2014年に投資信託積立を始めてから、あっという間に10年が経ちました。
きっかけは「将来の年金生活に備えたい」という思いから。
でも今では、「銀行に預けっぱなしにしておくより、ずっと有意義だった」と実感しています。
投資信託積立って何?少額から始められる初心者向けの投資
「投資」と聞くと、「お金に余裕がないとできない」とか「難しそう、怖そう」というイメージを持っていませんか?
実は私も最初はそうでした。
でも、投資信託積立は月1,000円からでも始められるシンプルな仕組み。
プロに運用を任せる代わりに手数料がかかりますが、分散投資でリスクも抑えられ、初心者にも向いています。
もちろん元本保証はありません。
たとえば10万円が9万円に下がることもあれば、11万円に増えることもあります。
でも、毎月コツコツ続けることでリスクが平均化され、長期的には資産が育っていくと感じています。
投資信託を選ぶときに私が重視した2つのこと
投資の知識がなかった私が最初に意識したのは、次の2点でした。
1. 購入時手数料が無料(ノーロード)
2. 信託報酬(運用中の管理費)が安い
長く積み立てていくからこそ、手数料はできるだけ安い方がいい。
地味ですが、ここを抑えることがリターンに大きく影響します。
また、景気の波は7〜8年周期と言われています。
10年単位の積立なら、多少の上下があっても成長を期待できる。
長期・分散・積立の3拍子が揃うのが、投資信託の良さだと思います。
【2025年5月現在】10年間の運用実績を公開!
私が現在も続けている主なファンドは次の3つです。
① 野村インデックスファンド・日経225(分配金再投資型)
・開始:2015年
・積立額:毎月2万円
・運用損益:+1,615,000円
② 野村インデックスファンド・外国債券型(分配金再投資型)
・開始:2014年
・積立額:毎月1万円
・運用損益:+224,000円
③ ニッセイ外国株式インデックスファンド
・開始:2015年
・積立額:毎月3万円
・運用損益:+3,935,000円
この3本だけで、10年で約600万円近い利益が出ました。
コロナショックやトランプ関税の影響で大きく下がった時期もありましたが、積立投資はとにかく「放っておく」が基本。
むやみに売買しなかったことで、今の結果に繋がっているのだと思います。
さらに、新NISAが始まってからは、成長投資枠とつみたて投資枠に一定金額を積み立てています。
こちらはまだ月日が浅いので利益はわずかですが、これも長期投資として続けていきたいと思っています。
マイナスの銘柄もあります|でも、それも大切な経験
うまくいったものばかりではありません。
④自動運転関連ファンド
・開始:2021年
・積立額:毎月5万円
・損益:−400,000円
車の運転が好きな私にとって、自動運転技術は未来への希望でもあります。年齢を重ねて、いつか自分が運転できなくなったときのために、「こんな技術が進んでほしい」と願って投資しています。
半導体不足や業界全体の停滞もありますが、ここは長期目線で保有を継続中です。
自分なりのテーマに投資するのも、楽しさのひとつだと感じています。
投資を始めて広がった世界|変わったのは「お金」だけじゃない
投資信託を始めたことで、日経平均の動きや経済ニュースに自然と目が向くようになりました。
「自分のお金が社会でどう動いているのか」——そんな視点が持てるようになったのは、ただの預金では得られなかった変化です。
たとえマイナスのときがあっても、それも経験。
失敗から学ぶことも多いです。
だから私はこれからも、「やらなかった後悔」より「やってみての学び」を大事にしたいと思っています。
これからも、長期積立で自分らしい資産形成を
投資信託積立を始めた10年前の自分に、「よく決断したね」と声をかけたいです。
毎月の積立額は無理のない範囲で。
長期・分散・少額を意識することで、コツコツと資産が育っていく——それが私の実感です。
これから先も、焦らず慌てず、そして自分のスタイルを大切にしながら資産運用を続けていくつもりです。
※投資は自己責任。余裕資金で行うことが大前提です。
この記事は2024年5月にアップしたものを加筆修正しました。
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