今年の年末調整は、いろいろな添付書類をかき集めて提出しました。
生命保険料控除に社会保険料控除、扶養控除に障害者控除。
自分が控除を受けられるものをきちんと把握し、もれなく申請することで初めて、払い過ぎた税金を返してもらえるのです。
税金は勝手に引かれるけれど、払い過ぎたものは黙っていたら返してもらえない。
世の中ってこんなものですよね・・・。
年末調整とは
自営業の方は、1年間に稼いだお金を自分で税務署に申告して、前年分の税金を納めます。
これが確定申告。
毎年1月~2月ころになると、芸能人が確定申告に行く姿をテレビでみますよね。
本来であれば、こういった形で税金を納めるのが一番正当な形だと思うのですが、新年早々日本全国一斉にみんなが確定申告に行くと、税務署機能がマヒしてしまいます。
なので、会社勤めのサラリーマンや公務員など毎月お給料をもらう人たちの税金は、会社側が毎月給料から差し引いて国へ納めているのです。
しかし、1年間の給料の総額を想定して、ざっくりと税金を計算しているので、当然差額は生じます。
この差額を年末に調整して、払い過ぎた税金を返してもらう、または不足した税金を納めてもらうというのが年末調整なのです。
控除とは
税金は所得に応じて課税されるので、収入が増えれば増えるほど税金も上がります。
しかし・・・、例えば、私と友人が同じ年収だとします。
私は子どもが3人いて学資保険や生命保険にも加入しているし、大学生の次男の国民年金保険料も立て替え払いをしました。
二世帯住宅で親が隣に住んでいて、父は5月に亡くなって、障害者手帳を持つ母が一人になりました。
こんな背景を持つ私。
対する友人は、今なお独身貴族で一人暮らし。自分で稼いだお金はすべて自分のために使える悠々自適な生活。
同じ収入でも、私は友人よりもはるかにいろんな面でお金がかかります。
大変だよね・・・、だから税金を少し安くしてあげるよ・・・、という国の計らいで、収入からいろいろなものを引くことを控除といい、収入-控除=所得となります。
つまり同じ収入でも、控除されるものがあまりない友人と私では、所得がちがってくるので、税金も私の方が安かったりするのです。
控除は自己申告
そもそも所得控除の対象となるものは13種類もあります。
「生命保険に入っているよ」とか、「子どもの国民年金保険料を立て替え払いしたよ」とか「親を扶養に入れるよ」とか・・・こういった個々の背景は、自分で申告しない限りは国のほうでは把握できないわけですから、黙っていたら誰もわかっちゃくれない。
モーレツに自己PRしなければならないのですよね(笑)
給料から勝手に天引きされている税金を、年末調整でモーレツアピールして、私はこんなに大変なんだから、払い過ぎた税金を返しておくれよ~・・・というのを前面に押し出すチャンスなのです。
モーレツって死後ですかね・・・?
そんな私が、今回の年末調整でモーレツにPRした控除は4つありました。
- 社会保険料控除
- 生命保険料控除
- 扶養控除
- 障害者控除
なお、夫は次男と長女を扶養しているので、母と亡くなった父の扶養控除は私の年末調整で申告しました。
書類や手続き関係はこれまですべて私がやってきたので、私の扶養に入れるほうがなにかとめんどうがなかったからです。
年末調整添付書類
生命保険や学資保険などは、年末調整用に保険料払い込み証明書が届きます。
また、次男の国民年金保険料も払い込み証明書が届くので、年末調整ではこれらを添付するだけ。
今回少し手間取ったのは、私が初めて親を扶養に入れるということ。
父が生きていた時は、父が母を扶養していて確定申告をしていました。
5月に亡くなった父は、今年の所得が私の扶養に入れられる範囲内だったので、今回限り扶養親族として控除の対象となります。
年金事務所から源泉徴収票を送付してもらい、これを年末調整に添付しました。
母の場合は、今年の年金額決定通知証書のコピーを添付しました。さらに母のマイナンバーも記載しました。
母の障害者控除は、身体障害者手帳のコピーを添付しました。
これで、私の払い過ぎた税金は年末調整でいくら戻ってくるのだろうか・・・?
税理士さんのお話では、さらに来年の住民税も安くなるとのお話でしたが、はたしてどれくらい安くなるのだろうか・・・?
年末調整で戻ってきたお金で、ちょっと豪華なお花を買って父の仏前に飾ろうと思います。
コメント
独身貴族=悠々自適の図式?
既婚子持最強説w
セカイノオワリさんへ♪
例えとして書いたのですが、独身の方が悠々自適かどうかは、人それぞれでわかりませんものね。
既婚子持ちが最強とも思っていませんが、配慮に欠ける表現で失礼いたしました。