昨年に続き、今年もシクラメンの夏越し失敗しましたっ!
なーんて、張り切って言うことではないのですが、思い当たる点は多々あります。
自分への戒めと、どなたかの参考になれば幸いです。
非休眠法で夏越ししたシクラメン
昨年は、非休眠法にてシクラメンの夏越しに挑みました。
夏の間も定期的に水やりをし、株を一回り大きくしようと目論んだわけです。
しかし、素人が非休眠法でシクラメンを夏越しさせるなんて10年早かったのです。 (←私の場合)
シクラメンとちゃんと向き合わず、やみくもに、そしてひたすら水やりをした結果、シクラメンの株はぷにぷにと柔らかくなり、腐ってしまいました。
▲2022年 シクラメンの株が腐るとこうなります
シクラメンを休眠法で夏越し
そこで、今年の夏はシクラメンに眠っていただくことにしました。
夏の間は、水を一切与えず、カラカラの状態にして株を眠らせ、涼しくなったら水やりを再開、お目覚めになっていただくという方法です。
眠っていただく場所は、日の当たらない北側の外にしようと思っていたのですが、今年の夏はあまりにも猛暑が続き、部屋の中に置くことにしました。
それでも、北側の日のあたらない窓辺で風の通りはよかったはずです。
もちろんエアコンなどは使わない部屋です。
ところが・・・です。
ようやく夏の暑さもひと段落した9月。
そろそろシクラメンにお目覚めになってもらおうとしたのですが、どうにも株の様子が変なのです。
▲2023年9月中旬 シクラメンの株どこいった?
変というか・・・、株、どこいった?という状態です。
いつのまにやら、土の中にすっぽり沈んでいたのです。
▲シクラメンの株 発掘
そこで、鉢から出して株が出るように土を入れ替えたのですが、なんか形が変なのですよ。
シクラメンは、別名「豚の饅頭」と呼ばれるように、球根が丸くなっていますよね。
▲哀れなシクラメンの株
なのに、魂を持って行かれたようなひからびた饅頭の姿。
(ー_ー)!!
こんなの、私の知っているシクラメンじゃない。
とりあえず水やりをして、シクラメンを起こしてみたのですが、1週間経ってもウンともスンとも言わず、その後株の下側がぷにぷにしてきました。
あー・・・・( ;∀;)
今年もまた腐らせてしまいました。
休眠法でも株が腐った原因
さて。
ここからは素人の私の憶測です。
休眠法でカラカラに乾かして夏越ししたシクラメンが、なぜに魂を持って行かれたミイラのようになってしまったのか、ちょっとだけ心当たりがあります。
それは、夏が来る前に植え替えをしたこと。
▲シクラメンとアイビーの寄せ植え
このシクラメンは、フリルシクラメンとアイビーの寄せ植えで売られていたもので、5月下旬にはアイビーが伸びすぎてしまったこともあり、別々の鉢に植え替えることにしたのです。
▲シクラメンの植え替え
根張りもしっかりしていたので、きっと大丈夫という根拠のない自信を持つのが素人(私)。
▲シクラメン単独植え替え
6月初めには、シクラメンを単独の鉢に移し替え、得意げになっていますが、そもそもシクラメンの植え替えに適した時期は、夏が過ぎて涼しくなった9~10月頃なのですもんね。
さらに!
この植え替えも、テキトーにやったため、鉢の中にちゃんと土が入っていませんでした。
なので。
▲鉢の中で空洞化
9月になって、埋もれた株を救出しようと、鉢から出してみたところ、空洞になっている箇所を発見!
これじゃあ、根っこも空気に触れて傷んでしまっただろうし、株も徐々に沈み込んでいき、魂持って行かれただろうなぁ・・・・と推測されます。
つまり、今回のシクラメン夏越し失敗の原因は、やってはいけない時期に株の植え替えをし、しっかり鉢の中に土を入れなければならない作業を怠ったという、すべて私の責任でしょう。
植え替えをしなかったシクラメン
唯一の救いは、別の小さなシクラメンの鉢植えが、休眠法で夏越しをし、新芽が出てきたことです。
▲シクラメンの新芽
あまりにも小さい株なので、全然期待していなかったのですが、こちらは植え替えせずに夏越ししたせいか、ぷっくりとした丸い豚の饅頭姿を保ち、新芽が出てきたんですよー!
▲シクラメン夏越し成功
ということは、シクラメンの休眠法でのやり方や置き場所は、間違っていなかったってことですよね。
間違っていたのは、私の植え替えのやり方だったということです、はい。
というわけで、シクラメン初心者は寄せ植えは買うな。
植え替えはするな。
夏は水やりせず、休眠法で育てろ。
ってことです。
今年は、シクラメンの単独の鉢植えを買ってもらおう(夫に)。
コメント
三度目の白雪です。こちらにも失礼します。
ゼラニウムのコメントに書いたシクラメンの本、「NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 シクラメン、ガーデンシクラメン」(吉田健一著)、コメント後改めてひっぱりだして(白雪、現在シクラメンやってないので)読んでみたけど、改めて、この本、いいです!
