毎度、家庭菜園ネタで申し訳ありませぬ。
ゴールデンウィークを控え、頭の中が「畑・野菜・花」でいっぱいになっているので、他のことに考えが及びません。
今回は、「家庭菜園で開閉しやすいトンネルの掛け方」について。
・・・と言われても、「はっ?」ですよね?
だけど、自分なりにこのやり方はすばらしい!なぜに今まで気が付かなかったのか!と思ったので、ご紹介しておきます。
家庭菜園におけるトンネル掛けとは
野菜は、土に植えてお日様と雨があれば育つもの。
自分で家庭菜園を本格的に始めるまでは、そんな風に思っていました。
しかしいざやってみると、様々な問題が次々と出てきます。
それは、手品で口の中から国旗が数珠つなぎのように出てくるかのように…です。
私を最も悩ませたのが、嫌な害虫被害でした。
農薬はなるべく使いたくないけれど、24時間畑を監視できるわけでもないので、虫の飛来は防ぎようがありません。
そこで役に立ったのが、畝の上にトンネル用の支柱をかけ、被覆資材で野菜を覆ってしまうトンネル栽培です。
▲防虫ネット
野菜の畝全体を防虫ネットで覆ってしまえば、これで虫も中に入れますまい!
当時は、これで大船にのった気でいました。
ところがその後、大船はあっけなく転覆いたしました。
防虫ネットの落とし穴
当初、害虫被害を防ぐには防虫ネットで覆うという頭しかなかったので、両サイドの裾には土を被せてしっかり閉めて、これで万全だと思っていました。
▲どうだ!これで中に入れますまい!
ところがです。
防虫ネットは万全ではありませんでした。
キャベツを我が子に与えたいモンシロチョウは、防虫ネットの上に卵を産み付け、孵化した幼虫が編み目をくぐって中に侵入するという、頭脳作戦で挑んできました。
▲防虫ネットの中で孵化したモンシロチョウ
うぬぬぬぬ。
敵の方が一枚も二枚も上手でした。
後でわかったことですが、防虫ネットの目合もサイズがあって、1mmでは小さな虫は簡単に入り込めてしまうんですね。
ウカツでした。
不織布トンネル掛けが最強の理由
防虫ネットの中でモンシロチョウを飼うという大失態を犯した私は、その後のトンネル資材に不織布を使うようになりました。
▲大根に不織布トンネル掛け
不織布はフェルト状の薄い布なので、小さな虫も入り込む余地がありません。
また、光をよく通すうえ、保温効果も通気性もあります。
水も通すので、不織布の上から水撒きもできます。
冷涼地秋田なら、防虫ネットより不織布のほうが適していると思いました。
しかし、トンネル掛けの裾が開いていれば、そこから虫は侵入してきます。
極力入らないようにするには、裾を土ですべて覆ってしまうしかないのですが、そうなるとトンネルの開閉が面倒になります。
追肥をしたり、成長具合を観察するためには、トンネルを開けて中の様子を見る必要がありますが、毎回土を寄せてトンネルを開けると、裾についた土がパラパラと野菜にかかることもあります。
手も汚れるので、ちょっと出勤前に中を覗きたい!という欲望を叶えられません。←時間がなくても見たいのよ
開閉しやすいトンネル掛けの仕方
そんなわけで昨年は、トンネル掛けの裾を開閉しやすいようにと、シート押さえで留めていました。
▲裾をシート押さえで留める
地面と隙間のある場所は、少し土で覆うようにしていましたが、開閉が幾分楽になりました。
しかし、何度も開閉していると不織布が破れてくるんです。
そりゃそうですよね。
直接不織布に金具を刺しているんだもの。
そこで次に考えたのが、裾を支柱に巻いてクリップで留めるという方法。
▲裾を支柱に巻いてクリップで留める
これで、一気に裾を持ち上げられるようになり、さらに開閉が楽になりました。
そして今年。
▲さらにシート押さえで留める
裾を支柱に巻いて、クリップで留めたあと、そのクリップをシート押さえで留めるという二段活用。
これで、多少の強風にもガタつかないし、昨年よりは裾の閉まりもよくなったと思うのです。
不織布にも穴が開かないし、見た目もきれいだし、開閉もしやすいし、イイ感じじゃないですか。
なんで今までこんなことを思いつかなかったんだろう。
何事も自分でやってみたからこそ・・・なんだろうなぁ。
これで上から飛来する害虫対策は万全でしょう。
問題は下をはってくるナメクジなんだけど、またまたひらめいた対策があります。
うまくいったら、またご紹介しますね。
畑ネタはもうお腹いっぱいですか?
すみません。今の私は畑命なので許してくださいませ。
コメント
空花さん、お久しぶりです。
楽しみな季節が始まりましたね。
畑もお洒落にグレードアップして気合の入り方が表れていますよ。
通路素敵です。
これなら雨でぬかるんでいても靴を汚さないで畑のチェックが出来ますね。
私は畑ネタ大歓迎です。
言うまでもありませんわね~。
多毛作子さんへ♪
こんにちは。
お名前変わったの、存じ上げておりました~(#^^#)
毎日、どうやったら発芽がうまくいくか、どこに何を植えようか、どの組み合わせでやろうか、などなど頭の中が畑のことでいっぱいです。
家庭菜園は毎年やっても、その時々で状況が全く違うのですから、話題は尽きないですよね。
今年もよろしくお願いします(^^♪