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おうちで奥入瀬を楽しむための苔玉の作り方・管理のしかた 

苔玉のブナちゃん、シーちゃんを育てています。
緑のまんまるフォルムがかわいらしいうえに、目玉もつけたものだから、すっかり擬人化して名前までつける始末。

まるで小さな奥入瀬渓流を再現したかのような苔玉を上手に育てて、末永くおうちで楽しみたい。

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苔玉の魅力

我が家にいる苔玉のブナちゃん、シーちゃんです。

写真左側がブナちゃん。右側がシーちゃん。
苔玉の上に生えているのがブナの木とシダ植物だという単純明快な命名です。

まるで某不動産情報サイトのスー〇くんにそっくりですが、これは正真正銘の苔玉です。

 

苔玉は植物の根の周りを苔で丸く包んだものですが、とても簡単に作ることができます。

 

植物との組み合わせによって雰囲気もガラリと変わりますし、苔玉をのせる器の種類によっても表情がまるでちがってきます。

和風にも洋風にもアレンジできるところが、苔玉の良いところ。

今は、とりあえず家にあった鉢皿の上に置いていますが、木製のお皿は自然の奥入瀬渓流の雰囲気を出すことができるだろうし、和食器に置いたら盆栽のような雰囲気になるのかな?

そんなことをあれこれ想像しながら、ブナちゃんとシーちゃんを見守っています。

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苔玉の作り方

苔玉は、奥入瀬渓流にあるモスボール工房で作りました。

あらかじめ用意された植物がありますので、この中から好きな物を選んで作ります。

一番小さなサイズのツタとシダが2,000円。
ブナは2,500円にて、苔玉作りを体験できます。

ツタやシダは1年中緑色ですが、ブナは紅葉、落葉し、翌年には新芽が出てくるというので、どちらもその姿を見たくなりました。

よって、2つの苔玉を作ることにしました。

 

鉢からそっと取り出した根っこの部分を、まずはミズゴケで丸く包んでいきます。
全体の形を整えながら、ラップでおにぎりを握るような感覚です。

力を入れすぎると、苔玉が細長くなってしまいますし、力が弱すぎてもミズゴケがハラハラと落ちてきますので、この感覚が難しい。

形を整えたら、ミズゴケがはがれないように糸でくるくると固定していきます。

この時も、糸をきつく蒔きすぎると細身の苔玉になってしまいます。
まぁ、自分が作ったものならば、細苔玉になろうとも、なんだってかわいいのですけどね。

 

最後の仕上げは、乾燥したシート状のハイゴケ。
これに霧吹きで水分を含ませ目覚めさせます。

それをミズゴケと同じ要領で、ラップに包みながら全体にかぶせ、丸く形を整えていきます。

糸で苔を固定したら完成です。

 

苔玉作りを教えてくださった先生からは、「糸をまきすぎると苔玉ではなく糸玉になってしまうので気を付けてくださいね~」と言われましたが、苔の緑色と糸の緑色の判別がキビシー老眼の私にとっては、どこをどう巻いているのかわからない状態でした。

それでもなんとか苔玉っぽくなって完成。
目玉をつけるとさらにキュートでかわいい!

苔玉の管理のしかた

苔玉の最大の敵は「ムレ」だそうです。
気温が高く風通しの悪い環境では、カビが生えてしまうこともあるそうです。

逆に乾燥しすぎても苔にとってはよろしくないので、適宜霧吹きで潤いを与えなければなりません。

 

苔玉の作り方を教えてくださった先生に、おうちでの管理のしかたを聞きました。

▪霧吹きでの水やりは朝・晩2回程度
▪夜は外に出して寒暖差の環境下で育てたほうが良い
▪日中は午前中に日の光があたるような場所におくと室内でも楽しめる
▪気温0度以下にならない限りは大丈夫
▪真冬の夜は暖房のない室内に置く
▪苔玉を持った時にあまりにも乾燥して軽くなっている時は苔玉ごと水に沈めてみる
▪苔玉の下に敷いているミズゴケは常に湿っているほうが良いが、受け皿に水が貯まるほどにはしないこと

ブナやシダは、これ以上大きくならないと言っていたけれど、果たしてどうなんだろう?
苔も寒い冬には茶色っぽくなり、春がくればきれいな緑色になると言っていたけれど、そこまで私は管理できるかなぁ?

 

家に持ち帰って明るいところで見てみたら、苔玉にかかる糸がはっきり見えたけれど、これも次第に苔と馴染んでくるのかな?

などなどいろんな疑問がわいてきます。
苔玉を育てるのは初めてなので、ちょっとドキドキしています。

 

昨年訪ねた奥入瀬渓流は、本当に心が洗われるようですばらしかった。

 

だから苔玉を見ていると、そんな思い出もよみがえってくるのです。
この自然美を末永く保ちたいなぁ・・・。


なお、奥入瀬モスボール工房で作った苔玉に使用した苔は、苔農家さんから仕入れたものだそうです。
奥入瀬渓流は国立公園の特別保護地区及び天然保護区域となっているので、そこにあるすべての自然物の採取は禁止されています。

こけ玉に使用する苗木も契約農家さんから仕入れたものですが、奥入瀬に生育するブナやトチなどの樹々を種から育たものだそうです。

だけど、実際に奥入瀬渓流を歩いて自然美にふれ、自分で作った苔玉は誰がなんと言おうとダントツかわいい!

大事に育てたいと思います。

 

 

苔玉のその後↓

茶色くなった苔玉を緑色に復活させた方法 頭には新芽を植える
昨年の秋に奥入瀬モスボール工房で作った苔玉2つ。 自分で作ったものなのでヒジョーに愛着もわき、大事に育ててきましたが、冬...

 

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