家庭菜園を始めるにはまだ早いこの時期、お部屋の中でサニーレタスを育てています。
土を使わずにできるサニーレタスの水耕栽培は、室内でお手軽に育てられる上、毎日成長の様子を間近で眺められるので、とても楽しいです。
しかし、室内環境であるがゆえ、苗が徒長しやすいのが悩みの種。
昨年、初めてサニーレタス水耕栽培を行った時には、発芽と同時に徒長させてしまい大失敗しました。
そんな経験を経ての2年目となるサニーレタスの水耕栽培。
徒長させないようにする育て方についてまとめました。
サニーレタスとズッキーニの徒長の様子
昨年、初めてのサニーレタス水耕栽培は、徒長しまくりで大失敗に終わりました。
種を蒔いてから4日めには、すでに徒長が始まっています。
双葉が開く前に茎だけがヒョロヒョロと伸びている典型的な徒長の様子です。
こちらは室内で育てたズッキーニです。
ズッキーニは5日めに発芽し、10日めには徒長してしまいました。
ダメ元で、徒長した茎の部分まで土をかぶせて畑で育ててみましたが、やはり育ちませんでした。
植物の徒長の原因
植物の茎が、必要以上に間延びしてしまうことを徒長といいます。
一般的な徒長の原因は
▪日照不足
▪水分過多
▪苗の密集
などと言われますが、秋田のような地域では明らかに日照不足が原因でしょう。
その上、室内で育てるとなると、限られた時間しかお日様は当たりません。
しかし、外の畑に種を蒔いた野菜は、たとえ半日蔭であっても徒長することなく元気に育ちます。
この違いはなんだろう…?と考えた時、ようやく気が付いたのです。
それは、光と闇、寒と暖、この相対する2つの環境を整えてあげればよいということに。
徒長させないための育て方
1.光と闇の差
畑に蒔いた種が徒長もせずに順調に育つのは、光と闇のメリハリがあるからです。
日中は太陽の光をぞんぶんに浴び、夜は暗闇で休眠する、この自然の流れこそが大事なのです。
室内で育てると、夜も蛍光灯の弱い光を浴びることになり、苗は夜になっても起きたまま「もっと光を」と伸びようとします。
しかし、十分な光ではないのでヒョロヒョロに徒長してしまいます。
水耕栽培のサニーレタスは発芽したら、日中はお日様の当たる窓辺に置き、夜は暗い部屋へ移動し蛍光灯の光さえも当たらない真っ暗闇に置きます。
2.寒暖の差
また、昼と夜の温度差も育苗には必要です。
夜になっても暖かい部屋では、苗が覚醒したまま成長しようとします。
なので、夜は寒くて暗い部屋へ移動し、日中の室温と10℃以上の差になるようにします。
この寒暖差が、外で育つ環境により近いものとなります。

サニーレタス7日め
昨年、これらを実行したサニーレタスの水耕栽培は、種を蒔いて7日めには徒長せずにかわいい双葉が一斉に開きました。
さて、今年は昨年の残った有効期限切れの種でサニーレタスの水耕栽培を始めたので、全体的に遅い成長となっていて、発芽したのは7日めのこと。
そして14日めにはかわいい双葉が開きました。
発芽率は6割程度ですが、徒長していません!
実は、ちょっと前までLEDライトを買うことを考えていました。
これさえあれば、日照不足を解消できると思っていました。
だけど、もう必要ないと思います。
光と闇、暖と寒!
このポイントさえ押さえれば、きっと苗は徒長しません。

コメント