2002年初版で、白雪は多分2010年頃に買ってると思うんですが、今読んでも、ネットで調べるよりいいと思います。何がいいって、12月〜2月は「購入株の管理」と「夏越しした株の管理」が別々にあること。花屋さんから購入した鉢と、自宅で夏越しさせたやつは、そりゃか違うよね、と。特に休眠で夏越しさせたやつは花期が遅くなりますし。
購入株の管理は、「普通鉢」と「底面給水鉢」に分けて解説あります。
もちろん、夏越しの方法、注意点、見分け方、夏越し後の管理等も詳しいです。初心者の白雪が夏越しできたのはこの本のおかげです、ネットだけだと無理だったと思います。
最初に「底面給水鉢の購入株を非休眠法で夏越しさせる」「底面給水鉢の購入株を休眠法で夏越しさせる」「普通鉢の購入株を非休眠法で夏越しさせる」「普通鉢の購入株を休眠法で夏越しさせる」の4ケースの全体の見通しがあるのも親切で、嬉しい!
シクラメンとガーデンシクラメンも別々に解説してますが、ガーデンシクラメンは暖地での非休眠法がメインになってます。
そして・・・なんとシクラメンの種を自家採取して育てる方法まで書いているという・・・白雪やってないですけどね。
交配には2株必要みたいだけど、夏越しが難しい(温暖化進んでますからね〜・・・)場合は種を取って秋まきにするといいらしいですよ・・・!
本日四度目・・・毒を喰らえば皿まで(どういうコメントだ)白雪です・・・
シクラメンの本、残念なのは、寒冷地向けの解説がないところです。だから冬のガーデンシクラメンの置き場所が屋外とかなのです。まあ、大抵の園芸解説はこんなものですよね、関東以西、霜がおりないように軒下に〜ってやつ。
外に出す目安が日中10℃以上とか、植え替え期の目安が夜間25℃以下とか、ある程度の目安となる温度は書いているので、冬は1ヶ月遅れ、夏は半月くらい早め、くらいに換算してました。いちおう、地元と東京の月最高・最低・平均気温を調べて書き込んでたりしてます、10年前のだけど・・・
あと、シクラメンは一日の気温差を15℃未満にしてやるといいそうです。日ごとの気温差までは書いてないけど・・・
ここのところの気温差、人間もきついですよね〜!
連日スミマセン、またしても白雪です。
趣味の園芸のサイト見たら、シクラメンの本、2020年に新しくなってました。
著者は同じ吉田健一さんで、タイトルは「NHK趣味の園芸 12か月栽培ナビ シクラメン」です。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_tn_detail&target_xml_topic_id=engei_001364&target_tag=6
↑サイト見たところ、白雪の持ってる栽培12か月シリーズは縦書きだけど新しい12か月栽培ナビシリーズは横書きになってるのと、サイズがA5版と大きくなってる(白雪のはB6サイズ)くらいですかね。あと、新しいのはイラストでポイント強調してて一目でわかりやすくなってる感じ。内容自体は変わりないと思います、目次見ると「タネから育てる」もちゃんとありますし!
バラとかクリスマスローズとかは本たくさん出てますけど、なかなか一つの植物を12ヶ月ごとに解説してる本ってないから、このシリーズ重宝します。「ゼラニューム」はまだ新しいの出てないみたいだけど、まあゼラニウムは本がなくてもなんとかなるといえばなるんですよね(白雪はあるし、使い込んでちょっとボロボロ気味だから、新しいの出たら買いたいと思ってるけど)
なんか、最近のコメント白雪ばかりでスミマセン。しかも本の宣伝してるみたいで・・・そんなつもりはないんですけど、ただシクラメン育てるならホントおすすめです。ネットで情報集めるのも大事だけど、本は1冊に必要なことがまとまってて、園芸作業しながらでも見られるから、やっぱりいいもんだなあと思います。
白雪さくらさんへ
ガーデンシクラメン、昨年夫が買ってきたのですが、地植えにしたら枯れました(・∀・)当たり前か。
寒冷地は、ガーデンシクラメンでも室内が良いですよね。
色々失敗をしながら、学ぶこともたくさーんあります。
白雪さくらさんへ
わぁー。細かい情報ありがとうございます!(^^)!
書籍は、主に関東の気候に合わせて書かれていることが多いですよね。
寒冷地は、習うより慣れろで自分でやってみるのが一番なのかもしれませんね。
シクラメンの種を採取して、育てる!!!?
種から、あの豚の饅頭の株がどうやってできるんでしょ?
なんだか興味津々です。