娘が通う大学から、授業料納付期限をお知らせするハガキが届きました。
新型コロナウィルスの影響で、5月に納付するはずの前期授業料は、8月末に納付することになりました。
また、4月からの授業はすべてリモートとなり、さらに年内の授業もオンラインでやることになった模様です。
娘の口座に前期授業料を送金しながら、これまでかかった費用をまとめました。
大学生1人暮らしの家賃
娘が暮らすアパートの家賃は42,000円(端数切捨て)。
物件を探す時の条件は、トイレバス別で2階以上、大学から徒歩圏内というものでしたが、ほぼ条件に合った部屋を決めることができました。
一般的に家賃は、住む地域や物件の立地によって大きく違ってくるものですが、首都圏に住む大学生の平均家賃は5~6万円といいます。
また、セキュリティ面を考慮して、男子よりも女子のほうの家賃が高くなる傾向があります。
ちなみにうちの長男が大学生だった時の家賃は45,000円(首都圏)、次男は44,000円(東北地方)でしたので、娘の家賃が一番安いです。
しかし、娘が暮らすアパートのほうが断然条件のよい物件ですので、住むエリアによってかなりの格差があるのだということがわかります。
大学生の光熱費
娘の光熱費としての予算は10,000円とみています。
水道、電気、ガス料金の他、NHK受信料も含んでいます。
昨年1年間の娘の光熱費をみてみると、ほぼ予算通りで収まっていました。
娘への仕送りは、娘名義のゆうちょ銀行へ振り込んでいて、娘がキャッシュカードを持ち、私が通帳を持って時々記帳して確認しています。
冬の暖房はエアコンのみなので、冬場は電気代が高くなります。
お風呂のお湯はガスで沸かしているので、やはり冬は高めです。
大学生の食費
食費としての予算は月30,000円。
自炊の食材だけではなく、友人たちとの外食費も含んでの予算です。
単純計算すると、1日1,000円です。
どういう使い方をしているかはわかりませんが、娘はそこそこ自炊したり、大学にお弁当を持参したりしているようなので、それなりにがんばっているのでしょう。
しかし、今年度は新型コロナウィルスの影響で、ほぼ自室にこもりがち。
学食やコンビニで昼食をとる機会も大幅に減り、また、サークル活動も自粛中で、友人たちと外食する機会も減ったので、食費はかなり節約になっていると思われます。
また、結婚式場で音響担当のバイトをしていましたが、4月以降の結婚式はすべてキャンセルとなり、バイトもお休み中です。
しばらくおとなしくしているかと思いきや、現在かき氷屋さんで夏の短期バイトをしているとのこと。
娘いわく、部屋にとじこもっていると、なにかしなくては、という焦りが出てきてのバイトだそうで。
社会との接点が欲しいのでしょうね。
気持ちはわかるので、「感染予防に努めてがんばって」と言うしかありません。
大学生の通信費
娘のスマホは私名義ですので、料金は私が払っています。
しかし、楽天ポイントを使っているので、毎月ほとんど0円です。
また、娘のアパートには無料Wi-Fiがついているので、パソコンを使うための通信費もかかりません。
よって、娘の通信費はほとんど0円ということになります。
アパート選びは、無料Wi-Fiがあるのと無いのとでは、4年間でも差が出てくるものです。
長男や次男のアパートにはWi-Fiはありませんでしたから、携帯電話料金の他、パソコン接続のためWi-MAX(月額3,000円ほど)を契約していました。
大学生の娯楽・交際費
娘への仕送り額は、月5万円です。
これは、食費に3万円、光熱費に1万円、残る1万円が日用品費や雑費となります。
娯楽や服飾にかかるお金は、バイトで賄いなさいと話しています。
そのバイトも危ういものとなったので、国からの一人10万円の支給は、娘へ全部渡しました。
大学生の一人暮らしにかかるお金
毎月の生活費や仕送りの他、大学の授業料はもちろんのこと、不定期に発生する教科書代や授業の教材費など、娘にかかった費用はすべて「教育費」として家計簿に記しています。
長男、次男とも文系でしたので、教科書代や教材費ってあまりかからなかった記憶があるのですが、理系だと授業で使う教材費がかかるものだと実感しています。
そんなわけで、一人暮らしをする大学生リケジョの場合の毎月かかる費用をまとめました。
大学1年 | 大学2年 | 大学3年 | |
---|---|---|---|
4月 | 153,000円 | 102,000円 | 383,000円⑤ |
5月 | 407,000円① | 366,000円① | 93,000円 |
6月 | 102,000円 | 119,000円 | 100,000円 |
7月 | 138,000円 | 255,000円③ | 105,000円 |
8月 | 107,000円 | 93,000円 | 360,000円② |
9月 | 94,000円 | 93,000円 | |
10月 | 94,000円 | 105,000円 | |
11月 | 384,000円① | 390,000円① | |
12月 | 108,000円 | 122,000円 | |
1月 | 92,000円 | 109,000円 | |
2月 | 100,000円 | 92,000円 | |
3月 | 98,000円 | 367,000円④ | |
合計 | 1,877,000円 | 2,213,000円 |
*端数切捨て
5月と11月は、大学の授業料の支払いがあるため高くなっています。(①)
