しておりました。

そうなんですよね。
舞台って、それを観る側の状況によっても見え方が違ってくるんですよね。

だからアナ雪を何度観ても、キャストが変われば、また自分の置かれた状況が変われば、まったく別の舞台となるんです。

ああー!
3回目に観るアナ雪は、どんなふうに私の目に映るかなぁ?

 

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