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きゅうりの皮や葉っぱが枯れてきたのはテントウムシダマシが原因だった

きゅうりの葉っぱが枯れてきました。
同時に、きゅうりの皮も茶色っぽく変色してきたので、この暑さだもの、きっと水不足なんだわ、と思っていました。

しかし、ようやく原因がわかったのです。
それは、テントウムシダマシが大発生していたからでした。

以下、虫の画像が出ますので、苦手な方はスルーしてくださいね。

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テントウムシとテントウムシダマシ

テントウムシではありません。
テントウムシダマシです。
テントウムシにそっくりな姿をしていますが、畑の作物にとっては害虫です。
命名した人、すごいよね。

 

テントウムシとちがって、テントウムシダマシの姿はやたら背中の星の数が多いこと。
体の色も、テントウムシはきれいなオレンジ色をしているけれど、ダマシはくすんだレンガ色っぽい。

そういえば、子どものころ「てんとう虫の歌」というテレビアニメがありました。
親が亡くなって7人の子どもたちだけで、生活している物語。
一番上の姉と兄は、まだ小学生なのにバイトして生活費を稼ぎ、弟や妹の面倒をみて親代わりとなるという、今ではありえない設定でした。
7人の子どもたちがてんとう虫の背中に集まる星のように、力を合わせて生きていくというお話で、私にとってはテントウムシは好印象。
「てんとう虫のサンバ」という結婚式の定番ソングもあったしねぇ。

おっと、話がそれましたが、テントウムシは、アブラムシなどを捕食する肉食系なので、作物を守ってくれる存在で、やっぱり今でも好感が持てる虫なのよね。
だけど、テントウムシダマシは葉っぱを食べつくしてしまう草食系。
放置していると、葉っぱをすべて食べてしまい、光合成ができなくなった作物は大きくなりません。

テントウムシダマシ、最悪です。

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テントウムシダマシ大発生

今年は、テントウムシダマシが大発生しました。
今までも、テントウムシダマシは畑で見かけることはあったのですが、数匹程度。
なので、特に害虫という意識はなく、駆除などもしていませんでした。

ところが今年はテントウムシダマシの団体を見てしまったのですよ。

これはカボチャの葉っぱの御一行様。

 

そして、きゅうりの葉っぱでも見かけるようになりました。
ヤツラがサイアクなのは、葉っぱの裏側に隠れるようにしていることなんです。

なので、最初のうちは気づきにくく、ある日なんだか葉っぱが茶色く変色してきたなぁ?と思っているうちに、大発生しているという展開。

 

ミニトマトは、ほぼ壊滅状態。
葉っぱがほとんど食されてしまいました。

 

こんな状態です。
これじゃあ、光合成ができず実もつきません。

テントウムシダマシの対策

テントウムシダマシは、越冬した成虫がジャガイモの新芽に集まり一斉に卵を産むのだとか。
それが孵化し成虫となり再び産卵するという、爆発的種の保存の法則。

そういえば、夫が植えたジャガイモの葉っぱがどんどん枯れてきていて、あれは「そろそろじゃがいも掘りをしなさい」という光合成を終えた葉っぱの合図だと思っていたけれど(←自分に好都合なように考える)、実はテントウムシダマシにやられていたのだと、今更ながら気づいたりして。

ジャガイモを植えている近くに、テントウムシダマシの大好きなナス科やウリ科の作物を植えないようにすることも、対策のひとつだと言うけれど、そんなの無理です。
畑には、ジャガイモもナスもカボチャもきゅうりも植えたいやん!

