殻付きホタテをさばいて食べて義両親を想ってみる

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ホタテが届きました。殻付きで活きホタテ。
義兄から送られてきたものです。
若かりし頃の私ならば、どうやって下処理していいのかわからず泣きそうになっていたと思います。
しかし今では、ジャンジャン殻付きホタテを処理して、おいしいおいし~いホタテを食べられるようになりました。

殻付きホタテは、丸い方の貝殻を下にして、右側からホタテヘラを差し込むとサクッと開きます。
「丸が下で右側から」
これさえ覚えておけば、殻付きホタテも簡単に下処理ができます。

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殻付きホタテのさばき方

殻付きの大きなホタテをいただきました。
本気でうれしい。

ホタテは新鮮なうちに下処理をしてしまいます。

 

それにしても大きなホタテだったので、貝殻を測ってみたら13cm大はありました。
自分ではこんな大きな殻付きホタテは、まず買わない。
買うとしたら、お刺身としてうっすーい切り身で売られているものか、もしくはベビーホタテ。
ホタテは、別に食べなくても生きていけるけれど、やっぱり殻付きの大きな活きホタテをもらうとうれしいもんです。

結婚した当初は、夫の実家から大量の殻付き牡蠣やホタテが送られてきた時には、本当に困り果てました。
今のようにネットもない時代、どうやって殻を開いて、どうやって食べるのか、まーったくわかりませんでしたから。

そんなウブな私も、20数年という歳月を経て立派な猟師の女となりました。(夫は猟師じゃないけれど)

 


ホタテは2枚貝ですが、横からみると貝殻が平たい方と丸みを帯びた方があるのがわかります。
丸い側のほうを下にしてまな板の上に置きます。

 

ホタテの身をきれいに取り出すには、ホタテヘラがあると便利。
包丁だと身の一部を削ってしまう可能性がありますが、ホタテへラならきれいに身が取り出せます。

送っていただいたホタテの箱の中にホタテへラが入っていましたが、我が家には2枚ありました。
以前送っていただいた時のものでしょう。
ホタテへラをしまっていたことをすっかり忘れていました。

なんとAmazonではこのホタテへラが2本で480円で売られていてびっくり。
ホタテ1枚分より高いんじゃ・・・?

 

さて、このホタテヘラを開いている口から差し込んで、ホタテの身を取り出すのですが、この時自分からみて左側のほうから差し込んではいけません。

 

新鮮で活きのいいホタテなら、瞬時に口が閉じられて、ホタテへラがはさまって取れなくなってしまいます。
いたずら半分で、まちがっても指は突っ込まないように。
挟まれて痛い目に合います(←昔の自分)。

 

ホタテへラを突っ込む部分は、右側から。
こちら側に、ホタテの貝柱と貝殻を頑丈にくっつけている部分があるんです。

 

貝殻に沿ってホタテへラを動かすと、簡単にカパっと口が開きます。
貝柱の丸印の部分が貝殻とくっついていた部分。
ここさえ剥がしてしまえば、あとは簡単です。

 

反対側にくっついている貝柱の部分もホタテヘラで剥がします。

 

こうして、全部のホタテを殻から外しました。
活きているホタテなので、裸一貫となっても身が動くんですよ。
つかんだ瞬間に、ギュッと動かれると、いまだにギャーっと言ってしまうのは、まだまだ猟師の女じゃないってことになりますね。

 

殻から外したホタテは、さらに下処理をします。

 

ホタテの黒い部分は、ウロと呼ばれ、食べてもおいしくないばかりか、貝毒がここに集まりやすいので、なるべく破らないようにそっと外します。

あとは、貝柱と貝ヒモと生殖器をバラバラにします。
生殖器のすぐそばについているヒダヒダの部分はホタテのエラで、食べられないという方もいますが、しっかり焼いて熱を通して私は食べますよ。
おいしいです。

 

貝ヒモの黒い部分は、塩水でよく洗って指でしごくようにして取り除きます。

昔は、貝柱と一緒に貝ヒモも生で食べていましたが、以前殻付き牡蠣を生で食べて嘔吐したことがあって以来、貝類は生では食べなくなりました。

 

というわけで、ホタテの殻に乗せてオーブンレンジでグリル焼きにしました。

肉厚の貝柱はプリップリで、コリコリの貝ヒモが旨すぎる。

フライパンで蒸し焼きにしてもいいのですが、夫が表面を軽く焼いたほうが好みだと言うのでグリル焼きです。
お醤油やバターなんぞ要りません。
ホタテの旨みと海水の塩味でバツグンにおいしいですもん。

