サニーレタス水耕栽培歴2年目です。
今年になって、水耕栽培に適した肥料があるということがわかり、さっそく液体肥料を変えてみました。
するとどうでしょう。
サニーレタスの葉っぱの成長がすこぶる良好で、昨年の倍の大きさになりました。
サニーレタス水耕栽培 液肥へ移す
今年は、昨年の残り種で水耕栽培を始めたのですが、発芽率は5割程度で成長スピードも遅いように感じます。
▲2021年3月30日 サニーレタス水耕栽培26日め
種をスポンジに植えてから26日め。
本葉が出てきたものもありますが、ようやく双葉が顔を出したものもあり、成長速度もまちまちです。
▲2021年3月30日 サニーレタス本葉出現
それでも、本葉が出てきたものから順次、液体肥料入りの容器へ移すことにしました。
▲サニーレタスの根
スポンジの下からある程度根が伸びていれば、もう液肥入りの容器へ移して大丈夫なサインです。
昨年はハイポネックス原液1000倍液肥を使用
昨年使った水耕栽培の液肥はハイポネックス原液。
ハイポネックス原液のボトルには、地植えの植物に対しての液肥倍率は記載されていますが、水耕栽培の表記はありません。
植物 | 液肥倍率 |
庭植え植物 | 250倍 |
草花・野菜・バラ・菊 観葉植物・花壇・菜園 |
500倍 |
鉢花・洋ラン・球根 花木・果樹・ハーブ |
1,000倍 |
サボテン・東洋ラン・山野草 盆栽・幼苗 |
2,000倍 |
なので、サニーレタスはハーブに近いかなぁ…?という私の独断で1,000倍に薄めて使っていました。
▲昨年のサニーレタス水耕栽培の様子
昨年、サニーレタスは、まぁまぁそこそこ成長しましたが、やはり畑に植えたものに比べると葉っぱは小さめ。
水耕栽培で育てるには、これが限界かなぁ・・・?と思っていました。
水耕栽培に適した液肥
ところが、水耕栽培に適した肥料は「微粉ハイポネックス」であるということが、今年になってわかりました。
A 微粉ハイポネックスをおすすめします。水でうすめて与える速効性の肥料で、特に植物の根を丈夫にするカリ(K)成分が多く含まれ、植物に活力を与え、強健な植物の生育に効果的です。水耕栽培では、1000倍液(1gの計量スプーンに水1L)を1週間に1回与えます。その時にすべての液を廃棄し、この1000倍液と入れ替えてください。https://www.hyponex.co.jp/faq/
水耕栽培では、植物の根を丈夫にするカリ(K)成分が多く含まれる肥料が理想的です。
土の中にはある程度肥料成分が含まれますが、水の中にはなにもないので、水耕栽培に適した肥料を選ぶ必要があったのです。
昨年使ったハイポネックス原液と、微粉ハイポネックスの成分割合を比較すると・・・
三大栄養素 | ハイポネックス原液 | 微粉ハイポネックス |
窒素 | 6 | 6.5 |
リン酸 | 10 | 6 |
カリウム | 5 | 19 |
微粉ハイポネックスには、ハイポネックス原液よりも4倍近いカリウムが配合されています。
ちなみに、植物が育つための三大栄養素と呼ばれるものは
・葉や茎を大きくする「窒素」
・花や実に作用する「リン酸」
・根などを成長させる「カリウム」
なのですが、液体肥料だけに栄養を頼る水耕栽培は、根をしっかり成長させるためにもカリウム豊富な液肥が必要だったわけです。
微粉ハイポネックスで育ったサニーレタス
というわけで、今年は微粉ハイポネックスを使って、サニーレタスの水耕栽培をしています。
▲2021年4月22日 サニーレタス水耕栽培49日め
写真でうまく伝わりますでしょうか。
サニーレタス1枚の葉っぱが、昨年に比べて倍近く大きくなりました。
昨年のものは、ひとつの容器にスポンジ苗を16個分入れていますが、今年は10個分しか入れていません。
数が少ないにもかかわらず、葉っぱがすでに混みあっています。
▲2021年4月22日 サニーレタス水耕栽培 49日め
葉っぱひとつひとつが大きくて立派!!
▲サニーレタスの根
根も、根腐れもせず真っ白で美しい!!
水耕栽培に適した液体肥料を使うというのは、とても大事なことだったんですね。
毎日成長するサニーレタスの葉っぱを眺めているのが楽しくて、いまだに収穫できずにいます・・・。
*この記事は2021年3月にアップしたものを加筆修正しました。
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