その昔、芝生のお庭に憧れたこともありました。
家の前に芝生を敷こうと思ったこともありました。
しかし、芝生の維持管理は大変だということを知り、断念。
ところが、放置していた雑草地帯が、いまや芝生のようになってきています。
我が家の雑草地帯
放置していた雑草地帯は、実家側の土地。
我が家は二世帯住宅で、東側に実家、西側に我が家というつくりとなっています。
この東区(と呼んでいる)は、父が花や野菜などを育てていた場所ですが、父が亡くなったあとは、手が回らず放置。
▲2018年 東区 草刈直後
毎年夏には雑草天国と化すため、時おり電動草刈機で除草をしていました。(夫が)
夫だけに任せておけないと、女性にも扱いやすい電動刈払機を買って、私も何度か草刈をしたこともあります。

その東区の雑草地帯が、2年くらい前からなんとなく芝生のようになってきたのです。
昨年の夏、帰省した子どもたちにも「芝生にしたの?」と言われるほどに。

雑草が芝生のようになったわけ
今年8月の我が家のなんちゃって芝生です。↓
▲2023年8月 雑草が芝生のようにみえる
雑草なのでお手入れなどはしていません。
なので、近くでみると枯れたり禿げたりしていますが、遠目からは芝生のように見えなくもない。
▲雑草芝生化
毎年、草が伸びるとひたすら電動刈払機で刈っていただけなのですが、なんだか芝生っぽくなってきたのですよね。
ハマスゲという雑草
で、ちょっと調べてみたのですよ。
▲2018年 バラの花壇前の雑草
5年くらい前に広がっていた雑草は、葉っぱがやわらかく伸びると猫じゃらしのような穂がつく「エノコログサ」が主流でした。
根張は浅いので手でも抜きやすく、ポタジェガーデンを広げながら駆除していきました。
▲2023年8月 バラの花壇前の様子
現在は、ブロックを敷いたり花を植えたりしているので、エノコログサはあまり見かけなくなりました。
しかし、それに代わって増殖してきたのが「ハマスゲ」と呼ばれる雑草。
▲ハマスゲ・・・と思われる
ハマスゲは、地下に塊茎と呼ばれる球根のような部位があります。
掘り起こすと、10cmくらいの茎の層になっていて、おもしろいように塊で掘り起こすことができるんですよね。
暑さにも強く、どんなに葉を刈っても、茎が少しでも残っているとすぐに再生するんです。
ポタジェガーデン化で他の雑草は根こそぎ除去できても、ハマスゲだけは茎が残りどんどん増殖していったのでしょう。
もうこれはハマスゲ芝生でいいじゃん!
お金をかけて芝生を敷いたわけでもないのですから、枯れたら枯れたで別にかまわないし、定期的に刈っていけば芝生のようになるのですから、最強のエコ芝生ではないですか。
芝刈り機でさらに芝生化
今年のお盆は、帰省した長女と一緒にハマスゲ芝生の上にシートを広げ、寝っ転がってペルセウス座流星群を眺めました。
なんちゃって芝生とはいえ、ほどよいクッション性もあり、庭で夏の夜を楽しむことができました。
次男は「ここでサッカーできるようにゴール作ってよ」と言い出す始末。
▲手動芝刈り機購入
調子に乗った夫が、先日芝刈り機を買ってきました(・∀・)
芝刈り機をコロコロ転がすと、きれいに芝が刈れるんですねぇ。(ハマスゲだけど)
これなら、夏の早朝でも手軽に芝刈りができます。(電動刈払機は音がうるさいので早朝は使えない)
▲ハマスゲ芝生
芝生のお庭を夢見て、一度はあきらめたけれど、敵対していた雑草が芝生を作ってくれたという、なんとも皮肉なお話。
これからハマスゲがどのようになっていくかわかりませんが、芝生もハマスゲも、花壇も家庭菜園も、手を掛けなければ荒れていくのは間違いありません。
今後はローメンテナンスな庭造りを目指していきたいです。
コメント
わあ^0^・
芝生じゃないですか~♪
我が家の小さな庭は芝生を植えて5年目ですが、雑草は生えるし、ところどころ剥げたり、伸びて欲しくないところまで伸びたりと、なかなか大変です。。。
ローメンテナンスが一番ですよね。
この芝刈り機、いいですね! どこのメーカーだろう? 我が家はマキタなのですが、次はこれが欲しいかも!
でぶねこさんへ
でしょ、でしょ!!(^^)!
芝生に見えますよねー。
暑さもやわらいだ今は、もう少し青々としてきています、雑草が(^^;)
芝刈り機は、「ever green」と言うメーカーのものでした。
刈った芝を受けるカップが外れやすいのですが、なんせ初めての芝刈り機なので、こんなもんかなぁと思いながら使っています。
ただし、最近は涼しくなってきたので、やっぱり電動草刈機で一気にガーっと刈ってしまったほうが、手っ取り早いです。
ところどころ、土まで掘ってしまって剥げていますが、まぁ雑草なので気楽なもんです。