残ったホタテは、1個ずつラップに包んで冷凍保存します。
甘辛く煮てもいいし、ホタテのグラタンも美味しいよねぇ。

美味しいホタテが食べられて、義兄に感謝、感謝です。

余談ですが・・・

先日、夫の実家を訪ねました。
岩手県の三陸沿岸沿いにあります。

実家の隣に住む義兄(夫の兄)が、帰り際に「お土産持った?」と聞いてきました。
その日は義姉が不在でしたが、私たちが訪ねてきたら渡してくれるようにと、お土産を用意しておいてくれたそうです。

それを実家に預けていたそうですが、玄関横に置いていたはずのお土産を入れた紙袋が見当たらない。
義兄が必死になって家中を探し回りましたが、出てきません。
結局、そのお土産はもらわずに私たちも帰ってきましたが、後日義兄から電話がありました。

そのお土産は、お菓子といろいろな海産物だったそうですが、実家の義父と義母がお菓子を食べてしまい、海産物は戸棚の中にしまわれていたそうで。

そうです。
夫の両親も、かなり認知症が進んでおりました。
かろうじて夫の名前は憶えていましたが、私の名前なんぞわからないばかりか、どこぞのお客様かと思っているようで、ものすごく他人行儀。
そして我が家の子どもたちのことは一切聞きもしませんでした。
あんなに孫のことをかわいがってくれていたのにね。

義父は、何度も何度も同じことを聞くし、昔から陽気で世話好きの義母は、一時もじっと座っていることがなく、どんどんジャンジャンお菓子を出してくる。
テーブルの上には、山のようにお菓子が散乱していましたが、きっとその中に義姉がお土産に用意してくれたお菓子もあったんだろうなぁ。

そんなわけで、義兄が後日わざわざホタテを送ってくれたというわけでした。

ホタテのおいしさを噛みしめるたびに、義父と義母の姿を思い出し、ほんの少し切ない気持ちにもなった夏の終わりの出来事でした。

 

コメント

  1. どんぐり より:

    お義兄さんは、日曜に開催された 大船渡サンマ祭りに行かれたのでしょうか。あいにくの雨でしたが、道は大渋滞、凄い人でした。
    私も、九州に住む両親と姉に、ホタテではなく、サンマを送りました。
    ホタテも送れるとは!!来年はホタテも送ってみようかな!と思います。

    • そらはな より:

      どんぐりさんへ♪
      おおー!サンマ祭りでしたね。
      ポスターみました(#^^#)
      三陸のサンマは脂がのっていて大きくておいしいですよね。
      結婚した当時、実家からやはりサンマが30匹くらい送られてきて、この時も泣きたくなりました。
      千葉に引っ越ししたばかりで、近くに友人知人もおらず、大量のサンマをどう処理しようか本当に困りました。
      あの頃、ネットがあればもっといろんな料理で楽しめたのになぁ・・・。

  2. しっぽ より:

    殻付きのホタテ、
    うちも以前はいただいていました。
    なので自分でこじ開けられますよー。
    貝は生きてるので、必死で閉じようとするんですよね。あの感覚は確かに慣れませんな。大きいので余計ですね。

    でもうまい!紐もうまい!
    コリコリしてますよね。
    焼く匂いがたまらんすね。

    でも今はいただけないのです。
    震災のせいです。残念です。

    • そらはな より:

      しっぽさんへ♪
      先日、宮城の石巻市でホタテ祭りが中止になったというニュースをみました。
      津波の影響が、いまなおあるんですね。ほんとに残念です。
      地方の町おこしでもある行事が中止になるのは、そこで暮らす人も本当にがっかりですよね。
      私はおいしいホタテが食べられたことに、感謝、感謝です。

  3. オコジョ より:

    ホタテ美味しいですよね。どんなお料理にも合うので、私もよく使いますよー。
    家は、殻付きではなく剥き身の冷凍ホタテですが。
    確かに若い頃は、親戚から大量に送られてきた海産物の処理に、泣きそうになっていた私でした。何も知らない若いだけの主婦だったわ(゚∀゚)

    ところで、そらはなさんの記事の中にあるホタテ下処理の画像、生物の教科書の図の
    ように見えました(^ ^)ウロ、初めて知りました。しっかり理解できました_φ( ̄ー ̄ )

    • そらはな より:

      オコジョさんへ♪
      ホタテは出汁が良くでますよね(#^^#)
      ふふふっ。生物の教科書のようでしたかー?
      私も、いつも「黒いの」と呼んでいた部分が「ウロ」という名前があることを、最近知りました。
      人間、死ぬまで勉強ですなぁ・・・。