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【家庭菜園】毎年病気になるナスの対策

我が家の家庭菜園では、ナスが上手く育ったためしがありません。
毎年、必ず病気になります。

それでも、昨年は少しばかり明るい兆しが見えました。
今年もナスの病気対策として、やれることをやっていきます。

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ナスの半身萎凋病

どうやら我が家の土壌には特定の細菌が住み着いているようで、ナスが必ず病気になります。
接木苗を使っても、毎年同じ症状が出ます。

それは半身萎凋病はんしんいちょうびょう


▲2019年7月 半身萎凋病で葉っぱが枯れる

母も昔から「うちでは、どういうわけかナスが育たない」と、よく言っていましたが、私自身が家庭菜園をやるようになって、その理由は半身萎凋病によるものだということがわかりました。

この半身萎凋病は、カビの仲間である糸状菌が原因です。
ナス以外にも、トマトやピーマンも感染するそうですが、我が家の場合はナスだけがこの病気になります。

 


▲2021年6月 梅雨に入ったとたん半身萎凋病

糸状菌が活発になるのは、①地温22~28℃、②湿潤状態、③日照不足と言われているので、いわゆる梅雨時期になると病気が出やすいように感じています。

おそらく土を全入れ替えしない限り、病気は防げないと思っていましたが、2年前から薬を使うことで、少しばかり改善がみられるようになりました。

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ベンレート水和剤

ナスの半身萎凋病に効果があったのは、ベンレート水和剤です。


▲住友化学 ベンレート水和剤

2年前に、半身萎凋病となったナスの株元にベンレート水和剤を土壌潅注し、病気の枝葉をバッサリ剪定したところ、その後に生えてきた葉っぱは健康なものでした。

しかし、ベンレート水和剤は半身萎凋病が出る前の予防投与で、効果が得られるといいます。
なので昨年は、5月末(梅雨前)にベンレートを土壌潅注しました。

 


▲2023年8月 めずらしくよく育ったナス

すると、3株植えたナスのうち2株は、病気にならなかったんですよー!

残念ながら1株は、ベンレートを使用しても病気になってしまいましたが、半身萎凋病にベンレートは効果があることがわかりました。

ナスの半身萎凋病対策

というわけで、ナスが半身萎凋病にならないための、私なりの対策です。

1.保温

ナスが幼苗のうちは、とにかく行灯で暖かくして丈夫な苗を育てます。

昔は、土に植えさえすれば、勝手に育つと思っていたので、小さな苗も強風に煽られ、大きくならないまま病気発病。
収穫できたナスは2〜3本のみでした。(当時は理由がまったくわからなかった)


▲2024年5月 ナスの背丈が行灯カバーを超えるまで保温して育てる

病気に負けないよう、いかに丈夫に育苗するかが、ポイントです。

2.ベンレート予防投与

ナスの行灯カバーを外すタイミングで、株元にベンレート水和剤を土壌潅注します。
ベンレートは、1000倍希釈溶液を1株あたり600mlほど使います。

3.芽かきに気をつける

ナスは、1番花の下2本のわき芽を伸ばし、3本仕立てにしていますが、それより下のわき芽は全部欠いてしまいます。


▲わき芽を欠く前のナス 下葉がごちゃごちゃしている

また、わき芽欠きの際には、下に引っ張りすぎて枝の皮を剥いてしまわないよう気をつけます。
枝を傷つけることで、土壌細菌に感染しやすくなるのを防ぐためです。

 


▲2024年5月25日 わき芽欠き後

 

こんな感じで昨年ナスを育てた結果、一部の葉っぱを除いて、半身萎凋病の症状は出ませんでした。
が!
昨年は、思っていたほどナスは豊作とはなりませんでした。
たぶん、肥料と水やりが追いつかなかったせいだと思っています。

とにもかくにも、毎年少しずつ経験値は上がっている家庭菜園ライフ。
今年は、「ナスが大豊作で困るー!」と叫びたい。

 

 

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