昨年、自家採取したゴーヤの種。
大切に保管していたので、なるべく多くの種が発芽してくれたらいいのですが、そうはいかないのが自家採取の種。
そこで、種の外見だけを見て発芽しやすいかどうかわかれば、過度の期待や無駄な時間を費やさなくても済みますよね。
というわけで、今年はゴーヤの種を土に植える前に、この目で発根を確認しようと思いました。
ゴーヤの根だし
昨年、自家採取したゴーヤの種は全部で21個。
これらを、濡らしたキッチンペーパーの上に置き、常時湿っているような状態にします。
そして、トレイごと電気マットの上に置き、新聞紙を被せておきます。
これにより、ゴーヤの発芽適温25℃くらいが保てますので、うまくいけば、7日~10日でゴーヤは発芽するはずだと見込んでおりました。
すると。
5日め。
2つの種の尖がった先端部分から、白い根が出てきました。
6日めになると、さらに3つ目の種が発根。
前日発根した種は、すでに硬い殻を勝手に脱ぎ捨てています。
その後、ゴーヤの種は毎日1つ、2つと発根していき、9日めには全部で18個の根出しを確認することができました。
しかし、残る4つの種は10日が過ぎても、発根しませんでした。
つまり、ゴーヤの種の発芽率は18/21=85%でした。
数字だけみると、ゴーヤの種の発芽率は意外と良いほうですよね。
根出しでわかったこと
昨年までは、種を最初から土に蒔いていたので、根や芽がどこから出てくるのかわかっていませんでした。
ゴーヤの根は、種の尖った部分から最初に出てくるんですね。
そして、根が出た翌日にはもう双葉が顔を出す準備をしているんですね。
その双葉の大きさは、種の殻の大きさに比例していると思いました。
また、発根しなかった4つの種に共通することは、全部が白っぽい種だったということ。
最初に種をトレイに並べた時、白っぽい種は下の方に置いています。
未熟な種だと予想がついていたので、下方に並べたのですが、やはり発根しませんでした。
ということは、良い種の見分け方は、手っ取り早く色で判断するのが良いのではないかと思います。
種の形や大きさや厚さは大差がなかったけれど、成熟した良い種というのは色が濃くなっているんですね。
さらに、種も大きければ双葉も大きい。
双葉が大きければきっと丈夫であると思われるので、その後の成長もきっと良いはずです。
よって、自家採取のゴーヤの種の選抜総選挙の基準は、色黒であることと、種が大きいということ。
利き酒マスターのように、はたまた、ひよこ鑑定士のように、パパパッと種を選抜し、確実に発芽するものだけを植えていけたらいいなぁ・・・と、思うのでありました。
ちなみに、ゴーヤの種の発芽率を高めるための小技なんてものがありますが、昨年実験してみて大差がないということがわかっています。

ゴーヤの種は、発芽率を高める技よりも、発芽する種を選抜する目を持つほうが、確実です。
まぁ、当たり前のことですよねー。
育てるって楽しい!
それが子どもであっても、野菜や花であっても!
今年の家庭菜園も、アーダコーダと悩みながら、いろんなことをやっていきたいと思います。
コメント
ご無沙汰しています。
理科の実験みたいで、楽しいですね。
私はパプリカの種を同じように発根させてみました。この後どうする?とか
何も考えずに、上手く行ったら儲け物、という感じでプランターに植えてます。でもだんだん欲が出てくるんですよね。野菜クズを埋めたプランターからカボチャの葉がわさわさしてます。
なんとか収穫できるよう頑張ります。
そらはなさんのブログには気持ちが触発されることが多くて、いつも楽しみです
ちかちかさんへ♪
こんにちは(#^^#)
そうそう、まるで実験のようで楽しいです。
そして、失敗してもいいや・・・と思いながらも、だんだん欲が出てくるのも一緒です~!(^^)!
パプリカの種とは、収穫した中から採った種ですか?
あんな小さな種から発芽したら、うれしくて小躍りしますねー。
野菜クズから育つかぼちゃも楽しみですね!(^^)!