今年の春先、月桂樹を伐採しました。
1年前に枯れてしまったので様子を見ていたのですが、ついに葉っぱがひとつもなくなってしまったからです。
株元から出てきたひこばえを、挿し芽にして育てようとも思ったのですが、時間とタイミングが合わずそのまま放置。
しかし、その後ひこばえは勢いよくどんどん伸びてきたので、これを活かして月桂樹を再度育てることにしました。
枯れた月桂樹
昨年の6月。
例年ならば、月桂樹の葉っぱがワサワサになる時期だというのに、全然葉っぱがついていないということに気が付きました。
▲2021年6月 月桂樹の様子
わずかに息吹いた葉っぱもありますが、例年の比ではありません。
なんてったって月桂樹は非常に生育旺盛な植物です。
枝の伸びる勢いがとても強いため、剪定をしなければ風通しも悪く病害虫の発生の原因にもなります。
6年前に初めて月桂樹の剪定作業をした際には、混みあった枝葉の中にミノムシを発見したくらいですから、それほど枝葉が混みあう木なのです。
勢力旺盛な木だから、もしかしたら復活するかもしれない・・・という淡い期待のもとに、1年間様子をみてきましたが、今年の春にはついに葉っぱもつかない状態となりました。
そんなわけで今年の3月。
月桂樹を株元から伐採しました。
ひこばえが出てくる理由
伐採してしまった月桂樹ですが、実は株元からはひこばえが数本出ていました。
ひこばえとは、樹木の根元から出てくる勢いのある徒長枝のことをいいます。
月桂樹は生育旺盛だから、これは当たり前だと思っていたのですが、ひこばえが伸びるのは、樹木の栄養不足によるものらしいのです。
足りない光合成をまかなうために、ひこばえが伸びてくるというではないですか。
▲2021年6月 枯れた月桂樹の枝
たしかに、月桂樹の本幹には葉っぱがなかったもんなぁ。
いや?
でも、枝葉がワサワサしていた頃だって、ひこばえは出ていたはず。
とはいえ、今となってはその記憶も定かではありません。
とにもかくにも、この勢力あるひこばえを挿し芽にして、月桂樹を復活させようとも思ったのですが、春は庭造りや畑づくりに忙しく、いつしか月桂樹のことは忘れておりました。
月桂樹のひこばえを育てる
夏野菜の収穫もひと段落した9月。
▲2022年9月 月桂樹のひこばえ
月桂樹のひこばえが、1メートル近くまで伸びていることに気が付きました。
いつのまにっ!!!?(←気づくの遅)
▲月桂樹のひこばえ密状態
ひこばえだけで森がつくれるほどまでに成長しています。(←気づくの遅)
こんなにも伸びたいのなら、このひこばえをこのまま育ててやろうじゃないのさ!
▲ひこばえ間引き
ってなわけで、太そうなひこばえを残して間引きをしました。
残ったひこばえを数えたら7本ありましたから、これを「神セブン」と呼んで育てようと思います。
▲月桂樹伐採跡
ひこばえの中から出てきた月桂樹の幹には、なにかの呪いのような模様が・・・。
ナンダコレ?
見なかったことにしておこう。
この細いひこばえが、どこまで育っていくか楽しみがまた増えました。
間引いたひこばえの葉っぱは、とてもきれいだったので、久しぶりに乾燥ローリエを作りたいと思います。
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