野菜の収穫もお花の鑑賞も楽しめるキッチンガーデンは、フランス語では「ポタジェ」とも言われます。
広い畑をポタジェ風にするには、野菜の色どりやお花の背丈など、きちんと想定し設計しなければならないそうですが、そこは素人がやる自分の庭。
とりあえずやってみてから次を考える…という感じでやっています。
さて、これまでの我が家のポタジェガーデンの変遷と、2022年夏の様子です。
我が家の畑の変遷
1.荒地時代
リビングの窓の前に広がる土地は、以前はほとんど手入れもせず、気まぐれに花を植えてみたり、野菜をちょっと植えてみたりという感じでやっていました。
▲2016年7月家の前の様子
ただし、お花も野菜も、雑草の中で育てるといった感じだったので、すぐに病気になったり害虫被害も多発していました。
必死に草を刈っても、ようやくこの状態です↑。
でもこの当時は子育てに必死で、草花を育てようなどという気はサラサラありませんでした。
2.2018年家庭菜園を始める
3人の子どもたちが高校を卒業し全員家を出てから、見よう見まねで始めた家庭菜園。
最初は、苗を買って土に植えれば、それだけで満足。
たいして育たなくても、害虫被害が多発しても、そしてほとんど収穫できなくても、こんなものよね・・・と、諦めの気持ちが勝っていました。
しかし、人間というものは、失敗すればするほど野望が出てくるものです。
野菜も、手をかけ愛情をかけなければ、立派に成長しないということを、この年初めて悟りました。
そして、野菜に支柱を立てるという術を知りました。
▲2018年6月家庭菜園
支柱を立てただけですっかりファーマー気取りの私でしたが、まだこの時は害虫対策という概念がまるでありませんでした。
なので、このあと葉っぱは虫に食われまくり、散々な結果となりました。
3.2019年家庭菜園をかじり始めた頃
翌年の2019年。
▲2019年4月
冷涼地秋田で野菜を育てるためには地温を上げねばならん!とばかりに、今度は黒マルチにとりつかれ、とにかく畝を作っては黒マルチを敷きまくりました。
▲2019年4月 ズッキーニ種から育て中
さらに調子に乗ってビニールトンネルまでかける始末。
この年は、買った苗を植えるだけではなく、種から育ててみたいと言う欲望が出てきた年でもありました。
▲2019年5月 家庭菜園の様子
それなりにトンネル掛けなんかもしていますが、まだまだ家庭菜園初心者でした。
4.2020年家庭菜園がおもしろくなってきた
しかし。
人間とは学ぶ生き物です。
▲2020年7月家庭菜園
2020年には、畝を作るのも東西南北を考えて配置したりするようになりました。
さらに!
コンパニオンプランツなんていうものも覚え、野菜の近くにマリーゴールドを植えてみたりもしました。
そして、マリーゴールドがきっかけとなり、私のポタジェガーデン作りがスタートしました。

5.2021年ポタジェガーデン元年
ポタジェガーデンは、野菜の収穫だけではなくお花の鑑賞も楽しめ、食べてよし、観てよしという一石二鳥なガーデンです。
とはいえ、野菜も花も無造作に植えまくったら収集がつかなくなるので、ある程度土地を区切って活用したほうが、見た目もスッキリします。
そんなわけで、家にある平板ブロックを使って、畑を十字に区切ってみました。
▲2021年3月 畑のポタジェ化計画始まる
5月には、ポタジェガーデンに野菜の苗を植え付けると同時に、育苗箱に花の種を蒔きました。
▲2021年8月 ポタジェガーデン
そうして、8月。
野菜は実をつけ、色とりどりの花が咲くポタジェガーデンが、私にとっての癒しの空間となりました。
2022年夏のポタジェガーデンの様子
さてさて、2022年今年のポタジェガーデンの様子です。
▲2022年7月 ポタジェガーデン
まだ、お花がマリーゴールドくらいしかなくて、ちょっと寂しいんですよねぇ。
▲2022年7月 ポタジェガーデン
こちらは東側から眺めたポタジェガーデンの様子。
▲2022年7月 ポタジェガーデン西側
西側には、コスモスを植えてみたけれど、まだお花が咲いていないため、やっぱり寂しい。
奥には、今年初めて植えたコキア。
▲2022年7月 コキア
まんまるくなってきて、とってもかわいいです。
▲2022年7月 ハーブガーデン
中央のミニハーブガーデンには、ローマンカモミールの花が咲いているけれど、小さすぎて畑に埋もれがち。
▲2022年7月 ポタジェガーデン東側
東側のポタジェガーデン。
やっぱりマリーゴールドのビタミンカラーは、畑を華やかにしてくれますね。
▲ポタジェガーデン第五区画
そして、今年から稼働したポタジェガーデン第五区画。
小玉スイカのツルが激しく伸び続けており、スイカガーデンとなりつつあります。
▲小玉スイカの実
いつのまにやら自然受粉して大きくなっていたスイカ。
鳥獣被害に遭わないことを願います。
▲2022年7月 ひまわり街道
第五区画の通路に沿って、ひまわりを植えてみましたが、こちらも開花はまだ先のようです。
▲ヤグルマギク
種から育てたヤグルマギクは、次々と開花していますが、これもちょっとインパクトに欠けるかなぁ。
▲ペチュニアとアスター
切り株花壇には、挿し芽から育てたペチュニアを移植しました。
アスターは、種から育てたものですが、定植が遅かったせいで、まだ全然小さいまま。
▲ズッキーニの花
そんな中、ズッキーニの花はやたら乱れ咲きをしており、野菜の花も楽しめています。
7月にはいって、ようやく夏らしいお天気の気温になりましたが、まだまだ寂しいポタジェガーデン。
早くいろんな花が咲く姿をみたいものです。
*この記事は2021年8月にアップしたものを加筆修正しました。
コメント
素敵なガーデンですね
ポタジェガーデン初めて聞きました。
私は畑初心者でマルチを敷く所まではやってみましたが、今は雑草の中に作物があって、虫に食べられる放題になっています。畑だけだと見た目が地味なのでお花も植えましたが、ごちゃごちゃしています。どちらかというと野菜よりお花が好きです。畑は来年また頑張ってみたいです。
めぐみさんへ♪
自分の庭ですから、自由に好きなようにやっていいのですよね。
私も、お花を育てる楽しさも知ってしまいましたから、来年も野菜やお花が楽しめるポタジェガーデンを作っていきたいと思います。