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もう使わない!めくってびっくりの黒マルチのデメリット 

家庭菜園でもよく見られる黒マルチ。
黒いビニールで畝を覆うことで、地温を上げ野菜の成長を促したり、泥はねを防ぎ野菜を病気になりにくくする、さらには畝に雑草を生えにくくするなどメリットがたくさんあります。

私も3年前から積極的に黒マルチを使ってきましたが、今年は黒マルチを敷くのをやめました。
私にとって黒マルチは、メリットよりもデメリットのほうが大きかったからです。

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めくってびっくり!黒マルチの下

昨年の秋。
トマトの苗を片付けて、敷いていた黒マルチを剥がしました。


▲トマト、こんなにワサワサしていたんだなぁ・・・(2020年9月)

冷涼地秋田では、夏野菜を育てるのに黒マルチは必須だと信じていました。
地球温暖化とはいえ、春に苗や種を植える畑では、まだまだ十分な気温には達していないし、真夏の30℃超えになる期間はあまりにも短い。

だから少しでも収穫量を上げるため、黒マルチで覆って野菜たちを温かい環境で育てたい。
また、黒いビニールは日光を通さないので、雑草も生えにくいとくれば、黒マルチを敷かないわけにはいきますまい!

そんなわけで、昨年はとにかく黒マルチを敷きまくりました。

ところが・・・です。

トマトを撤収して、黒マルチを剥がして数分すると、雑草も生えていないトマトの跡地に、ナメクジがウジャウジャ出没していました。
ざっと数えただけでも10匹以上!!

畑をやっているので、多少の虫には慣れっこになっていますが、予想していなかった光景に背中がざわざわしました。

ナメクジたちは突然黒マルチを剥がされ、太陽に照らされ右往左往の大パニック。←気持ち悪いけど観察中

おそらく黒マルチの下の土の浅いところに潜んでいたんでしょうね。
トマトの支柱を抜いた穴の中には、日陰を求めて数匹のナメクジたちが身を寄せ合っていました。←気持ち悪いけど観察中

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黒マルチのデメリット 下は虫たちの快適な住処

昨年の夏は、全国的に梅雨が長く、あまり梅雨らしい梅雨がないと言われる秋田でも、その影響はありました。
常に畑が湿っているような環境です。

さらに昨年の春、畑に黒土を入れました。
山から運んできた黒土は、腐葉土豊富で栄養たっぷり。
半面、保湿性も極めて優れていたので、さらに畑は浸潤環境が助長されました。

ということで、ナメクジ大繁殖!!

これまでもナメクジはいたけれど、こんなにもナメクジ被害に泣かされたことはありませんでした。

おまけに私が黒マルチを敷きまくったせいで、虫たちへ快適で安全な住処を提供していたのです。
日中は、日差しを遮る保湿性の優れた黒マルチの下で、外敵に襲われることもなく、ぬくぬくと暮らすナメクジやダンゴムシやワラジムシなどなど。

そして夜になると黒マルチの下から血気盛んに這い出てきて、野菜食べ放題の生活。


▲寝床のすぐそばにお食事が用意されてるって最高よね

ナメクジ用の農薬なんてほとんど効果なく、毎日ナメクジ踏んづけ作戦しかなす術がありませんでした。

もう黒マルチは絶対に敷かない!!
野菜たちを快適な環境で育てるための黒マルチは、ナメクジたちにとっても快適だったんですから。

今年は透明マルチを敷く

かといって、冷涼地秋田でマルチ無しの家庭菜園は、地温も気温も十分ではありません。
そこで、今年は透明マルチを敷くことにしました。

そもそも、マルチには黒や緑や白など様々な色があって、地温を上げるものや下げるものなどあり、使う用途に合わせて選ぶことができます。

では、なんで私が黒マルチを敷いていたかというと、一番の理由は雑草が生えにくい!というメリットに惹かれたから。

だけど今となっては、雑草よりナメクジの方が超絶嫌です。
なので、地温を最も上げる効果のある透明マルチを敷き、雑草はその都度抜いていく決意をしました。


▲透明マルチの中は湿度が高く蒸気でくもっています

ナスは幼苗期は温かくして育てるのが基本よね。

 


▲ピーマン・パプリカは正方形の畝にしました

パプリカたちも温かいのが好き。
透明マルチに保温キャップでぬくぬくです。


▲きゅうりも透明マルチ

透明マルチなら、もうこの下には隠れられますまいっ!
もしも間違って潜り込んだら最後、太陽の熱で焼け死にますことよっ!


▲とうもろこしの種まきも透明マルチ

ところで、透明マルチと言っていますが、実はコレ、70Lサイズの透明ゴミ袋を切って広げたものなんです。

農業用の透明マルチは、0.02mmの厚さでしたが、70Lのゴミ袋は0.03mmの厚さ。
ゴミ袋のほうが厚くて丈夫!!

しかもコンパクトなので敷くのも簡単だし、雑草が生えてきたら剥がして抜きやすいように、端はシート押さえで留めているだけです。

また、真夏であまりにも気温が上昇した時は、コンパクトなゆえに剥がすのも容易です。

ゴミ袋万歳なのです。

▲写真左上部は夫が作ったかぼちゃの畝 黒マルチ使用
黒マルチが近くにあって不安しかない・・・。

 

秋田のような冷涼地は、黒マルチよりも透明マルチが良いんじゃないかと思っていますが、果たして今年の家庭菜園はどうなりますやら。

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