苔玉の寿命は2~3年。
苔玉に植えた植物が根詰まりを起こすので、解体して苔玉を作り直す必要があるといいます。
とはいえ、苔玉の表面を覆ったハイゴケは、まだまだ青々としています。
なので、解体せずに植えている植物のブナの剪定と根切りを行いました。
ブナを植えた苔玉の四季
苔玉は、青森県の奥入瀬モスボール工房で作りました。
▲2020年10月 苔玉誕生
作ったばかりの苔玉は、表面を覆ったハイゴケがまだ落ち着かず、暴れん坊な感じがします。
大きい苔玉にはブナを、小さい苔玉にはシダを選びました。
▲2020年11月 苔玉のブナ紅葉
11月になると、苔玉のブナが紅葉し始めました。
おうちにいながら、奥入瀬のブナの紅葉を眺められるなんて素敵です。
▲2021年4月 苔玉
冬には落葉してしまったブナですが、翌年の春にはブナの新芽が息吹き出しました。
ちなみに、苔玉小のシダは残念ならが枯れてしまいました。
▲2021年5月 苔玉復活
表面のハイゴケは、一時茶色くなり心配しましたが、無事に復活。

▲2022年5月 苔玉ブナの新緑
今年の春も、ブナの新緑をみることができました。
苔玉の寿命
苔玉は、表面の苔を乾かさず、かつ、時々苔玉を水に沈めて、苔玉の中まで水を潤してやることで、ずーっと苔玉を楽しめると思っていましたが、そうではありません。
▲時々苔玉を水に沈める
なんと苔玉の寿命は2~3年だといいます。
それは苔玉に植えた植物が成長して、苔玉の中で根詰まりを起こすからなのです。
よって、2~3年ごとに苔玉を解体して、作り直す必要があります。
▲苔玉の表面はハイゴケ
でもねぇ、苔玉のハイゴケはまだ青々としてるし、解体するには忍びない。
なので、ブナの剪定と根切りを行うことにしました。
苔玉の寿命をのばすための剪定
実は、苔玉のブナを庭に植えようかとも思ったのですよ。
奥入瀬のブナの紅葉が、庭でも眺められたら風情があるではないですか。
でも、やめました。
なぜなら、ブナは大きくなると30mにも達するからです。
庭で管理するには無理があります。
なので、小さな苔玉の世界でまだまだブナの四季を見たいがために、ブナの剪定と根切りをして、少しでも苔玉の寿命を延ばす作戦に出ました。
まずは、ブナちゃん。
苔は青々として問題なし。
アタマに生えたブナの枝は、2年でこんなにも広がりました。
広がりすぎたせいか、一部の葉っぱが茶色くなっています。
水切れでしょうか。
なのに、他の枝には新芽もついているんですよね。
なんて勢力旺盛なのかしら。
苔玉の底をみると、ブナの根がビョンビョン飛び出しています。
ブナの根っこって、とっても硬いのね。
こんな小さな枝でも、根張は頑丈です。
外側に飛び出してる根っこを切りました。
剪定したブナの枝葉。
けっこうバッサリ切りました。
一方、苔玉小のシーちゃん。
以前はシダが生えていたので、シーちゃんと命名しましたが、今やハゲちゃんですよ。
しかも、頭頂部だけではなく、後頭部の苔もハゲちゃってます。
ま、ハゲてもかわいいんですけどねー。
苔玉に敷いてあるミズゴケも新しくしました。
今年も、ブナの紅葉が自宅で見られそうです。
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