まさか高齢の父はクレジットカードなんて持っていないだろう・・・と高をくくっていたら、1枚だけ出てきました。
車を買う時に作ったと思われるトヨタカードは、車検や修理などの代金をカードで支払い、自分名義の口座から引き落としになるようにしていました。
父が亡くなって2か月が経つころ、解約の手続きをするため、クレジットカード会社に電話をかけました。
クレジットカード解約手続き
難しいことはひとつもなく、電話1本で解約することができました。
ただし、これはオペレーターにつながってからは簡単だったということ。
カード会社に電話をかけると、機械の声でガイダンスが流れますが、それに従って「解約の手続き」のプッシュボタンを押すと、カードの番号と暗証番号を入力するよう催促されます。
知るか!暗証番号なんて!!
そんなわけで、音声案内の一番最後に流れる「その他のお問合せ」のプッシュボタンを押すと、オペレーターにつながります。
こちらの住所、電話番号など聞かれたことに答えると、カードの照会をしてくれて、ローンやリボ払いなどの借金がないことがわかれば、その場で解約手続きは完了となります。
解約用の書類を送ります・・・なんていうめんどうな手続きは一切ありませんでした。
カードの年会費は?
父のクレジットカードは、年会費1,300円ほどでしたが、昨年の12月に支払っているとのこと。
まだ残り4か月ありますが、残念ながら年会費の払い戻しはありません。
クレジットカードは一度年会費を払えば、途中解約しても払い戻しはないのですね。
ちなみに父が亡くなったのは5月でしたが、もし6月に年会費が口座引落で支払われていたならば、とても損をした気分になったでしょうね。
カードのたまったポイントは?
父のクレジットカードのポイント残高は4,000Pほどありました。
このポイントは、亡くなったらすべて失効となります。
ええー。
ポイントって相続できないのぉー?・・・と、心の中で叫びましたが、これもしかたがないですね。
ポイントをいつまでも使わずにためているのも良し悪しだなぁ・・・なんて、今回思いました。
50歳を過ぎたら、ポイントも定期的に消化していくようにしなければなりませんねぇ・・・。
通帳&郵便物のチェックを
人が一人亡くなると、遺された家族は悲しむヒマもなく、膨大な手続きに追われることになります。
死亡届の提出から始まり、世帯主変更届、後期高齢受給者証などの返却、葬祭費、埋葬料の請求手続き、年金受給の停止の手続きおよび遺族年金の手続き、金融機関の相続手続きなどなど。
それらの手続きにともなって取り寄せなければならない、戸籍謄本や住民票、印鑑証明書などは、合間に市役所へ出向くことになります。
これらの手続きがひと段落しても、ぼーっとしている場合ではないのです。
公共料金などの名義変更手続きや、支払い口座の変更手続き、そしてクレジットカードなどの解約手続きが待っているのです。
うちの父の場合は、亡くなってすぐに銀行口座が凍結されてしまいましたが、もし凍結されていない場合は、亡くなってもなお会費が引き落とされるという無駄な出費が増えてしまいますので、やはり早めに手続きは済ませたほうがいいですもんね。
公共料金などの引き落としは、父名義の銀行の通帳をチェックしてわかりましたが、クレジットカードは父の机の引き出しの中にあった、クレジットカードの請求書をみて気が付きました。
亡くなって間もなく、父の財布の中身を見たときに、トヨタカードが入っていたので持っていることはわかっていましたが、その後の膨大な手続きですっかり忘れていたのです。
亡くなったら郵便物のチェックも大切だなぁ・・・と、改めて思いました。
そしてもうひとつ。
私のようにネットバンクの取引がある場合は、通帳などありませんのでネットで明細をチェックするのですが、家族にとっては非常にわかりにくいものです。
ネットバンクの明細は、プリントアウトしてまとめておいたほうがいいのかなぁ・・・なんていうことも気になりました。
IDやパスワードはすべて紙に記していて、「なにかあったらこれをみてね」と家族には伝えているのですが、何事も遺された者が困らないようにわかりやすくまとめておくのが一番の配慮なんですよね。
今年は、自分のエンディングノートを見直すいい機会になりそうです。
コメント
うちはガソリンスタンドのクレジットカードが残ってました。
名前が消えちゃうのがちょっとだけ辛くて、そのまま私がカードを持ってます。
持ってるだけで何も使わないし、年会員も要らない物だったので良かったです。
自分のエンディングノート、まったく手つかずです。
やっとかないとあかんね。
えりあママさんへ♪
年会費のかからないカードなら、そのまま持っていてもなにも弊害はないのですねぇ。
私は、父の運転免許証を手元に置いています。
本当は、警察署に返さなければならないのですが、「見つかりません」と言ったまま、そのままにしています。
これくらい父の名残のものを手元に置かせてもらってもいいよねぇ・・・。