スポンサーリンク

アスパラガスの植え替えで大豊作!10年以上放置した株を掘り起こした結果

*この記事は、2019年3月にアップしたものを加筆修正しています。

 

アスパラガスは3~4年経つと根が混み合い、成長が鈍るため、植え替えをした方が良いとされています。
植え替えに適した時期は、株の休眠期である晩秋(11月頃)から早春(3月頃)までの間です。

我が家のアスパラガスは、10年以上同じ場所に植えっぱなしでした。
それでも毎年少しずつ収穫できていたので特に手をつけなかったのですが、「もっと収穫量を増やしたい!」と思い、思い切って移植することにしました。

スポンサーリンク

アスパラガスの掘り起こし作業

長年放置していたアスパラガスは、想像以上に根が広がっていて、掘り起こすのが大変!

まず、株から30cmほど離れた場所にスコップを差し込みました。

▲アスパラガスの根 かなり寸断

しかし、案の定、根を思いっきり寸断…。
アスパラガスの根は真下に伸びるのではなく、横方向に広がる性質があるため、もっと遠くから掘るべきだったと反省しました。

そこで今度は、1mほど離れた場所から慎重に掘り進めました。
しかし、それでも根は想像を超える広がり方をしていて、スコップだけでは無理があり、途中から手掘りで発掘作業に切り替えました。

▲一番大きな株は手掘りした

最終的に、2時間かけてようやくすべての株を掘り出し完了!
根が密集しすぎていて、もっと早く植え替えすればよかったと痛感しました。

スポンサーリンク

アスパラガスの植え替え手順

掘り起こしたアスパラガスは、畑の西側にまとめて植え替えました。

① 土を耕し、柔らかくする

まずは、植え替え場所の土をしっかりと耕し、フカフカの状態にします。
アスパラガスは根を深く張るため、できるだけ深く耕しておくのがポイントです。

② ハイポネックス(1000倍希釈)を撒く

植え付け時にハイポネックスの希釈液を土に撒き、養分を補給します。
これにより根付きが良くなり、順調に成長しやすくなります。

③掘り起こした株を放射状に広げて植える

アスパラガスの株は、掘り起こしたまま植えるのではなく、適度に分けて、根が放射状に広がるようにして植え付けます。

④軽く土をかける

最後に株が隠れる程度に軽く土をかけて完了です。
植えた直後にたっぷりと水を与え、根付きを促します。

こうして無事に植え替え作業が完了しました。

移植後のアスパラガスの成長

移植1年目(その年の春)

植え替えた年は、予想通りまったく収穫できませんでした。
しかし、細い芽が次々と伸びてきて、夏の終わり頃には数本のアスパラガスが生えてくるように。

▲植え替えた年の夏には数本のアスパラガスが収穫できた

根がしっかりと張っている証拠です。

移植2年目(翌年の春)

翌春、アスパラガスはニョキニョキと大量に発芽してきました。

▲こんなにいっせいに出てきたのは初めて!

この年は大豊作となりました。
なんと、数日おきに10本以上収穫でき、それが1ヶ月以上も続きました。

植え替えによって根が活性化し、収穫量が一気に増えたのかもしれません。

アスパラガスの種と雄株・雌株の違い

ところで、アスパラガスには種があるのをご存知ですか?
夏が過ぎると、アスパラガスの一部が赤い実をつけます。

▲アスパラガスの赤い実

この実の中には種が入っていますが、すべての株に実がなるわけではありません。

実をつけるのは「雌株」のみで、雄株と雌株では特徴が異なります。

✅ 雄株 → 茎が揃いやすく、収穫量が多い(露地栽培向き)
✅ 雌株 → 太くて品質が良い(ハウス栽培向き)

我が家のアスパラガスは、毎年赤い実をつけるので雌株なのだということを、初めて知りました。

まとめ

アスパラガスの植え替えは手間がかかりますが、翌年には驚くほどの収穫が期待できます。

また、雌株と雄株の違いを知ると、育てる楽しさがさらに増しますね。


▲植え替えした翌年はアスパラガス大豊作

ほったらかしでも、毎年芽を出すアスパラガスは、春の味覚として食卓を彩ってくれます。

************************************

【追記】
この記事をアップしてから、あっという間に6年の月日が流れました。
今年は、植え替えせねば・・・と思っていますが、果たしてできるのか・・・?

 

できました!↓

6年ぶりにアスパラガス植え替え決行!
春になると、畑でやることが一気に増えてきますよね。その中で、ず〜っと気になっていたのがアスパラガスの植え替え。「そろそろ...

 

 

コメント