幼虫や卵を見つけ次第駆除したらいいと言うけれど、私のようなにわか園芸家にとっては無理な話なのよね。

そこで、今年は初めて駆除剤を使いました。

テントウムシダマシの駆除剤

ホームセンターで買ってきたのは、化学殺虫成分ゼロの駆除剤。

収穫前日まで何回でも使えるというもの。
今まで農薬の類など使ったことがなかったので、ちょっとばかり抵抗があり、化学殺虫成分ゼロという文字に惹かれて買いました。

 

今まで大切に育ててきたきゅうりを守らねば!
ところどころの葉っぱが、テントウムシダマシに食べられて網目状になっているけれど、まだ8割方の葉っぱは健在です。

 

きゅうりの一部が茶色っぽくなってきたのも、水不足だと思っていたけれど、これもテントウムシダマシのシワザ。
許せん!

きゅうりの葉っぱにまんべんなく散布しましたが、テントウムシダマシはすぐにパタッと死ぬわけではなく、しばらくノソノソと動いていました。

そして翌日。
前日までいたテントウムシダマシが10だとすれば、薬剤散布1日後には5くらいまで減っていましたが、まだまだ元気なヤツらもいました。
もしかしたら、新たに飛んできたのかもしれません。

 

これでは、きゅうりが全部食べられてしまう!と危機感を覚えた私は、ついにベニカベジフルスプレーを購入。
殺虫成分のピレトリンは、蚊取り線香にも含まれる薬剤で、噴霧すれば葉裏まで浸透し、葉っぱの裏側にもいるテントウムシダマシにも効果があるというもの。
持続性と即効性は抜群ですが、使用できる時期は野菜の種類によってちがいます。

きゅうり、ナス、トマト、ピーマンの場合は、収穫前日まで使えますが、かぼちゃは収穫3日前まで。
総使用回数は3回までとなっているので、説明書はきちんと見なければなりませんね。

これを噴霧すると効果はテキメンでした。
翌日にはテントウムシダマシは、ほぼゼロ。
1匹2匹は見かけましたが、手袋をはめてつぶすという駆除方法を会得した私は、我ながらたくましくなったなぁと、自分にびっくり。
数年前までは、1匹の虫を見ただけで大騒ぎしていたのにね・・・。

 

テントウムシダマシを駆除したあとは、きれいな緑色のきゅうりが育つようになりました。

 

ナスも救助成功。

 

ただし、夫が植えたナスは薬剤を散布しなかったのでご覧の通り。
夫は「無農薬で育てる」とかなんとか言っていたけれど、こんな気持ち悪い見た目じゃあね・・・。、

ミニトマトは全滅したけれど、中玉トマトはかろうじて救済成功。

 

自分で野菜を育ててみると、美しくおいしい野菜を育てるには、いかに手間暇かけなければならないかってことがよくわかります。
お店に並ぶきれいな野菜たちも、人体に害のない程度に農薬を使っているのでしょうけど、どれくらい散布しているかというのはわかりませんしね。

無農薬とかオーガニック野菜の値段が高いのも、それを育てる生産者の苦労と努力はとてつもないということがわかり、あってしかるべき値段なんですよね。

せめて自分で作れる野菜は、自分で育ててみたいという気持がさらに高まったのも、テントウムシダマシのおかげかな。

家庭菜園も日々勉強です。

 

 

コメント

  1. ちかちか より:

    こんばんは、そらはなさん。
    食べるものに薬を撒くって抵抗がありますね。私はプランターですが、今年のミニトマト、オクラはハマキムシにやられ、高温多湿で何かの病気で枯れてきて、もう終わりにしました。お店で売ってる野菜の見栄え、味には農家さんのご苦労があると思います。食料危機の時、最後に生き残るのは野菜の育て方を知ってる農家さんだけなのではないかと思うくらいです。
    家の前に耕せる畑があるそらはなさん、いいな。頑張って下さい!

    • そらはな より:

      ちかちかさんへ♪
      ハマキムシも強敵ですねー。
      植物を育てるって、ほんとに虫との闘いですよね。
      決められた用法容量を守って農薬を使わなければなりませんが、なんせ使い慣れていないのでなんだか怖い。
      だからこそ、きちんと説明書を読まなければならないのですよね。
      食糧危機になったとき、生き残れるようがんばります!(;’∀’)