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井戸水やめました

我が家では、水道水の他、井戸水も使えるようになっています。

井戸水は、畑への散水や洗車など、外で使うのがメインなのですが、その井戸水が先日パッタリと出なくなってしまいました。

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井戸水が出ない

春本番。
これから畑仕事も忙しくなるであろうポカポカ陽気のある日。

畑のあちこちから出てきた水仙の株を他の場所へ移植し、散水しようとしたら、数秒で水が止まってしまいました。

外の蛇口から出る水は、井戸水。
電動ポンプでくみ上げるための電気代は微々たるもので、どんなに水をジャンジャン使っても、料金はかかりませんから、畑にとっては大事な水源です。

ホースがねじれているのか?蛇口から外れたのか?
と、確認してみましたが、問題はそこではなく、蛇口そのものから水が一滴も出ない状態となっていました。

そういえば、昨年の夏ころから水の出が悪いなぁとは感じていました。
最初は勢いよく出るのですが、途中でチョロチョロとなり、少し休んでから水を出すと、再び勢いよく出る・・・というのを繰り返していました。

とはいえ、畑の作物に水を撒くことはできていたので、あまり気にもせず、そのうち秋がきて畑仕事も終了し、井戸水のことはすっかり忘れていたのです。

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家の中では井戸水は使わない

私が子どもの頃は、井戸水をメインに使っていました。
台所には蛇口が3つあり、それぞれ水道水、お湯、井戸水が出るようになっていましたが、飲み水はもちろんのこと、料理などにも井戸水を使うのが当たり前でした。

だって、井戸水の方が冷たくておいしいのですから。
カルキ臭い水道水なんて飲むもんじゃないと、当時は思っていました。

ところが時代は変わり、井戸水は衛生的によろしくないという理由で、家で使う水はすべて水道水となりました。

しかし、実家の台所には今でも井戸水が出る蛇口が残っています。
昔は、母が食器を洗う時は井戸水を使っていたようですが、今は水道水のみになっています。
認知症となった今は、蛇口が3つもあると混乱するので、水道水の出る1か所のみを使うようにしています。

また、二世帯住宅である我が家の方には、水道水しかありません。

よって、井戸水を使うのは、春から夏にかけての畑での使用のみとなっています。

井戸水をやめた理由

水道代のかからない井戸水は、畑での水撒きに惜しげもなく使うことができて、大変便利だったのですが、今回の出来事をきっかけに井戸水を使うのはやめることにしました。

業者さんいわく、井戸水が出ない原因として考えられるのは、地下に埋まっている配管の錆びやフィルターの目詰まりによるものではないかということ。

配管の位置は、おおよその検討をつけて手掘りで探るしかなく、場合によってはもっと深く配管を設置しなければならないこと。
その水脈が枯渇することはあまり考えられないけれど、可能性としてゼロではないこと。
掘り進めてみて、うまく水脈に設置できればいいけれど、もしもダメだった場合でも、作業工賃は発生するとのこと。
また、井戸水の水質検査にも料金がかかること。

さらに、井戸水の配管が埋まっている場所も、隣の建物との距離が近く、大きな重機は持ち込めないこと。
手作業で井戸を掘る「井戸掘り職人(←こう呼ぶのかは不明)」の高齢化が進み、作業できる人を探すのも大変だということ。

うーん。
どこの業界も、高齢化は進んでいるのですねぇ。

私としても、築40年以上になる実家は、いずれ取り壊すかリフォームすることを考えています。
今わざわざ手掘りで井戸水のメンテナンスをする必要があるのか?
しかも井戸水は、畑に24時間スプリンクラーで散水するわけでもなく、せいぜい夏場に朝晩1日2回の水撒き程度です。

年間を通しての水道料金と、井戸を掘る費用とを天秤にかけたら、これを機に井戸水やめていいんじゃない?

という結論に達しました。

水の守り人

余談です。

外で井戸水を使うと、電動ポンプが作動して水をくみ上げるウィーンという音が鳴ります。
その電動ポンプは、実家の台所の横の勝手口にあるのですが、ポンプの音が鳴ると、母が必ずやってきます。

どうやら水が出しっぱなしになっていないか心配になるようです。

水を使ったから音が鳴るのだということを何度説明しても、母はそれが理解できず「誰か水使ってるの?!」と登場します。

耳が遠く、テレビのボリュームは40以上で聴いているというのに、低くうなるポンプ音は聞こえるんですねぇ・・・。
あまりにも母が何度もやってくるので、「水の守り人に見つからないように畑に水を撒くゲーム」を夫としたりしていますが、夫も私も毎回惨敗しています。

しかし、このたび井戸水を廃止にしたことで、もうこのゲームはできなくなってしまい、ちょっと残念。
代わりに、これからの水道代がどれくらい跳ね上がるのか、それにハラハラドキドキしています。

 

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