「ふくたち」という野菜をご存知ですか?
秋田県内にしか流通していないと言われるふくたちですが、私自身もその存在を知ったのは数年前。
今が旬の冬野菜ふくたちは、最高においしい時期を迎えています。
甘い野菜ふくたち
ふくたちってなんぞや?
と思われた方。
見た目は白菜と似ていますよね。
それもそのはず。ふくたちの種は白菜の種だからです。
白菜は、通常夏に播種して冬に収穫しますが、秋に播種して越冬させ、結球させないで収穫したものを、ふくたちと呼んでいます。
寒さの中で育つふくたちは、甘味が増して白菜の味とは別物となります。
おひたしや炒め物でいただきますが、私はからしマヨ醬油和えが一番好きです。
作り方は至って簡単です。
まずは、根元に十字に切れ込みを入れます。
沸騰したお湯に塩少々を入れて、芯の部分から先に入れて30秒ほど。
その後、葉っぱの部分まで全部お湯の中にいれて30秒ほど。
3分ほど茹でると良いそうですが、私はシャキシャキ感を残したいので茹で時間は1分です。
あとは、冷水にさらして粗熱を取り、水気をギュッと絞ってから、マヨネーズ+醬油+からしを混ぜたものと一緒に和えます。
これがめちゃくちゃおいしくて、一人で2株はペロリと食べられるほど。
白菜とは全然違ったおいしさですよ~。
お正月に帰省した子どもたちが、「これ、なんていう野菜?」「おいしい!」と言っておかわりをするほど大好評でした。
これから春を迎えるにあたり、ふくたちは「トウ立ち」をしますが、トウ立ちしたふくたちは、さらにおいしさが倍増するそうですよ。
トウ立ちした野菜は、おいしくないというイメージがありましたが、トウ立ちしたふくたちはさらに価値が出るそうですから、なんとも不思議な野菜です。
秋田県内のお店でも、必ずしもあるとは限らないので、スーパーなどでふくたちを見かけたら必ず買うようにしています。
だって幻の冬野菜なんですもの。
白菜とは全然別物のふくたち。
全国に広がるといいなぁ。
余談ですが
うちの冷蔵庫はおしゃべりです。
話しかけると、アプリに買いたいものをメモ(登録)してくれます。
そこで、絶対にわかってくれないと思いつつ、冷蔵庫に向かって「ふくたち」と言ってみました。
案の定
「洋服は音声では登録できません」と、ピシャリと跳ね除けられました。
ですよね・・・。
でも、「服たち」と言ったわけじゃないのよね。
コメント
そらはなさん、こんにちは。
服たちではなくて「ふくたち」おいしいですよね。
ほんと幻の野菜、秋田県内でもなかなか見かけないですよね。
私のお勧めの食べ方は茹でてから刻み、鰹節をかけ、味どうらくの里をかけること。そして一番は茹でてから刻み、味噌と味醂で漬け込むこと、母は味噌押しと言っていました。お試し下さい。
そらはな農園のふくたち、今年育成してみてはいかがですか?レポートお待ちしております。
乙女座の乙女さんへ
鰹節&味どうらくの里・・・もうこれだけで美味しいと想像ができます!(^^)!
味噌とみりんに漬け込む・・・というのは、漬物のようにするってことですよね?
やってみます~(^^♪
白菜すら育てたことがないので、ふくたち栽培はハードルが高そうですが、何事もチャレンジ&経験あるのみ!ですよね。