また、新型コロナウィルスの影響で、今年度は5月の授業料を8月に納付しています。(②)
帰省のための交通費や、コンタクトレンズ購入、その他いろいろ娘がいることでかかった費用はすべて集計しているので、名もなき家事ではないけれど、名もなき子ども費というのがちょいちょい発生します。
昨年20歳になった娘の国民年金保険料は、7月に年度末分まで一括前納しているので、この月も高め。(③)
また、今年の3月には自動車学校へ通い運転免許を取ったので、その費用が含まれています。(④)
さらに今年の4月には、国民年金保険料を2年一括前納しました。(⑤)
娘への仕送りは、毎月92,000円ですが、授業料なども含めると年間180万円以上かかります。
それに国民年金保険料をプラスすると、年間200万円は超えることになります。
さらに自動車学校の費用も含め、大学2年生でかかった費用は総額2,213,000円。
ざっくりと単純計算しても、大学4年間では800万円を超えるでしょう。
入学時の引越し費用や入学金、卒業時の引越し費用など諸々合わせると1,000万円はかかる想定です。
文系の長男や次男も、大学4年間では1,000万円近いお金が飛んでいきました。
節約は一生続く
我が家では、子どもたちが学ぶことに関して希望すれば、可能な限り応援してあげたいという教育方針です。
大学3年生の娘が、今後どういう方向へ進んでいくのかわかりませんが、いざと言う時のためにも、私の節約生活はまだまだ続きます。
そして、節約生活とはお金を使わない生活なのではなく、「足るを知って」「メリハリある使い方」をすることだと思っています。
たとえ子どもたちが独立しても、節約は一生続くのです。
さて、長男、次男に続き、娘を社会へお返しするまであと少し。
私も、感染予防に努め、健康で働けるよう、もう少しがんばらなくては・・・。
*この記事は2020年4月にアップしたものを加筆修正しました。
コメント
そらはなさん、こんにちは。シナモンです。
そらはなさんの家計簿を見て、ウチ(私大理系自宅生)も国公立で自宅生だったら、大学でかかるお金が4分の1〜3分の1程度だったんだなと改めて思います。
国も幼児教育無償化にするくらいだったら、大学の授業料を全体的に少し下げて欲しいです。今年は二女の国民年金の支払いも始まります。2年間のまとめ払いの予定ですが、来年の4月は授業料とダブルで大金が出て行きそうです。
シナモンさんへ♪
大学はお金がかかりますが、自宅から通える範囲に希望する大学があれば、それが一番ですよねー。
都会は選択肢がたくさんあってうらやましいです。
そうだ!うちも、今年から国民年金の支払いが始まるんだった!
そらはなさん、こんにちは。シナモンです。
コロナの影響で、夫はテレワーク、学生の長女も二女もほぼ家にいます。二人ともバイト先ではマスクの支給も止まり、持参です。アルコール消毒はあるそうですが。
家族がほぼ家にいるので、3月の食費、日用品費がかなりアップしています。4月以降もしばらくこの状態が続きそうです。でも、家族が健康でいることが一番の節約になりますから、仕方ないですね。この状態が早く収束してくれればと願ってますが、まだ先が見えないですね。
シナモンさんへ♪
ウィルスは目に見えないからやっかいですね。
震災の時のように、直接目に見える被害はわからないけれど、コロナの影響で日常生活にいろんな影を落としていますね。
うちは3人の子どもたちが遠く離れて暮らしているけれど、各自がそれぞれその地でがんばってくれればいいなぁと願っています。
でも、本当に早く収束してほしい・・・。
わが家は今月からいよいよW大学生→W仕送りのスタートです。
収入アップを目指して正社員に復帰しました。責任もストレスも大きくなるけれど、わが子の夢を叶えるためなら頑張れそうな気がします。この気持ちがわが子に届きますように…
そして、収入が増えても、今までと変わらず節約生活を楽しみたい!
大学の入学式中止や講義開始の延期などには複雑な思いもあるけれど、目の前のことを大切に、誠実に過ごしていきたいと思います。
さくらゆさんへ♪
W仕送りスタートですか!
我が家も経験があるだけに、本当に本当にがんばってください(#^^#)
親は、我が子のためならなんだってできるもんです。
そして、おっしゃる通り、収入が増えても今まで通りの生活を続けることで、後々の暮らしがきっと豊かになると信じてやるしかないです。
今年の新入生、新社会人の方は、本当に大変だと思いますが、置かれた状況はみんな一緒ですから、自分ができることをやるしかないですね。
誠実に過ごすって、すごく大事なことなんだと、つくづく思います。
こんにちは。私の周りには自宅外の大学生がいないので、いつも参考になります。我が家も年金が始まり、そらはなさんを参考に二年一括にしましたが、支払いはまだです。
うちは院に進む予定なので、上の子が大学院、下の子が大学の二年後が教育費のピークです。
下の子が自宅外の進路を選んでもいいように日々節約に努めています。
感染者の多い地域なので不安ですが、見守るしかないですね。
つばめさんへ♪
通学圏内に行きたい大学があるという環境が、一番節約できるパターンですよね。
だけど、大学は学びたいことがある大学に行きたいだろうから、こればかりはどうにもなりませんものね。
つばめさんのおっしゃる通り、子どもがどういう進路を選んでも応援してあげられるよう、親にできることは経済的援助です。
だから私も、節約生活は一生続くのだと思っています。