納戸の床が好みの色ではなかったため、フロアシートを敷いてリメイクすることにしました。
使用したのは、糊なとで貼らないタイプの吸着フロアシート。
小さいパーツを並べていくだけなので、思っていたよりも簡単でした。
昭和なビニールクロス
納戸に置いたスチールラックに、リメイクシートを貼ったら、床の色も変えたくなりました。

納戸は、我が家と実家を繋ぐ場所。
築40年越えの実家の、もともとは小さなダイニングキッチンとして使用するはずだった部屋なので、撥水加工のビニールクロスが床に貼られていました。
▲昭和なビニールクッションフロア
色といい、模様といい、昭和の時代の水周りに、こういったビニールのクッションフロアはよくありましたよね。
このビビットな赤い床がイマイチ好きになれなかったので、木目調の床にリメイクすることにしました。
貼らないフロアシート
ホームセンターで買ってきたのは、貼らないタイプの木目調フロアシート。
▲PVCフロア
DCMのPVCフロアという商品で、木目調の色はライトブラウン。
80×15cmサイズのものを、ペタペタと置いて並べるだけなので簡単です。
厚さは1.5mm。
隣接する廊下との段差もそれほど気にならない厚さが良いですし、カッターで簡単に切ることができます。
▲裏面は吸着素材
裏面は、吸着する素材なので、置いて歩いて圧をかけると次第にしっかりくっつくのですが、剥がすのも簡単です。
▲ペタペタ置くだけ
つまり、多少テキトーにやっても、多少失敗しても、何度でもやり直しがきくところがすばらしい。
仮置きしてから、裏面のビニールシートを剥がして、ペタペタと床に置いていきます。
90cm幅とか120cm幅のロールで売っているビニールシートは、一人では扱いが大変ですが、小さなパーツを並べるだけのPVCフロアはとても良いなと思いました。
▲端の作業がちょっと面倒
ただし、中途半端なスペースや凹凸の場所は、フロアシートをカットしなければいけないので、端っこのシート貼り作業は時間を要しました。
▲作業終了
が。
慣れてくると作業もかなり要領よく行えるようになりました。
なんだかんだで、2畳ほどのスペース全部にフロアシートを貼り終えるまで3時間かかりました。
端の部分はかなり適当ですが、遠目には美しい仕上がり。
誰も床の端なんて見ないから、満足、満足です。
光の関係で、床が白っぽく見えますが、実際はライトブラウンな木目調の床となりました。
▲2023年12月 パントリー
床が明るくなると、空間も広く感じられます。
これにて、我が家のパントリーの床のリメイクが終わりました。
余談ですが、実家は両親が40代後半に建てた家です。
当時、父と母は「定年退職して隠居生活になったら、西側の小さなキッチンでお茶をいれる生活をする」と話していましたが、これが今回床をリメイクした納戸になります。
結局、この納戸についている小さなキッチンは誰にも使われることがありませんでした。
40年前に両親が想定していた高齢者の暮らしは、一日中縁側に座ってお茶を飲むという、完全に社会から隔離された静かな暮らしを思い描いたのかもしれませんが、今の高齢者は想像よりもずっと若くて遥かに元気でアクティブ。
もう「隠居」なんていう言葉も聞くことがなくなりましたよね。
まさか、70歳になっても80歳になっても、国が働くことを推奨する世の中になるなんて、うちの親も想定していなかったでしょう。
▲備蓄もほどほどに
時代は変わるし、価値観も変わる。
だからこそ、この先のことを考えて憂いるよりも、今、自分が好きなこと、やりたいことを優先させる。
そんな生き方がしたい!と思った2023年の師走のことでした。
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