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13本の庭木を伐採したら楽しいことが待っていた

4年前、庭に生えていた13本の木を、2年かけて伐採しました。

伐採にかかった費用、伐採するまで悩んだこと、伐採後の庭の様子など、今だからこそ思うこと、庭木を伐採して得られたことをまとめました。

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庭木の伐採にかかった費用

伐採した庭木は全部で13本です。
高さ3M以上の高木が10本、2M~3Mの中木が3本です。

【伐採した庭の木】
▪栗の木(高木)  1本
▪柿の木(高木)  4本
▪梅の木(高木)  3本
▪松の木(高木)  2本
▪松の木(中木)  3本


このうち、梅の木1本は2年がかりで自分で伐採したのですが、その作業に辟易し、残りの12本の木の伐採は、シルバー人材さんに依頼しました。

伐採にかかった費用は、全部で41,000円

伐採といっても、単純に木を切り倒すだけではなく、枝を細かく切断して運搬し、処分する費用も含まれます。
シルバー人材さんだからこその破格のお値段でしたが、一般の造園業者さんなら倍以上の費用がかかっていたと思われます。

伐採の作業時間も、プロ3人がかりで累計9時間30分。
素人の、か弱き主婦の私は、2年がかりで1週間ほど作業に費やしています。
(*か弱き主婦は、普通自分で木は伐採しないと思われる)

その作業中は、気持ち悪い虫との遭遇に大騒ぎしたり、毛虫の毛に皮膚がかぶれたりと、悪戦苦闘しましたから、やはり庭木の伐採はプロの方へ依頼するのが無難でしょう。

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庭木を伐採するまで悩んだこと

さて、13本の庭木を伐採したと簡単に言っていますが、決断に至るまでは相当悩んだり葛藤したりしました。
これらの庭木を植えて育てて管理していたのは、私ではなく父だったからです。

 

前日まで庭木の剪定をしていた父が急逝し、遺された庭を前に途方に暮れた当時の私。

父が老後のライフワークとしていた庭仕事でしたから、父の想いを引き継いで、この庭を維持管理しなくてはならない。
初めはのうちはそんな一心で、木に登ってやったことのない剪定作業をしてみたりもしました。

 

永い間堆積した落ち葉を、何日もかけて必死に片付けたりもしました。

 

仕事が休みの日はすべて庭仕事に追われ、その作業にちっとも楽しめていない、義務感だけでやっているということに気づいた時、ようやく私は庭木を伐採する決断に至りました。

しかし、その決断に立ちはだかる壁が、母の存在でした。

 

倒れる危険のある老木でさえ、母は伐採することを反対しました。

父が遺したものをそのまま現状維持したいと思う母の気持ちもわかりますが、足が悪く庭に出ることはほとんどない母に、庭の管理はできません。
また、認知症の症状が見られ始めている母へ、庭木の伐採を相談すると途端に怒り出すのですから、話し合うこともできません。

2年かけて母を説得し、ついには強行突破で伐採を実行しました。
その時は母が怒っても、次の日にはもう忘れて母は何も言いません。
挙句の果てに、庭を見て「スッキリしたねぇ」と言う母。

伐採して本当によかったと思いました。

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亡くなった父の想いは心に秘めて、今を生きている自分たちの暮らしを最優先に考えたいと、その時に切に思いました。

庭木を伐採後家庭菜園にした

庭のあちこちに無秩序的に植えられていた庭木を伐採したら、日当たり良好となった土地。
そこで家庭菜園を始めました。

2017年5月

最初はやり方もわからず、見よう見まねで畝を作り、苗を植えれば勝手に育つと思っていた野菜。
やってみると、簡単にはいかないことを痛感しましたが、だからこそやりがいもあり、それを楽しんでいる自分に気が付きました。

 

2020年8月

家庭菜園歴3年目になった昨年は、黒マルチを敷いたり、不織布でトンネル掛けをしたりと、いろんなことをやってみて、ますます家庭菜園が楽しくなりました。

種を植えて芽が出た姿にこの上ない幸せを感じ、毎日少しずつ大きくなる様子に目を細めて喜び、時には害虫や病気に悩み、それらを駆除する作業は、まるで子育てとおんなじだ!と思いました。

3人の子どもたちが全員家を出て子育てが終了した私にとって、家庭菜園は究極の趣味のひとつとなりました。

庭仕事が楽しい!
そんな私の姿を、父もきっと応援してくれるに違いありません。

「生きている今を、存分に楽しもう」
これが庭木を伐採して得た私なりの答えです。

 

 

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コメント

  1. みちみち より:

    こんにちは。
    13本もの庭木の伐採、お疲れ様でした
    この記事を読んで、先程までやっていたスーツの処理も「今を生きる」事なんだなぁと納得に拍車がかかりました。ありがとうございます。
    もううん十年前のブラウスを、でも生地が良くて傷んでなくて、それでも形は古くしかも入らないというものをせっせと糸を外し再利用しようとしていました。
    更にバブリーなスーツ(分かりますか?肩パット入りのやつ)もやはり生地が良いのでばらそうとしましたが、もう止めました。
    潔く処分してすっきりしたいと思いました。痩せる気配の無い自分、半世紀生きてきた自分、これからを楽しみます!
    いつも励まされる記事をありがとうございます!

    • そらはな より:

      みちみちさんへ♪
      わははは(*^▽^*)
      わかる、わかる、バブリーなスーツ。
      当時は高い買い物でしたから、生地も良くて捨てるにはもったいないという気持ちがあって、私もしばらく捨てられませんでした。
      もしかしたら娘が着るかも?なんて思いもあって。
      でも、こんな時代遅れのヤツ、誰が着るんじゃいっ!って思ったら、私も潔く捨てることができましたよ。
      今、この時代を楽しみましょう(^^♪