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ゴーヤの発芽を早めるために透明マルチをべた掛けした結果…やばい、ゴーヤ御殿になるかもしれない

今年も、自家採取したゴーヤの種を、畑に直播しました。
昨年は2週間で発芽したけれど、今年はさらに早く発芽させるべく、秘密兵器を駆使して挑みます。

その名も透明ゴミ袋。
地面にべた掛けすれば、地温も一気に上昇し、4月の冷涼地秋田でも、ゴーヤ様は真夏と勘違いするにちがいありません。

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4月にゴーヤの種を直播する

ゴーヤの種を蒔いたのは、4月末のこと。
桜の花も散り、日中の最高気温も10℃を超えるようになった日のこと。
最低気温は1℃とかだけど、そんなの気にしません。

▲市販の種と遜色ない自家採取のゴーヤの種 惚れ惚れ…

昨年、自家採取したゴーヤの種は、冬の間紙袋に入れて冷蔵庫で大事に保管していたもの。

昨年だって畑に直播したけれど、2週間で発芽したもの。
だから今年も大丈夫!…という、根拠のない自信だけは満々です。

だけど、発芽まで2週間はちょっと長いので、今年は秘密兵器である透明マルチを使うことにしました。

▲今年は正方形の2畝仕立てでいきます

10cmの高畝にしたところへ種を蒔き、表面を透明マルチで覆っています。
透明マルチといっても、実は70Lのゴミ袋。
でも、畑用の透明マルチの厚さが0.02mmなのに対して、ゴミ袋は0.03mmとちょっと厚め。

直射日光が当たる状態で、ゴミ袋…いやいや、透明マルチの下の温度を測ってみると30℃もありました。

これでゴーヤの種は夏が来たかと勘違いし、すぐさま地面の上にひょっこり芽を出すことでしょう。

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ゴーヤの発芽率を上げる細工

さらに、ゴーヤが発芽しやすいようにと、種を蒔く前に少し手を加えています。

【ゴーヤ】発芽のための細工
2021年4月27日㈫ 晴れ 最高気温 13℃ 最低気温1℃

ゴーヤの種の殻はとても固いので、種の先端をカットしたり、一晩水につけて吸水しやすくしてからの種まきです。


▲昨年は黒マルチに保温キャップを使って2週間で発芽

今年、黒マルチを使わなかった理由は、まぁ、いろいろありまして…透明マルチ一択でいく所存であります。
黒マルチよりもさらに温度上昇が見込める透明マルチですから、10日くらいで発芽するんじゃないかしら?
という期待に胸膨らむ種まきでした。

なぜ発芽しないのだ?

ところが。
10日経っても、2週間過ぎても、発芽の気配がまるでありません。

▲ただの雑草です

毎日、毎日ゴーヤの発芽を確認していたので、ついにはわけのわからない雑草をゴーヤが発芽したと勘違いするほど。

そこで原因を考えました。

やはり種を蒔く時期が早すぎたのでしょう。
いくら透明マルチで覆ったところで、日が沈めば最低気温は5℃以下となる日もあります。

または、透明マルチをべた掛けしたので、地表部分に空気が十分行き渡らなかったとか。
風で透明マルチが浮くように、ゆるめにべた掛けをしていたつもりでしたが。

もしくは、地表に雨水が浸透しなかったとか。
念のため、種まき部分の透明マルチには小さな穴を複数開けていましたが。

それとも、自家採取2年目ともなれば、ゴーヤも原生種に近くなり、うまく発芽できなかったとか。
ゴーヤの原生種がなんなのかはわからないので、適当な理由です。

とにかく!
どこかで何かを間違ったために、ゴーヤは発芽しなかったのでしょう。

念のためネットでググってみましたが、2週間以上経っても発芽しないのは、種がカビてるか腐っているかなんですって。

嗚呼、ショック。

ポットに種を蒔く

実は、畑のゴーヤの発芽が怪しくなってきた頃、ポットにゴーヤの種を蒔いて室内で育てていました。
もしかして、発芽のための条件が云々というよりも、自家採取した種自体に問題があるのではないかと思ったのです。


▲プラケース内の温度は最高30℃、最低24℃

プラケースの下には電気アンカを敷いての保温。
どんだけ過保護なんだと思いながらも、なにがなんでも自家採取の種の命をつなぎたいという切なる希望です。

▲過保護のゴーヤちゃん発芽

そしてめでたく5日めで発芽!!
4粒蒔いた種の中で1つだけでしたが、まるで幻をみるかのようなうれしさです。

だが、しかし。
徒長を恐れて、すぐにベランダに出した過保護のゴーヤは、双葉を開くことなく枯れてしまいました。

ついに市販の種を買う

もうこうなったら、なにがなんでもゴーヤを育てたい。
ホームセンターには、ゴーヤの苗がワンサカ並んでいたけれど、絶対に種から育てたいという変な意地。

▲悔しいけれどゴーヤの種を買う

ホームセンターには、なぜか1種類の種しか売っていなかったので、選ぶ余地もなくアタリヤ農園のにがうりゴーヤの種を購入しました。

▲市販のゴーヤの種 自家採取の種と変わらないねぇ

そして、種を見ていたら、ゴーヤを発芽させるためにはどうするのが一番いいのだろう?という疑問がふつふつとわいてきて、実験的にあれこれやってみたくなりました。

 

▲ゴーヤの発芽実験中

種の先端をカットしたり、種まき前に水につけたり、なんていう小細工をしなくても、ゴーヤの発芽率を最大限上げる方法は、「適温」なのだという仮説を立てました。

1.ゴーヤの先端をカット+一晩水につけた種
2.ゴーヤの先端をカットしただけの種
3.一晩水につけただけの種
4.何も手を加えずそのまま植えた種

4つの条件に分けてポットへ植え付けました。
プラスチックケースに入れて、下には電気アンカを敷いての保温です。

前回もこの温度下で5日で発芽しましたから、うまくいけば今週中に発芽するでしょう。
果たして、どの条件下の種が発芽するか楽しみでもあります。

なんと!発芽していた!!

ゴーヤの発芽実験にうつつを抜かしている中、なんとっ!ゴーヤが発芽しました!

▲畑に直播したゴーヤの発芽

4月末に畑に種を蒔いたゴーヤが、20日めに発芽しました。
もうっ♡殻を帽子のようにかぶって頭を持ち上げようとしているゴーヤが、最高にかわいい。

 

▲ポットに種を蒔いたゴーヤ発芽

さらに!
自家採取した種をポットに植えて、1つは発芽後枯れてしまったあのポットですが、それをずっとベランダに置いていたら、本日発芽しそうになっているもうひとつのゴーヤを発見。

種まきから9日めのことです。

自家採取した種が、2つ生き残りました。
よかったー!子孫を絶やさなくて本当によかった!

今度こそ、枯らすことなく大事に育てたい。

 

しかし。
この実験中の市販の種のゴーヤ。
これが全部発芽したら・・・

やばい、ゴーヤ御殿になってしまう…(汗)。

 

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