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サニーレタス水耕栽培 根腐れさせない方法と工夫

サニーレタスの水耕栽培は、水と液体肥料さえあればお部屋で簡単に育てられます。
土で汚れることもなく、虫に悩まされることもなく、天候に左右されることもありません。

しかし、時に根腐れを起こして、栽培に失敗することもあります。
では、水耕栽培で根腐れをさせないためにはどうしたらよいのでしょう。

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サニーレタス水耕栽培根腐れの原因

水耕栽培で根腐れを起こす最大の原因は、根っこに酸素が行き渡らないことです。
植物は、葉っぱだけではなく根っこの部分も、酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すと言う役割をしています。

だから、いくら水耕栽培だといっても、根を全部液肥に浸すと酸素をうまく取り込めず、根腐れを起こしてしまいます。

なーんて、偉そうにウンチクを語ってしまいましたが、実は私はサニーレタス水耕栽培歴2年め。

▲2020年 茶色くなったサニーレタスの根

昨年初めてサニーレタスの水耕栽培をした際には、液肥をたくさん吸えるようにと、根をすべて液肥に浸るようにして育てていたため、ほどなく根の部分は茶色になってきました。

この時点で、水耕栽培でも根腐れを起こすということに気が付いたため、すぐに対策を講じました。

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水耕栽培で根腐れさせない方法

根腐れさせない方法は、根をすべて液肥の中に入れないことです。

根の下部1/2~1/3は液肥に浸るようにし、その上の根は酸素を取り込めるように、液肥の量を根の長さに合わせて調節します。

▲2020年 茶色い根から白い根が再生した

昨年茶色くなりかけたサニーレタスの根も、その後は白い根が生えてきて、なんとか根腐れからは免れることができました。

そして、2年目となる今年はその経験を活かし、根の半分くらいを液肥に浸るようにして育てています。

 

▲2021年 サニーレタス水耕栽培の根の様子

どうでしょ。
少し茶色い根も見られますが、昨年に比べたら、白くてふわふわの美しい根の仕上がりです。
White&Beautyです。

根がちゃんと酸素を取り込んでくれてるのがわかります。

微粉ハイポネックスで根を丈夫に育てる

さらに!
今年は液肥も進化しました。

▲ハイポネックス原液

昨年使った液肥は、ハイポネックス原液。
しかし、水耕栽培に適した肥料は、微粉ハイポネックスなのです。

ハイポネックス原液に比べ微粉ハイポネックスは、根を丈夫に大きく成長させるカリウムが多く含まれています。

三大栄養素 ハイポネックス原液 微粉ハイポネックス
窒素 6 6.5
リン酸 10 6
カリウム 5 19

つまり、微粉ハイポネックスでさらに根腐れしにくい強い根を育てることができるにちがいありません。

 

▲微粉ハイポネックス 500g

さっそくホームセンターで購入した微粉ハイポネックス500gは、お値段約1,000円。

 

水耕栽培では、1,000倍に薄めて使用しますが、もちろん庭のお花や野菜にも使えます。

 

水1Lに対して1gを溶かして使うのですが、サニーレタスの水耕栽培では1.5~2Lほど液肥を使いますから、1回にかかる肥料代は約4円ほど。
液肥は週に1度交換しますが、コスパは驚くほど良いと思います。

さらに、大きなペットボトルに水を入れて、そこへ微粉ハイポネックスを入れ、ボトルをシャカシャカ振って溶かすのですが、振れば振るほど液体に空気が混ぜ込まれるので、毎回バーテンダーのように手を上下に振って液肥を作っています。

他に、水耕栽培の根に酸素を取り込む方法としては、エアーポンプで液肥の中に酸素を送り込むという方法もありますが、私は微粉ハイポネックスバーテンダー方式で良いかな…。

根の長さに応じて栽培容器を変える

ところで、今年は昨年の残り種を使って水耕栽培しているため、発芽も遅く、発芽率も50%といったところ。

なので、途中で再度種を蒔いたため、サニーレタスの成長もかなりばらつきがあります。

▲サニーレタス水耕栽培40日め

ということは、根の長いものもあれば短いものもあるということで、サニーレタスの成長具合に合わせて、水耕栽培容器を変えています。

 

▲500mlペットボトルを利用した水耕栽培

まだ根が短いものは、500mlのペットボトルを利用した個室で栽培中。

 

▲サニーレタス発芽

こちらは、1週間前に種を蒔いたサニーレタスがようやく発芽してきたところ。
ひとつのお部屋でみんな一緒に見守る、さながら保育園といったところかな。

サニーレタス水耕栽培も、2年目ともなればいろいろな工夫をするようになります。
毎日、間近に成長を見届けられる水耕栽培は、畑で育てる野菜とはまたちがった楽しみ方があります。

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