庭造りDIY②　防草シートを敷くための準備が無駄になってしまった件

軒下の雨落ちの部分の雑草に嫌気がさし、雑草が生えないためには防草シートを敷くと良いということがわかりました。
防草シートを敷くためには、既存の砂利をいったん全部出し、地面を平らにならさなければなりません。

言うのは簡単ですが、実際に行ってみると大変でした。

雨落ちの砂利の撤去

我が家の南側の雨落ちの部分は、小石が敷き詰められているわけではなく、ところどころ土が露出しているので、あっという間に雑草が生えてきます。
ここに二度と雑草が生えないようにするためには、防草シートを敷いてから砂利を敷けばいいということがわかったので、まずは既存の小石を撤去します。

 

前日、向こう半分まで小石は撤去していたので、今日は反対側から攻めていきます。
午前中の土砂降りがうそのように上がり、地面はしっとりと湿り気があるので、土は掘りやすい。

砂利の上に生える雑草

さて、生命力たくましく、砂利の隙間からどんどん伸びる雑草はなんだろう・・・と調べてみると・・・。

葉っぱが細長く放射状に広がるオヒシバ。
1年草なので根は浅く、抜きやすい。

クローバーに似たかわいらしい葉っぱは、カタバミ。
繁殖力が早く根も長く深いので、やっかいな雑草なんです。

スギナはもっと嫌。
見た目もかわいくないし、簡単に抜けない。

抜いても抜いても生えてくる雑草を、最初から生えるスキを与えないために、防草シートを敷くのです。

整地作業

雨落ちの小石を外側に出したのはいいけれど、土の中にも小石が埋まっていたので、それらをすべて掘り出す作業に要した時間は、前日の分も合わせると4時間にも及びました。
もっとも、途中すぐに疲れて休み休みやっているのもありますが。

 

とりあえず掘ったー。小石全部出したー。
ここの土は塩辛い。なぜなら私の顔面からの汗が滝のように落ちているから。

 

三角ホーを使って、地面を平らにならしていきます。
しかし、小さな小石はコロコロ出てくるんだなぁ。キリがないよ。

小石の出っ張りがあると、防草シートを敷いた時破れやすくなる原因にもなるので、なるべく小石は取り除きたい。

 

そしてイイこと思いついたのです。
雨落ちの縁に利用していた円柱状のコンクリート。
これをグランドローラーのように転がしていけば、地面が圧縮され平らになるではありませんかっ！
我ながらイイ思い付き！

このローラーの上に乗っかり体重を移動させながらコロコロと動く姿は、玉乗りのピエロのよう。
造園って、大道芸もこなさなくちゃならないのね。

 

いい感じに地面が転圧され、出ていた小石も地面に埋められました。

縁取り石もよせることに

地面も整地されたので、いよいよ防草シートの出番か？と思ったのですが・・・。

 

やややっ！
この縁取り石の円柱と円柱のズレの隙間から、雑草が顔を出しているではないですか。

 

そしてよく見ると、円柱状のコンクリートの下から、ヒョロヒョロとした根っこが出ているではないですか！
この縁取り石の下には、おそらくスキがあれば顔を出そうとしている雑草の控室になっているにちがいない。

 

というわけで、縁取り石もすべてよせることにしました。
ゼー、ゼー、ゼー。
か弱きアラフィフ女に、この土方作業は辛いものがある。

しかし、Do it yourself！
自分でやると決めたのは自分なのだから、DIYを決行するしかないのですよ。

 

円柱状のコンクリートの隙間には、こんなに平たく根を伸ばした雑草が！
こんな狭い場所でも、たくましく生えようとする雑草。
私も負けてはいられませぬっ。

 

ちょっと自分でやってみる？という軽い気持ちから始めた庭造りが、なんだか本格的工事現場のようになってきた・・・。
困ったな。後戻りはもうできない・・・。

 

だから縁取り石をまっすぐに並べるために、杭を打って糸を張りました。
もうとことんどこまでも突き進みます。

ちなみに工事現場で、レンガやブロックなどを積む時、まっすぐに合わせるための糸を「水糸」と呼びます。
プロの方は、きちんとした水糸のやり方がありますが、素人な私はとりあえずまっすぐになる指標があればと、こんな感じで糸を張ってみた。
しかもこの糸、娘が以前使っていた毛糸の残りなのよね。
家にあるものを極力使う。それがDIYなのです。

しかし。
せっかく工事現場っぽく水糸っぽいものまで張ったのに、実はこれは不要だったということは、後で知ることになります。

ああ、DIYは奥が深い！