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大船渡魚市場内にある【れすとらん海】で海の幸がのっかった磯ラーメンを食べて思ったこと

岩手県大船渡市のどこでランチを食べようか、ネットでググっていたら目にとまったのが、魚市場内にある【れすとらん海(かい)】。
三陸海岸にある水産業が盛んな大船渡だもの。
魚市場でのランチは絶対においしいに決まってる!

というわけで、さっそくお昼時に伺いました。

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大船渡れすとらん海(かい)でランチ

お昼の12時少し前に大船渡魚市場に到着。

あまりにも駐車場が閑散としていて、焦る。
もしや、れすとらん海って、今日休業日なんじゃないの?

 

しかもれすとらんへの入り口が、ネットで囁かれていた通りわかりにくい。
「積7」の横にあるのがお店に通じる入り口ですが、お店の看板もなければのぼりの旗もない。
本当にお店があるんだろうか・・・と不安になります。

本来は魚市場で働く人のための食堂だったのかもしれません。
大船渡魚市場のHPにも「れすとらん海」とは記載されておらず「飲食施設」と表示されていますしね。
だから余計楽しみ。
魚を知り尽くした市場の男たちが食べる場所ってことでしょ?
こりゃ絶対おいしいでしょう!

 

魚市場の中に入ると、エレベーター前にようやく「れすとらん海」の表示。
よかった。

 

3階にあるお店の前には、これまたおいしそうなメニューの写真。
日替わり海鮮丼を食べようと思っていたのに、磯ラーメンが気になってしょうがない。
さんまタンタン麺なんてのもあるよ?
牡蠣やエビのミックスフライもおいしそうだし、鮪と白身魚の漬け丼もいいな。

うーん、迷う。

ところがこの日は、私たちのすぐ前に15名ほどの団体様の予約が入っており、20~30分待ちとなりますがよろしいですか?とお店のスタッフ。

もちろん待ちますよ、せっかくここまで来たんだし。

お店の隣には展望デッキがあるので、心地よい海風に吹かれて海を眺めるのもまたいいし。

 

同じ3階フロアには、大船渡の水産業や魚市場の仕事を紹介する展示室もあります。
アワビ漁の疑似体験や漁に使う道具を見ることができて、ちょっとした時間つぶしにもなります。

 

震災前の大船渡線(展示室写真より)

展示室には、震災前に大船渡線を走る電車の写真もありました。

今はもうこの線路はなくなり、バス専用道路となっていたのを先ほど見てきたばかりで、なんだか切ない気持ちになりました。

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大船渡魚市場は、昭和39年に建てられた施設が老朽化したため、平成20年に施設を新しくするための工事が始まりました。

震災後の町の様子(展示室写真より)

しかし平成22年3月に起きた東日本大震災のせいで、工事現場が被災し工事中止となっていました。
震災から2年が経ってようやく工事が再開され、平成27年にようやく今の魚市場が完成。
多くの人の努力と願いと気持ちが込められた魚市場なんですね。

展示室を見ながらいろんなことを考え、そんなこんなであっという間に時間は過ぎ、お店の中に案内されたのが12時20分頃。

 

窓際の席はオーシャンビュー。
大船渡湾が見渡せます。
で、すぐ下に車が停まっているのでわかったのですが、魚市場は車で2階駐車場に上って来られるんですね。
だから私たちが駐車した場所は閑散としていたのか・・・。

 

箸入れが鉄の灯台の形なのがシャレてます。

 

そして磯ラーメン(900円)が運ばれてきた。
メニューの写真よりも、ホタテも海老もムール貝も小さめ。
時期にもよるんでしょうかね。

 

スープを一口飲むと、旨い!でもぬるい!
私、ラーメンは火傷しそうなくらい熱々が好きなのですが、このぬるさはちょっと許せないレベル。

それもそのはず、ワカメやめかぶ、ふのりがのっかっているので、ラーメンの熱さが緩和されちゃっているんですよね。
だから下のラーメンを食べてみたら、熱かった!

磯の旨みのスープ、めかぶのコリコリとした食感、肉厚のワカメ、細めの麺は私好み。
海の幸の出汁がよく出ていて、スープも全部完食しました。(ふだんラーメンはスープは飲まないのですが)

 

夫が食べたのは、日替わり海鮮丼(1200円)。
その日によって、具が変わるという海鮮丼は、マグロ、カツオ、ハマチ、真鯛、イカ、ホタテ、タコ、イクラ、めかぶと盛りだくさん。

ちなみに味噌汁とご飯とサラダはおかわり自由で、セルフサービスとなっています。

 

大船渡湾の海は、どこまでもどこまでも青く、キラキラと輝いていました。
ここは三陸、リアス式海岸を実感する景色です。

震災から7年。
人間の力でここまで復興した町に感動しました。
もっと多くの人に訪れてほしい場所です。

 

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