植物育成ライトというのがあります。
室内で植物を育てる場合の日照不足を補ったり、徒長を防ぐために使用するものです。
実は、昨年からこのライトを買うべきか否かで迷っていたのですが、なかなか踏ん切りがつきませんでした。
しかしこの度、家にあった植物育成ライトの代わりとなるものを使って、サニーレタスの水耕栽培を始めました。
サニーレタスの水耕栽培は徒長しやすい
サニーレタスの水耕栽培を始めました。
例年だと3月頃に水耕栽培に着手するのですが、今年は家庭菜園もおおむね終了したし、なんとなく手持無沙汰で水耕栽培をやってみようかな…と思い立ったわけです。
サニーレタスの種もたくさん余っていますしね。
しかし、水耕栽培で毎回悩みの種となるのが、日照不足で発芽直後に徒長してしまうこと。
▲サニーレタス 徒長の様子
初めて水耕栽培をやった時には、徒長しまくって失敗したので、それを解決するべく、あの手この手で工夫してきました。

なので、今回もあの手この手で育てようと思っていました。
ところが、スポンジに種を蒔いたあと、曇りや雨の日が続き、ちっともお日様が出てこない。
これでは、昼と夜の区別も判断しにくいサニーレタスの種たちが、間違って徒長してしまうではないですか。
やっぱり植物育成ライトが欲しいなぁ。
買っちゃおうかなぁ。
と、あれこれ調べてみたのですが、決断するには至りませんでした。
植物育成ライトが決められなかったわけ
決断に至らなかったのは、いいな…と思った植物育成ライトの多くが、クリップで固定するタイプのものだったから。
私、サニーレタスの水耕栽培は、出窓に置きたいのです。
なので、クリップで挟む場所がないのです。
では、スタンド式の植物育成ライトならどうだろう?と調べてみると、これがけっこういいお値段。
それにライトを使う期間は、極めて短い。
種を発芽させるために使いたいので、その後数日間徒長さえしなければ、あとは自然の太陽光でなんとかイケると思うのです。
そのためにわざわざライトを買うのもなぁ…、というためらい。
で、ふと思ったのです。
植物育成ライトはLEDライトです。
以前は、太陽光の波長に合わせて赤色と青色のLEDを使ったものが多かったので、LEDライトもピンク色のものが主流でした。
しかし、最近のライトは白色のものもあります。
ならば、パソコンデスクで使っているLEDライトでいいんじゃないの?という単純なひらめき。
植物育成LEDライトの代用品
そこで、サニーレタスの水耕栽培で使ってみたのが、デスク用のLEDライト。
出窓に置いて、サニーレタスにスポットライト的に照らしています。
ちなみに、買おうと思っていた植物育成LEDライトは68Wでしたが、うちにあったデスク用はわずか2.5W。
だから、できるだけライトを近づけて当てています。
朝、出勤前の8時にライトをつけて、夕方帰宅後の6時に消灯。つまり1日10時間の点灯。
夜はリビングの出窓に置いたままですが、中途半端にリビングの照明が当たらないよう、遮光カーテンで遮ってサニーレタスは暗い状態にしています。
すると、LEDライトを使い始めた翌日には、かわいい双葉が発芽しました。
しかも徒長もしていません。
デスク用の小さな光源のLEDライトだけれど、発芽さえしてしまえばこっちのもんです。
液肥のタッパーに移したら、あとは南西側の窓辺に置いて自然の太陽光まかせにしようと思っています。
植物育成用のLEDライトは、植物の光合成に最も効果的な波長の赤色や、葉や茎の形成に有効な青色を使っているそうですが、そもそも光の三原色と言われる赤と青と緑色を組み合わせたら、白になるわけですから、白色のLEDライトには、赤も青も少しは混じっているよね?
なんてことに期待を寄せて、サニーレタスの水耕栽培の発芽は、デスク用のLEDライトでも可能だということがわかりました。
LEDライトの電気代
ところで、1日10時間も点灯しているLEDライトの電気代が気になります。
というわけで調べてみたのですが、使っているLEDライトの消費電力は2.5W。
1日10時間では、0.675円という結果が出ました。
1カ月使っても、20円ほどです。
とりあえずサニーレタスの発芽に関しては、デスク用LEDライトで十分代用できますし、なによりエコな方法なのが一番。
余計なモノを増やさずに済みました。
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