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雪が積もってから収穫した大根はとても美しくおいしい

雪の中から大根を収穫しました。
これがとても甘くて柔らかくて、煮ものには最適な大根でした。

大根の収穫は一般的に「霜が降りる前に収穫しましょう」なんて言われていますが、霜どころか雪が積もってから収穫した大根はとても美しくおいしかった!というお話です。

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大根の収穫時期

大根と言えば冬が旬だと思っていましたが、今や大根にも様々な品種があり、春大根、夏大根、秋大根などいつでも種を蒔いて収穫できるんです。

とはいうものの、その季節に合った種を蒔くのが肝心で、品種によって収穫期も異なってきます。

今回、1月の真冬に収穫した大根は、青首大根の「秋祭り」という品種。
「ゆっくりと太り、寒さに強くス入りも遅いので、畑に長く置くことができる美味しいダイコン」とのこと。


2020年10月

9月下旬に種を蒔き、12月中に収穫するつもりだったのですが、今シーズンは12月の寒波と大雪で想定以上に雪が積もり、畑の大根はそのまま天然の冷蔵庫内に保存する形となりました。

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雪の中から大根収穫

寒さも緩み、畑から地面が顔を出すようになった今日この頃。
気になっていた大根を収穫することにしました。

不織布でトンネル掛けしていたものの、一時は雪にすっぽりと覆われたせいで、トンネルもだらけ切ってきます。
中の様子も全然見えなかったので、果たして大根はどうなっているのかドキドキしました。

恐る恐る不織布をめくってみると・・・。

 

 

大根、生きていた!!

葉っぱが枯れているわけでもなく、さすがに寒さでシナっとなってはいますが、健在だったのでびっくりです。
わずか数ミリの不織布でも、大根を守ってくれていたんですね。

 

掘ってみた大根は、まぁ!立派!!
土の中でグレずに腐らずに生きておりました。

雪が冷蔵庫の役割を果たしてくれたんですねぇ!

 

洗ってみたら、雪のように、いやいや雪以上に真っ白な大根がお目見えしました。

 

切ってみると、大根の中も美しかった!!
寒さのせいで、少し凍みている感じはありますが、生で食べてみたら甘い!
そのうえ、大根特有の辛みはまったくなくて、水分も多くて瑞々しい!

なんでも、大根は雪にあたることで細胞組織が崩れ、甘味成分が出やすくなるんだとか。

なるほど、納得です。

大根を育てるのなら秋がおすすめ

昨年は、春、夏、秋と3回も大根の種まきをしました。
大根の芽が出る姿にキュンキュンして、収穫したら即種を蒔くということを繰り返していたのです。

春、夏、秋と大根を育ててみて、初心者が大根を育てるのなら断然秋がいい!と思いました。

秋大根お勧めポイント

▪秋大根は害虫被害がない

家庭菜園の最大の敵は害虫です。

春に種を蒔いた大根は、不織布でトンネル掛けをしていたにもかかわらず、ナガメという虫が入り込んでいました。

大根など、アブラナ科の葉っぱを食べる害虫です。

また、5月早々にはナメクジ被害もありました。

ナメクジは大食漢ですから、見つけ次第捕殺するのですが、何度やっても気持ち悪いものは悪い。
昨年は梅雨の長雨で、ナメクジの出現率はかなり高かったです。

しかし、9月下旬に種を蒔いた大根は、一度も害虫被害に遭わず、すくすくと成長しました。
初心者が家庭菜園で心が折れそうになる瞬間って、やっぱり害虫との遭遇だと思うのですよ。

だから、せめて虫がいなくなる秋以降に種を蒔くのが本当にお勧めです。

▪秋大根は病気になりにくい

また、大根は夏の暑さに弱く病気になりやすいものです。
たとえ、夏に種を蒔けるという夏大根を植えたとしても、梅雨明け後の高温では大根の中が黒く変色する病気になっていました。

ダイコンバーティシリウム黒点病です。

土壌細菌(糸状菌)で高温環境でかかりやすくなる病気なので、しかたがありませんが、せっかく育てた大根はおいしく美しくあってほしい。

その点、春大根も秋大根も中は真っ白でした。
大根は寒い気温の中で育ってこそ!なんだと思いました。

▪雪に埋まっても大丈夫

そして今回収穫した雪下大根。

春大根や夏大根と比べ、甘くて瑞々しいではありませんか。

しかも、大根の表面に見られる一直線に並んだくぼみ。
大根が土の中でストレスなくまっすぐに育った証拠です。

よって秋大根の収穫は、雪が降っても雪が積もっても、大丈夫。
むしろ雪の中に置いておいたほうが、甘味が増すということがわかりました。

大根を育てるならば断然秋です。

とか言いながら、春がきたら待ちきれなくて、またまた私は春大根から育てるんだろうなぁ。

コメント

  1. あべま より:

    丸々と太ったまっすぐで美味しそうな大根ですね。

    主人も40坪ほどの家庭菜園をやっていますが人力で深く耕すのは大変らしく、大根や人参は曲がったり、先が二股に分かれたりしています。
    耕運機が欲しいそうで、カセットガスを使う小型の耕運機を買う羽目になりそうです。

    高くつく野菜になりそうですが、老後の楽しみにもなりそうだし、まっいいか、っていう感じです。

    見栄えは悪いですが、自分で作った野菜は甘くておいしいですよね。
    これからほうれん草もできて来そうです。

    春野菜の準備をしなくては、と言っています。まだ、現役のサラリーマンなんですけどね。

    • そらはな より:

      あべまさんへ♪
      旦那様のお気持ち、わかりますよー。
      耕運機、欲しくなりますよね。
      我が家には、父が遺したガソリンで動く小型の耕運機があります。
      老後の暮らしの投資だと思えば、耕運機を買って充分に楽しめますよ(#^^#)
      春が待ち遠しいですね!(^^)!